当サイトには広告が含まれます ゲーミングモニター

LG「27G411A-B」徹底レビュー|特徴&スペック解説

「27G411A-Bはどんなゲーミングモニター?機能やスペックについて知りたい。」

このような悩みに答えます。

本記事の内容

  • 「27G411A-B」の特徴とスペック情報
  • 「27G411A-B」の基本仕様まとめ

この記事では、LG(エルジー)製「27G411A-B」の特徴や基本仕様をまとめています。

また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!

27G411A-Bの基本スペック

パネルサイズ27インチ
パネルタイプIPS
解像度1920×1080
リフレッシュレート144Hz(OC)
視野角水平178°/垂直178°
(CR≧10)
輝度250cd/m2
コントラスト比1500:1
応答速度5ms GTG
(応答速度Faster設定時)
最大表示色約1677万色
色域sRGB 99%
HDRHDR10
スピーカー-
サイズ(約)612×452×220mm
重量(約)2.9kg
接続HDMI
DisplayPort
ヘッドホン
消費電力オンモード22W
主な付属品スタンド一式
電源コード(1.5m)
AC-DC アダプター
HDMIケーブル(1.5m)
クイックセットアップガイド
保証書
※2025年11月時点

モニターの概要と注目ポイント

https://www.lg.com/jp/monitors/gaming-monitors/27g411a-b/

27インチ×IPSパネルが生む扱いやすさと高い汎用性

LG「27G411A-B」は、1万8000円台という手頃な価格ながら、IPSパネル・120Hz(OC時144Hz)・HDR10など、ゲーミングと映像視聴の双方に適した性能を備えるモニターです。

27インチというやや大きめのサイズは、ゲーム画面の迫力と作業スペースの広さを両立でき、FPSやTPSのような視界が重要なジャンルでも余裕のある視認性を発揮します。

IPSパネルらしい自然な色合いと発色の良さは、動画視聴やブラウジングにも向いており、イラスト制作のようなクリエイティブ用途にも対応できる器用さがあります。

エントリークラスでありながら視野角が広く、部屋のどこから見ても色の変化が少ないため、家族で動画を見る場合にも快適です。

PS5にも最適なスペックと優れた応答性

120Hzのリフレッシュレートは、PS5の120Hzゲームと相性が良く、PCゲームでも高速描写の恩恵をしっかり受けられます。

オーバークロックを有効にすれば最大144Hzまで対応し、FPSゲームではより滑らかな動きに近づきます。

応答速度は標準で5ms(GTG)ですが、独自の1ms Motion Blur Reduction(MBR)を使うことで残像感を軽減でき、動きの激しい場面でもターゲットを視認しやすくなります。

軽量で応答性が高いため、エントリーゲーマーのステップアップ用としても優れた選択肢となるでしょう。

さらに、FreeSyncとG-SYNC Compatibleの両対応によって、ティアリング(画面ズレ)やスタッタリング(カクつき)を抑えたスムーズな映像が得られます。

色域や色の再現性

IPSパネルがもたらす自然な発色と広い視野角

IPSパネルはTNより発色が良く、VAよりも色の正確さが安定しているため、写真家やデザイナーにも支持されています。

本機では左右・上下178°の広い視野角を確保しており、斜めから見ても色の変化が少なく、複数人で画面を共有する場面でも自然な映像を保てます。

また、IPSパネル特有の自然な色表現は、ゲームだけでなく動画視聴や写真編集にも向いています。

細部の色が破綻しにくいため、キャラクターの肌色や背景のグラデーションなども綺麗に表現されます。

ブルーライト低減モードやフリッカーセーフにも対応しているので、長時間作業時の目への負担を軽減しやすい点も評価できます。

HDR10×sRGB 99%で階調豊かな映像表現

色域はsRGB 99%をカバーしており、Web制作・写真加工・趣味の動画編集などにも十分対応できる性能です。

特別に広色域というわけではありませんが、一般的なゲーミングモニターとしては標準以上で、価格帯を考えると優秀な部類に入ります。

HDR10対応により、明るい部分の輝きや暗い部分のディテールが向上し、SDRとは明確に違う奥行きのある映像になります。

ただし、輝度250cd/㎡はHDRコンテンツに対してやや控えめで、明るい部屋ではHDRらしさが薄く感じる場合があります。

室内の照明環境によって見え方が変わるため、できれば直射日光が当たらない環境で使うと本来の画質を楽しめます。

機能性

https://www.lg.com/jp/monitors/gaming-monitors/27g411a-b/

120Hz+1ms MBRが生むクリアな動きと視認性

ゲーミング性能を語るうえで欠かせないのが、120Hzリフレッシュレートと1ms Motion Blur Reductionの組み合わせです。

一般的な60Hzのモニターと比べて動きが2倍滑らかで、残像が少ないため、視界がクリアに保たれます。

特にFPSやレースゲームのような高速移動が多いタイトルでは、敵の動きや背景の流れが把握しやすく、ゲーム体験が大きく向上します。

MBRはバックライトの制御によって残像を低減する機能であり、銃撃戦のように動きの激しいシーンでも視認性を高めたいユーザーに有効です。

ただし、VRR(可変リフレッシュレート)が無効になる点には注意が必要で、ティアリング対策を優先したいならFreeSync/G-SYNC Compatibleを使うほうがよい場合もあります。

ゲームアシスト機能が豊富でFPSプレイヤーにも対応

本モデルには、FPSゲームの勝率を支えるためのアシスト機能が多数搭載されています。

  • DAS(Dynamic Action Sync)モード
    映像処理を最適化し、入力遅延を最小限に抑える機能。自動でONになるため、設定しなくても遅延の少ない快適なプレイが可能です。
  • ブラックスタビライザー
    暗所を明るく補正し、隠れた敵を見つけやすくします。夜のマップや屋内戦で特に有利に働き、視認性の悪さを補うのに役立ちます。
  • クロスヘア機能
    画面中央に照準を表示し、エイムの補助として機能します。FPS初心者やコントローラー操作が苦手なユーザーにとっては心強いサポートです。
  • FPSカウンター
    現在のフレームレートをリアルタイムで確認でき、PCのパフォーマンス調整にも役立ちます。

総合的に見て、本機は“価格以上のゲーミング支援機能”を備えており、エントリーゲーマーにとって十分すぎる機能性を持っています。

接続性

DisplayPort+HDMIで幅広いデバイスと接続可能

入力端子はHDMI×1、DisplayPort 1.4×1、ヘッドホン端子×1というシンプルな構成です。

必要最低限ではありますが、PCとPS5を同時接続できるため、モニターを切り替えながら使うことができます。

PS5は120Hz出力に対応しており、本機の性能を最大限に引き出せます。PCで使う場合はDisplayPortの使用が推奨され、144Hzのオーバークロックを試す際もDP接続が安定します。

設置しやすい省スペースデザインと軽量構造

重量3.8kg(スタンド込み)と、27インチとしては軽量で扱いやすいのが特徴です。3辺フレームレスのスリムボディはデスク周りを圧迫せず、マルチモニター構成にも向いています。

また、消費電力が22Wと比較的低く、長時間ゲームや作業を行うユーザーにとっても電気代を気にせず運用できます。

こんな人におすすめ!

https://www.lg.com/jp/monitors/gaming-monitors/27g411a-b/
  • 2万円以下で高コスパなゲーミングモニターを探している人
  • 家庭用ゲーム機用で120Hzが出れば十分な人
  • FPS・TPSを中心にプレイしたい初心者〜中級者のゲーマー
  • 動画視聴や作業にも使える27インチが欲しい人
  • ブラックスタビライザーや照準表示などサポート機能を重視する人
  • モニターアームを使う予定で、軽量なモデルを求めている人

注意点やデメリット

スタンド性能とスピーカー面での不足

スタンド機能はチルトのみで、高さ調整・回転は非対応です。長時間作業やゲームを行う場合、自分の目線に合わせた調整が難しく、姿勢に影響が出る可能性があります。

また、スピーカー非搭載のため、音を出すにはヘッドセットや外付けスピーカーが必須となります。

輝度・画質面の弱点とオーバークロックの注意点

前述の通り、輝度250cd/㎡は、明るい部屋ではやや不足する場合があります。

特に日中の窓際などでは、黒が浮いて見える、画面が白っぽいと感じやすいため、遮光カーテンや照明調整を行うとベストです。

さらに、オーバークロック(144Hz)は自己責任であり、メーカー保証外。無効になったり、動作が不安定になったりする可能性があるため、基本的には120Hz運用が安全です。

まとめ

LG「27G411A-B」は、IPS×120Hz×HDR10というバランスの取れたスペックを備えながら、現時点で1万8000円台という高コストパフォーマンスを実現したモデルです。

FPS向けのアシスト機能が充実しており、PS5で120Hzプレイを楽しみたいエントリーゲーマーから、デスク環境を広げたいライトユーザーまで幅広くおすすめできます。

スタンド調整の少なさや輝度の控えめさといった弱点はありますが、価格帯を考えると十分納得できる範囲で、VESAマウントを使うことで使い勝手を改善できます。

軽量・スリムなデザインは省スペース環境にも適しており、初めての27インチゲーミングモニターにぴったりな1台となっています。

  • この記事を書いた人

ミルミル

PCゲーマー歴30年。PC・ゲーム・ブログを愛しています。 70000PV達成、Twitterフォロワー数1万人。 当ブログ「ゲームPCライフ」では、ゲームや仕事で極上の環境を手にしたい人に向けて、ゲーミングデバイスやPCに関する情報を発信しています。

-ゲーミングモニター
-