「GW2791はどんなモニター・ディスプレイ?機能やスペックについて知りたい。」
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- 「GW2791」の特徴とスペック情報
- 「GW2791」の基本仕様まとめ
この記事では、BenQ(ベンキュー)製「GW2791」の特徴や基本仕様をまとめています。
また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!
GW2791の基本スペック
パネルサイズ | 27インチ |
パネルタイプ | IPS |
解像度 | 1920×1080 |
リフレッシュレート | 100Hz |
視野角 | 178°/178° |
輝度 | 250cd/m2 |
コントラスト比 | 1300:1 |
応答速度 | 5ms |
最大表示色 | 1670万色 |
色域 | sRGB 99% |
HDR | - |
スピーカー | - |
サイズ(約) | 615×451×182mm |
重量(約) | 3.63kg |
接続 | HDMI、DP ヘッドフォンジャック |
消費電力 | 標準20W |
主な付属品 | スタンド一式、電源ケーブル HDMI 1.4ケーブル、保証書 クイックスタートガイド |
モニターの概要と注目ポイント

デザインと基本仕様
BenQ「GW2791」は、27インチのフルHD(1920×1080)解像度を採用した液晶モニターです。パネルにはIPS方式を用いており、広い視野角と安定した色表現が特徴。
画面の隅々まで鮮明に表示できるため、作業や映像視聴の際に視点を変えても色の変化が少なく、快適に使えるのが強みです。
外観デザインは、3辺ウルトラスリムベゼルを採用。フレームが細いため、シンプルでモダンな印象を与え、どんなインテリアにも溶け込みます。
複数台並べたマルチモニター環境でも違和感が少なく、作業効率を高めたい方に向いているといえるでしょう。
表面処理はノングレア仕様で、蛍光灯や外光の映り込みを抑えてくれます。これにより長時間使用しても目の疲れが軽減され、ビジネス用途や学習環境にも安心して導入できます。
サイズ感と設置性
本体サイズは、幅615mm×高451mm×奥行182mmで、重量は約4.13kg。ベースを外すと約3.63kgまで軽量化できるため、持ち運びや模様替えの際にも扱いやすいモデルです。
VESAマウント(100×100mm)に対応しているため、モニターアームや壁掛けでの利用も可能。
デスクのスペースを有効活用できるだけでなく、視線の高さを調整しやすくなり、作業姿勢の改善にも役立ちます。
シンプルな付属スタンドだけでなく、拡張性を考えた設置ができる点は大きな魅力です。
リフレッシュレートとコストパフォーマンス
一般的なエントリーモニターが60Hz駆動であるのに対し、「GW2791」は100Hzのリフレッシュレートを搭載しています。
このおかげでWebページのスクロールや動画の動きがなめらかになり、ストレスを感じにくい視聴体験を得られます。
ゲーミングモニターほど高リフレッシュレートではないものの、100Hzという数値は普段使いにおいて十分体感できる快適さを提供します。
価格面でも注目すべきポイントがあります。販売価格は1万6000円台と非常に手ごろで、IPSパネルと100Hz駆動を備えた27インチモニターとしては高コストパフォーマンスです。
同クラスの製品では2万円以上のモデルが多いため、コスパを重視するユーザーには大きな魅力といえるでしょう。
色域や色の再現性

IPSパネルの強み
IPSパネルは「色の正確さ」と「視野角の広さ」に優れた液晶方式です。GW2791も例外ではなく、上下左右178度の広視野角を確保しています。
横から画面を見ても色が大きく変化せず、会議やプレゼンで複数人が同じ画面を共有する場面でも便利です。
また、IPSはVAやTN方式に比べて自然な色合いを表示できるのが特徴。映像の階調やグラデーションも滑らかで、映画や写真を楽しむ際にも臨場感のある描写が可能です。
特に、普段使いで「色が薄い」「コントラストが物足りない」と感じやすいTNモニターとは一線を画す表現力があります。
sRGB 99%カバー
色域はsRGBカバー率99%を実現しており、標準的な作業や趣味レベルのクリエイティブ用途に十分対応可能です。
写真編集や動画制作などを本格的に行うクリエイターにとっては、Adobe RGBやDCI-P3の広色域が求められるケースもありますが、
在宅ワークやSNS投稿用の加工、YouTube動画編集程度であれば不足を感じることは少ないでしょう。
さらに、一般的なWebコンテンツはsRGB規格で作られているため、日常的なWeb閲覧やオンライン動画視聴には最適です。
自然な発色と豊かな階調を体感でき、安価なモニターでありがちな「白っぽさ」「色の浅さ」を感じにくいのも好印象です。
機能性

アイケア技術
BenQは「アイケアモニター」の先駆けブランドとして知られています。GW2791にも複数のアイケア機能が搭載されており、長時間の作業でも目の負担を軽減してくれます。
代表的なのは「フリッカーフリー」技術。液晶モニターはバックライト制御の際にちらつき(フリッカー)が発生することがありますが、これを抑えることで目の疲労を軽減します。
また「ブルーライト軽減プラス」機能では、ディスプレイから発せられる青色光を抑え、睡眠リズムや眼精疲労への影響を和らげます。
さらに「ePaperモード」も搭載されており、電子書籍のように文字が読みやすい表示に切り替え可能です。
長時間の読書や資料閲覧でも紙に近い感覚で目に優しいのは大きなメリットです。これらの機能はTUV Rheinland認証を取得しており、安全性と効果が国際的に認められています。
操作性とスタンド機能
操作はモニター下部のボタンで行うシンプルな方式。OSDメニューは直感的に操作でき、輝度や色温度などの調整もスムーズです。
スタンド機能は前後の角度調整(-5°〜20°)のみとシンプルで、高さ調整や回転には対応していません。
とはいえ、VESAマウントに対応しているため、モニターアームを利用すれば自在にレイアウトを変えることができます。
省コストモデルとしては必要最低限のスタンド性能といえるでしょう。
接続性

入出力端子
GW2791はシンプルな構成ながら、必要十分な端子を搭載しています。
HDMI 1.4とDisplayPort 1.2をそれぞれ1基ずつ備えており、PCやゲーム機の接続に対応。一般的な利用シーンで困ることは少ないでしょう。
ノートPCやデスクトップPCとの接続だけでなく、最新のゲーム機とも相性が良い点は評価できます。
オーディオ機能
内蔵スピーカーは搭載されていないものの、ヘッドフォンジャックを備えているため音声出力は可能です。外部スピーカーやヘッドセットを接続すれば問題なく利用できます。
特にテレワークやオンライン授業でヘッドセットを利用するユーザーにとっては、スピーカー非搭載は大きなデメリットにはならないでしょう。
こんな人におすすめ!

- コストパフォーマンスを重視する人
1万6000円台という低価格ながらIPSパネル・100Hz駆動を備え、普段使いに十分な性能を発揮します。コスパを重視したい学生や社会人に最適です。 - 目の健康を気にする人
フリッカーフリーやブルーライト軽減など、長時間作業に適したアイケア機能を搭載。テレワークやオンライン学習で目を酷使する方におすすめです。 - 作業とエンタメを両立させたい人
仕事や学習をメインにしつつ、時折映画やゲームを楽しみたいユーザーにちょうど良いバランス。100Hz駆動で滑らかな動きを体感できます。
注意点やデメリット
スピーカー非搭載
GW2791にはスピーカーが内蔵されていません。そのため、映画鑑賞やゲームを楽しむ場合は外部スピーカーやヘッドセットが必須となります。
特に音質にこだわりたいユーザーは、別途オーディオ機器を揃える必要があります。
スタンド機能の限界
スタンドはティルト調整のみ対応で、高さ調整やピボット機能はありません。
デスク環境に合わせた細かい調整ができないため、姿勢や設置場所によっては不便に感じる場合があります。
モニターアームを活用すれば解決可能ですが、追加コストがかかる点は考慮すべきでしょう。
まとめ
BenQ「GW2791」は、27インチのIPSパネルと100Hzリフレッシュレートを備えながら、1万6000円台という手ごろな価格を実現した高コスパモニターです。
sRGB 99%の色域と広視野角により、普段使いからデスクワークまで幅広く対応。さらに、BenQ独自のアイケア技術により、長時間作業でも目に優しい環境を提供します。
一方で、スピーカー非搭載やスタンド機能の制限といった弱点はあるものの、VESAマウント対応で柔軟に補えるのは大きなメリットです。
総合すると、「仕事や学習をメインに、時折映画やゲームも楽しみたい人にぴったりの1台」 といえるでしょう。
強みと弱みをしっかり理解していれば、価格以上の満足度を得られる製品であり、エントリーからミドルクラスのモニターを探している方に特におすすめできます。