「27M2N3200L/11はどんなゲーミングモニター?機能やスペックについて知りたい。」
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- 「27M2N3200L/11」の特徴とスペック情報
- 「27M2N3200L/11」の基本仕様まとめ
この記事では、PHILIPS(フィリップス)製「27M2N3200L/11」の特徴や基本仕様をまとめています。
また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!
27M2N3200L/11の基本スペック
| パネルサイズ | 27インチ |
| パネルタイプ | IPS |
| 解像度 | 1920×1080 |
| リフレッシュレート | 180Hz |
| 視野角 | 178°(横)/178°(縦) |
| 輝度 | 300cd/m2 |
| コントラスト比 | 1000:1 |
| 応答速度 | 0.5ms(MPRT) 1ms(GTG) |
| 最大表示色 | 約1677万色 |
| 色域 | sRGB 128% DCI-P3 95% NTSC 110% Adobe RGB 109% |
| HDR | HDR10 |
| スピーカー | - |
| サイズ(約) | 615×463×196mm |
| 重量(約) | 3.82kg |
| 接続 | HDMI 2.0 DisplayPort 1.4 ヘッドホン出力 |
| 消費電力 | 通常動作時19.10W |
| 主な付属品 | DisplayPortケーブル(1.8m) HDMIケーブル(1.8m) 電源ケーブル(1.8m) クイックスタートガイド 保証書 ケーブル付属リスト ベーススタンド ベース支柱 VESAカバー |
モニターの概要と注目ポイント

180Hz×0.5msの高速性能でFPSに最適
PHILIPS「27M2N3200L/11」は、180Hzリフレッシュレートと0.5ms(Smart MBR)の高速応答を誇るゲーミングモニターです。
現在価格はわずか1万7000円台と非常に手頃ながら、上位モデルに匹敵するなめらかな映像体験を実現しています。
フレームレートが低いモニターでは、敵の動きがカクついたり、照準が合わせづらくなったりしますが、このモデルでは1秒間に最大180回の描画が行われるため、激しい戦闘シーンでも滑らかに追従。
特に「VALORANT」や「Apex Legends」のようなテンポの速いFPSでは、敵の動きを確実に捉えられるほどの応答性を発揮します。
また、Smart MBR機能をオンにすれば、動きの残像がほぼ消失。ブラーを気にせずエイムに集中できるため、競技シーンにおけるパフォーマンスを最大限引き出せます。
高発色IPSパネル×HDR対応で映像も美しい
このモデルは高速IPSパネルを採用しており、動きの速いシーンでもくっきりとした映像を維持します。
視野角も上下左右178°と広く、どの角度から見ても発色が崩れにくいのが特徴です。さらにHDR10対応により、明るい部分はより明るく、暗い部分はより深く表現されます。
これにより、映画やNetflixなどのストリーミングサービスでは、従来のモニターとは一線を画す立体的な映像が楽しめます。
IPSパネル×HDRの組み合わせは、ゲームだけでなくクリエイティブ作業や動画鑑賞にも適しており、普段使いにも十分対応できる万能モデルとなっています。
色域や色の再現性
DCI-P3 95%/sRGB 128%の高色域カバー率
「27M2N3200L/11」は、DCI-P3 95%、sRGB 128%という広色域をカバーしています。色の再現性が非常に高く、グラフィックの彩度や質感を忠実に表現できます。
特に、ゲーム内の草木や空のグラデーションなどが自然で、キャラクターのスキントーンもリアルに映し出されます。
sRGBを超えるカバー率によって、写真編集や映像制作のようなクリエイティブ用途にも使えるレベルです。
さらに、AdobeRGB 109%、NTSC 110%という数値も示しており、1万円台とは思えないほどの色再現力。発色の豊かさは、上位クラスのモニターにも匹敵します。
ゲーム配信者や動画編集を兼ねるユーザーにとっても、コスパ以上の色表現力を感じられるでしょう。
IPS+アンチグレアで長時間でも快適
光の映り込みを防ぐアンチグレア(ノングレア)加工を採用しているため、部屋の照明や日光の反射を気にせず使用できます。明るい部屋でも見やすく、長時間のプレイや作業にも目が疲れにくい設計です。
また、IPSパネル特有の均一な色表現により、角度を変えても色の変化が少なく、複数人でのゲーム観戦や映画鑑賞にも向いています。
コントラスト比は1000:1、SmartContrast有効時には80,000,000:1まで最適化され、映像の奥行き感をしっかりと表現してくれます。
機能性

G-SYNC/FreeSync対応でティアリングを防止
G-SYNC CompatibleおよびFreeSyncに対応しており、GPUとモニターのリフレッシュレートを同期させることで、画面の「ティアリング(映像のズレ)」や「スタッタリング(カクつき)」を抑制します。
高速なゲームプレイ中でも、映像の乱れや遅延を感じにくく、常に滑らかで安定した描写を維持します。
とくにFPSやアクションゲームでは、わずかな遅れが勝敗を分けることがありますが、本モデルならストレスを感じることなく反応できます。
また、低入力遅延技術も採用されており、キー入力から映像反映までの時間を短縮。素早い操作に正確に応えるため、対戦ゲームでの競争力が大幅に向上します。
ゲーマー向け補助機能が充実
PHILIPSは「快適なプレイ環境を手軽に」という理念のもと、ゲーム向けの細やかな機能を充実させています。
例えば、クロスヘア表示機能はFPSでの照準補助に役立ち、スコープなしでも正確に狙いやすくなります。また、Shadow Boostにより暗所が明るく補正され、敵が潜んでいても見逃しにくくなります。
さらに、SmartContrastはシーンに応じて明暗を自動調整し、映像全体をバランス良く最適化。ホラーやRPGなど、ジャンルを問わず映像が生き生きと感じられます。
接続性

HDMI 2.0+DisplayPort 1.4対応で柔軟な環境構築
映像入力端子には、HDMI 2.0×1ポートとDisplayPort 1.4×1ポートを搭載しています。
HDMIでも180Hz出力が可能ですが、より安定したフレームレートを求めるならDisplayPort接続がおすすめです。
ゲーミングPCはもちろん、PS5・Xbox Series X/S・Nintendo Switchなど幅広いデバイスに対応し、家庭用ゲーム機との相性も良好。
また、ヘッドホン出力端子を備えており、外部スピーカーやゲーミングヘッドセットを接続できます。
ヘッドホン出力あり・スピーカー非搭載の割り切り仕様
このモニターには内蔵スピーカーが搭載されていません。しかし、価格を抑えつつ映像性能を重視した設計であり、音質にこだわりたいゲーマーにとってはむしろ好都合です。
お気に入りのヘッドセットや外部スピーカーを接続することで、臨場感のある音響環境を簡単に構築できます。
映像と音を自分好みにカスタマイズしたい人にとっては、柔軟な設計と言えるでしょう。
こんな人におすすめ!

- FPSやTPSなど、反応速度が重要なゲームを楽しみたい人
- 高リフレッシュレートのモニターを1万円台で導入したい人
- HDR対応・高発色IPSパネルで映像の美しさも重視したい人
- 長時間プレイでも目が疲れにくいモニターを探している人
- スタイリッシュで軽量な27インチモニターを使いたい人
- G-SYNC/FreeSync対応の滑らかな描画を体感したい人
注意点やデメリット
スタンド機能が限定的(チルトのみ)
価格を抑えるために、スタンドの機能はチルト(上下角度調整)のみ。高さ調整や回転機能は非対応です。
そのため、自分の視線や机の高さに合わせたい場合は、モニターアームの導入を検討するとよいでしょう。
VESAマウント対応(100×100mm)なので、自由なレイアウトが可能です。コスパ重視モデルとしては妥当な設計といえます。
スピーカー非搭載・HDR輝度は控えめ
前述の通り、内蔵スピーカーがないため、サウンドは外部デバイスに依存します。また、HDR10対応ではあるものの輝度は300cd/m²と標準的な明るさで、HDR映像のピーク輝度には届きません。
そのため、「HDRの迫力をフルで体感したい」というよりも、「色の深みを楽しめる補助機能」として捉えるのがベストです。
ただし、この価格帯でHDR10・IPSパネル・180Hz駆動・G-SYNC対応をすべて備えている点は驚異的で、総合的な満足度は非常に高いといえます。
まとめ
PHILIPS「27M2N3200L/11」は、180Hz・0.5ms・IPS・HDR10対応という高性能をわずか1万円台で実現した、まさにコスパ最強クラスのゲーミングモニターです。
動きの速いFPSゲームで圧倒的な滑らかさを体感でき、発色も鮮やか。デスクワークや日常使いでもストレスを感じません。
G-SYNC/FreeSync対応で映像のズレやカクつきも防ぎ、低入力遅延による操作レスポンスの良さも魅力です。
一方で、スタンド機能やスピーカー非搭載などの制約もありますが、それらを差し引いても価格以上の価値があります。
「初めてのゲーミングモニターが欲しい」「低価格で高性能を求めたい」という人にとって、27M2N3200L/11は間違いなく有力候補になるでしょう。

