「GS27FC2はどんなゲーミングモニター?機能やスペックについて知りたい。」
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- 「GS27FC2」の特徴とスペック情報
- 「GS27FC2」の基本仕様まとめ
この記事では、GIGABYTE(ギガバイト)製「GS27FC2」の特徴や基本仕様をまとめています。
また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!
GS27FC2の基本スペック
| パネルサイズ | 27インチ |
| パネルタイプ | VA/1500R |
| 解像度 | 1920×1080 |
| リフレッシュレート | 240Hz |
| 視野角 | 178°(H)/178°(V) |
| 輝度 | 350cd/m2(TYP) |
| コントラスト比 | 3000:1 |
| 応答速度 | 1ms(GTG) |
| 最大表示色 | 16.7M |
| 色域 | sRGB 125% |
| HDR | HDR10 |
| スピーカー | - |
| サイズ(約) | 610.5×434.4×205.4mm |
| 重量(約) | 3.62kg |
| 接続 | HDMI×2 DisplayPort イヤホンジャック |
| 消費電力 | 20W |
| 主な付属品 | スタンドベース スタンドライザー 電源ケーブル HDMIケーブル クイックスタートガイド 保証カード |
モニターの概要と注目ポイント
https://www.gigabyte.com/jp/Monitor/GS27FC2
1500Rの曲面パネルが生む、圧倒的な没入感
GIGABYTE「GS27FC2」は、27インチ・1500RのSuper Speed VAパネルを採用した、2万円台とは思えない没入感が魅力のゲーミングモニターです。
湾曲パネルの最大の特徴は「画面全体が視界に自然に入りやすい」という点で、正面だけでなく左右端の情報も見やすくなります。
これは特にFPS、レース、RPG、SLGといったジャンルで効果を発揮し、画面の奥行きや立体感が増すことで、よりゲーム世界に入り込んだような感覚を味わえます。
1500Rは人間の視界のカーブに近いとされ、曲面モニターの中でも強すぎず弱すぎない絶妙なバランスです。
数時間プレイしても視線移動が楽で疲れにくいというメリットもあります。また、視界の中心に意識が向きやすくなるため、ゲーム中に集中力が途切れにくい点も見逃せません。
映り込みを抑えるノングレア加工
さらに、Non-glare(非光沢)処理により外光の映り込みを抑えており、日中の明るい部屋やライトの多い環境でも見やすさを維持。
ゲームだけでなく作業や動画視聴にも向いている設計です。VAパネルらしいコントラストの高さも合わさり、夜景や暗いシーンでの雰囲気がしっかり出る点も魅力です。
240Hz×1msの高速表示がFPSで本領発揮
GS27FC2は最大240Hzのリフレッシュレートに対応しており、一般的な60Hzモニターの4倍もの描画更新が可能です。
これにより、動きの速いゲームでも滑らかで遅延の少ない映像が表示され、敵の動きが追いやすくなるほか、違和感のないスムーズなカメラ操作が可能になります。
応答速度は1ms(GTG)で、急激な色の切り替えにも素早く反応し、残像やモーションブラーの発生を最小限に抑えます。
従来のVAパネルは応答速度が遅いという印象を持たれがちですが、Super Speed VAパネルを採用することでTNに迫る速さを実現。
FPSやTPS、音ゲーや格闘ゲームなど、瞬時の画面切り替えが要求されるタイトルでも性能を最大限発揮します。
色域や色の再現性
sRGB 125%の広色域で鮮やかなビジュアル表現
本モデルは sRGB 125%という非常に広い色域に対応しています。一般的なゲーミングモニターの標準が100%前後であることを考えると、色再現性の高さは大きな長所です。
色鮮やかでメリハリのある画面表示が可能で、ゲームの世界観をより豊かに感じられます。
明るさは350cd/m²と十分な数値で、日中の部屋でも暗すぎず、配信映像や動画視聴にも向いています。
色の表情が豊かなので、風景表現の多いRPGやオープンワールドゲームでは特に映え、草木の緑や空の青、光の表現がより印象的に描かれます。
3000:1の高コントラストで暗部が引き締まる
VAパネル特有の優れたコントラスト比により、黒の締まりが非常に良い点も特徴です。
暗いシーンが多いホラーゲームやサバイバルゲームでは没入感が増し、夜の場面でもIPSのような「のっぺりしたグレー」になりにくく、しっかりと深い黒が表示されます。
また、本機はHDR10にも対応しており、対応コンテンツではハイライト部分が明るく、影の部分は深い黒になるため、より立体感のある映像表現を楽しめます。
さらに、暗所を明るく表示するブラックイコライザー機能も搭載。暗部を見やすくできるため、FPSで暗闇に隠れた敵を発見しやすくなるなど、実用性が高い機能となっています。
機能性
https://www.gigabyte.com/jp/Monitor/GS27FC2
Smart ODとAim Stabilizerで残像を徹底軽減
GS27FC2には、GIGABYTE独自の「Smart(スマート)OD」が搭載されています。
これはフレームレートに応じてオーバードライブを自動で最適化する機能で、ゲームによって変動するフレームレートに合わせて残像を抑え、快適な表示を維持してくれます。
従来のモニターでは、ODの設定が強すぎると白残りが発生し、弱すぎると残像が増えるという問題がありましたが、Smart ODがあればその調整がほぼ不要です。
さらに、Aim Stabilizer(エイムスタビライザー)はモーションブラーを抑える技術で、特に高速で視点移動する場面や、敵の動きを追うときに効果を発揮します。
FPSタイトルで視認性が上がり、ターゲットへの追従がしやすくなるため、プレイヤーのパフォーマンスをサポートしてくれる機能です。
ゲームアシスト×アイケアのバランスが優秀
ゲームアシスト機能には、タイマーやクロスヘア表示が含まれています。タイマーは周回プレイや時間管理に便利で、クロスヘアはFPSでの照準補助として活躍します。
外部ソフトなしでも内蔵機能で簡単に設定できる点は、初心者にも優しいポイントです。
アイケア面ではフリッカーフリーとTÜV Rheinland 認証の低ブルーライトに対応し、画面のチラつきを防いで長時間プレイ時の疲労を軽減します。
夜間のプレイや作業でも目に負担がかかりにくく、毎日ゲームをするユーザーにとって安心して使えるモニターです。
接続性
HDMI×2+DisplayPortで複数デバイス運用も快適
映像入力にはHDMI 2.0端子が2つ、DisplayPort 1.4端子が1つ搭載されており、PC・PS5・Switchなど複数のデバイスを同時接続して使うのに適しています。
入力切替もスムーズで、普段から複数機器を使い分けているユーザーにとって利便性が高い構成です。
DisplayPort接続では240Hzの高リフレッシュレートを最大限活かせるため、PCでFPSを本格的にプレイする場合はDP接続が推奨です。
HDMIでも十分な性能が出るため、ゲーム機やサブPCとの並行運用もしやすく、幅広いスタイルに対応できます。
イヤホンジャック搭載でデスク周りを整理しやすい
本体にはイヤホンジャックが搭載されており、モニター側にヘッドセットを接続することで配線を最小限に抑えることができます。
デスクトップPCの背面端子に手を伸ばす必要がなく、ケーブルも短く済むため、デスク周りの見た目をスッキリ保ちたい人に向いています。
ただしスピーカーは非搭載のため、音を出したい場合は外部オーディオ機器が必須になります。FPSではヘッドセットが一般的なので、大きな欠点にはなりにくいでしょう。
こんな人におすすめ!
https://www.gigabyte.com/jp/Monitor/GS27FC2
- FPSやTPSを中心にプレイするユーザー
- 初めて曲面モニターを試してみたい人
- 240Hzの高速表示を低予算で導入したい人
- VAパネルの深い黒表現が好きな人
- PC・PS5・Switchをまとめて接続したい人
注意点やデメリット
スピーカー非搭載で音響機器が必要
前述の通り、本機にはスピーカーが搭載されていないため、音を出して使う場合はヘッドセットや外部スピーカーが必須です。
FPSユーザーであればヘッドセットを使う人が多いため大きな問題にはならないものの、動画視聴を軽く楽しみたい人にとっては少し手間に感じる場合があります。
本体のイヤホンジャックから直接ヘッドセットを接続できますが、音質はヘッドホンアンプほど強くないため、音にこだわる場合はPC側に接続する方法を選ぶほうが良いでしょう。
スタンド調整がチルトのみで自由度が低い
付属のスタンドは上下の角度調整(-5°〜+20°)のみで、高さ調整・スイベル・ピボットには対応していません。
見やすい理想の位置に合わせるためには、モニター台やモニターアームの併用を検討する必要があります。
とはいえ、VESA100×100mmに対応しているため、アームや別スタンドへの交換は容易です。デスク環境にこだわる人であれば、アーム運用を前提にしても良いでしょう。
まとめ
GIGABYTE「GS27FC2」は、1500Rの没入感、240Hzの高速描画、広い色域、VAならではの黒の深みを2万円台で手に入れられる、高コスパなゲーミングモニターです。
Smart ODやAim Stabilizerなどゲーマー向け機能が充実し、FPSやRPG、映像作品まで幅広いジャンルで活躍します。
スタンドの自由度が低くスピーカー非搭載といった弱点はあるものの、価格を考えれば十分に納得できる範囲。
もちろん上位モデルには届きませんが、特に「高速性能」「色の美しさ」「没入感」を重視するユーザーには魅力的な選択肢となるでしょう。
“2万円台でここまで揃うのか” と驚くレベルの高い完成度。初めての湾曲ゲーミングモニターや、240Hzへのステップアップにも最適な一台となっています。




