「EX-GCQ271UDはどんなゲーミングモニター?機能やスペックについて知りたい。」
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- 「EX-GCQ271UD」の特徴とスペック情報
- 「EX-GCQ271UD」の基本仕様まとめ
この記事では、I-O DATA(アイ・オー・データ)製「EX-GCQ271UD」の特徴や基本仕様をまとめています。
また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!
EX-GCQ271UDの基本スペック
パネルサイズ | 27インチ |
パネルタイプ | ADS |
解像度 | 2560×1440 |
リフレッシュレート | 240Hz |
視野角 | 上下178°/左右178° |
輝度 | 400cd/m2 |
コントラスト比 | 1000:1 |
応答速度 | 0.2ms(GTG) ※240Hz/オーバードライブレベル3 Clear AIM レベル3設定時 |
最大表示色 | 10億7374万色 |
色域 | - |
HDR | DisplayHDR 400 |
スピーカー | 2.5W+2.5W |
サイズ(約) | 614×424~534×231mm |
重量(約) | 5.6kg |
接続 | HDMI×3、DP、USB Type-C USB、ヘッドセット端子 |
消費電力 | 通常17.7W |
主な付属品 | 電源コード、DisplayPortケーブル C-C USB ケーブル、A-B USB 2.0ケーブル リモコン、台座、必ずお読みください |
モニターの概要と注目ポイント

WQHD×240Hz対応で映像のキレと滑らかさを両立
I-O DATA「EX-GCQ271UD」は、27インチのWQHD(2560×1440)解像度と最大240Hzの高リフレッシュレートに対応したゲーミングモニターです。
WQHDはフルHDの約1.8倍の表示領域を持ち、より高精細な映像表示が可能。ゲームや映像コンテンツをより緻密に、美しく表現できます。
さらに、最大240Hzのリフレッシュレートにより、映像の滑らかさが格段に向上。FPSやレースゲームなどスピード感が重視されるジャンルで威力を発揮します。
集中力を高める独自機能「Focus Mode」
このモニターの大きな特徴が、27インチ表示から24インチ相当の表示へ瞬時に切り替えられる「Focus Mode」機能。
大会でよく使われる24インチ環境をシミュレーションできるため、競技ゲーマーにもぴったりです。
さらに、周囲に錯視描写(黒枠に10秒間隔で点滅するイメージを表示)で、集中力をより高める設計になっています。この細かな工夫が、プレイの質を引き上げてくれるでしょう。
ゲーミング性能
応答速度0.2ms×スルーモードで圧倒的な低遅延
EX-GCQ271UDは、応答速度0.2ms(GTG)という高速性能を誇ります。
加えて「スルーモード」をオンにすることで、内部遅延がわずか0.05フレーム(約0.18ミリ秒)に抑えられます。
操作と画面表示のズレが極めて少なく、特に格闘ゲームやFPSなど、瞬時の判断が求められるゲームで大きなアドバンテージになります。
さらに、現在の遅延時間を画面に表示する機能も搭載しており、プレイヤーが自分の環境を可視化できるのも魅力です。
Clear AIMで残像感を抑えたクリアな描写
動きの速い映像では、モーションブラー(残像)が視認性を下げる原因になります。
そこで活躍するのが「Clear AIM」機能。これは、リフレッシュレートに応じてバックライトを点滅させ、ブレを軽減する技術です。
これにより、素早く動く敵キャラや弾道の視認性がアップし、照準精度の向上にもつながります。
表示色や色の再現性

10億色超対応の繊細なグラデーション描写
10bit入力時には、10億7374万色の表示が可能。これにより、色の階調が非常に滑らかになり、空のグラデーションや影のディテールまでしっかり表現できます。
とくにRPGやアドベンチャーゲームの美麗なグラフィックを楽しみたい方にとって、この発色の豊かさは大きな魅力です。
広視野角ADSパネルでどの角度からも美しく
視野角は上下左右178°と広く、ADS(Advanced super Dimension Switch)パネルを採用しているため、斜めから見ても色味が変わりにくい特性があります。
家族や友人と一緒にプレイするときにも画面を共有しやすく、非光沢仕上げで映り込みを抑えた設計は、明るい部屋でも快適に使用可能です。
機能性
柔軟なスタンド機能で快適なポジションを確保
スタンドは、上下チルト(+20°〜-3°)、左右スイベル(±65°)、高さ調整(110mm)、ピボット(右回転90°)に対応。
ユーザーの目線や姿勢に合わせたベストな配置が可能です。長時間のプレイでも首や肩の負担を軽減し、快適に使用できます。
もちろん、VESAマウント(100×100mm)にも対応しているので、モニターアームとの併用も可能です。
リモコンやブルーライトカットで日常使いも快適
付属のリモコンで各種設定を手元で操作できるため、入力切替や明るさ調整がスムーズに行えます。
また、目の疲れを軽減する「ブルーリダクション」やフリッカーレス機能も搭載しており、作業や動画視聴など長時間の使用にも配慮されています。
接続性

HDMI×3+DisplayPort+USB-Cの豊富な入力端子
HDMI端子が3つ、DisplayPortが1つ、USB Type-Cが1つと、映像入力は非常に充実。
PC、Playstation5、Switchなど複数のデバイスを同時に接続して、簡単に切り替えながら使えます。
特にUSB-Cは映像出力に加えて、電源供給やデータ転送にも対応しており、ノートPCとの接続も1本で完結できます。
KVMスイッチとUSBハブで効率的な作業環境に
KVMスイッチにより、1組のキーボードとマウスで複数のデバイスを操作可能。
USB Type-C、USB-B、USB-A端子が合計5つ搭載されているので、USBハブとしても活用できます。
デバイス間の切り替えもスムーズで、ゲームと仕事を同じモニターで両立したい人にとって理想的な環境が整います。
こんな人におすすめ!
I-O DATA「EX-GCQ271UD」は、以下のようなユーザーに特におすすめです。
本格的にFPS・格闘ゲームをプレイする競技志向のゲーマー
このモニターは、最大240Hzの高リフレッシュレートと、応答速度0.2ms、さらにスルーモードによる0.05フレームという圧倒的な低遅延性能を備えています。
これらの性能は、動きの速いFPSや格闘ゲームで非常に有利に働きます。加えて、Focus Modeによって24インチ相当の競技サイズでプレイできる点も見逃せません。
eスポーツ大会出場を視野に入れている方や、練習環境をリアルに再現したいゲーマーに最適です。
仕事・趣味でマルチに使いたいクリエイターやビジネスパーソン
USB Type-CやKVMスイッチなど、業務効率を上げる機能が充実しているため、クリエイターやビジネス用途にも活用できます。
10bitの豊かな色表現やWQHDの広い作業領域は、軽めの動画編集や写真加工、表計算業務などにも活躍。
ノートPCとの接続もケーブル1本で完了するので、作業デスクをスッキリ保ちつつ、高パフォーマンスを維持したい人におすすめです。
注意点やデメリットはある?

多機能で高性能なEX-GCQ271UDですが、いくつか知っておきたい注意点もあります。
スピーカー音質はあくまで簡易的
本機には2.5Wスピーカーが搭載されていますが、音質はあくまで補助的。ゲームや映画で没入感のある音響体験を求める方にとっては物足りない可能性があります。
そのため、外部スピーカーや高品質なゲーミングヘッドセットの併用がおすすめです。
特にFPSなど音の方向感が重要なゲームでは、ヘッドセットを使った方が圧倒的に有利になります。
USB-Cの給電性能は制限あり
USB Type-Cは映像入力やデータ通信に加え、Power Deliveryにも対応していますが、供給できる電力は最大7.5Wと控えめです。
スマートフォンの充電程度であれば問題ありませんが、ノートPCの充電には力不足。
映像出力やKVMスイッチ用と割り切り、PCの電源は別途用意しておく必要があります。USB-C1本で全て完結したい人にはやや物足りない仕様です。
まとめ
I-O DATA「EX-GCQ271UD」は、ゲーミング性能・画質・作業効率のすべてを高水準で実現し、バランスに優れた27インチモニターです。
低遅延設計やClear AIMによる残像対策、Focus Modeなど、競技シーンに対応する機能が充実。WQHDの高精細表示は、ゲームはもちろん、仕事や動画視聴にも活躍です。
さらに、KVMスイッチやUSB-C搭載により、ゲームと作業を1台でこなしたいユーザーにも最適。スピーカーやUSB-C給電の制限はあるものの、外部機器で補えます。
「遊びも仕事も妥協したくない」方にこそ、価格に見合う価値を持つ1台としておすすめです。デスク環境を一段と進化させたい方は、ぜひチェックしてみてください。