「PXC278 Waveはどんなゲーミングモニター?機能やスペックについて知りたい。」
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- 「PXC278 Wave」の特徴とスペック情報
- 「PXC278 Wave」の基本仕様まとめ
この記事では、Pixio(ピクシオ)製「PXC278 Wave」の特徴や基本仕様をまとめています。
また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!
PXC278 Waveの基本スペック
パネルサイズ | 27インチ |
パネルタイプ | Fast VA/1650R |
解像度 | 2560×1440 |
リフレッシュレート | 180Hz |
視野角 | 178°(H)/178°(V)(CR>10) |
輝度 | 350nits (Max) |
コントラスト比 | 5000:1 |
応答速度 | 1ms(GTG) |
最大表示色 | 16.7M |
色域 | sRGB 108.69%、DCI-P3 88.92% NTSC 81.65% |
HDR | 対応 |
スピーカー | 3W×2 |
サイズ(約) | 613×452×193mm |
重量(約) | 3.9kg |
接続 | HDMI×2、DP イヤホンジャック |
消費電力 | ≤48W |
主な付属品 | VESA規格変換アダプター ACアダプター、電源ケーブル スタンド用ネジ、スタンドネック スタンドベース、DPケーブル |
モニターの概要と注目ポイント

スタイリッシュなデザインと選べるカラー
Pixio「PXC278 Wave」は、ただゲームを楽しむだけでなく、部屋の雰囲気まで考えられた27インチゲーミングモニターです。
ブラックとホワイトの2色展開で、ユーザーの好みに合わせて選べるのが特徴。
従来のゲーミングモニターは黒一色が多く、インテリアに馴染みにくいと感じる人も少なくありません。
その点、このモデルはおしゃれな部屋にも違和感なく溶け込み、スタイリッシュな空間を演出してくれます。
さらに、3辺ベゼルレスデザインを採用しているため、画面の縁が気にならず、映像に集中できる点も魅力です。
27インチ×WQHD解像度のバランス
解像度は2560×1440(WQHD)。フルHDに比べて約77%広い表示領域を確保でき、作業効率やゲームの情報量が大幅に向上します。
それでいて、4Kほどの負荷はかからないため、PC性能とのバランスも良好。
27インチというサイズは、デスクに置いても大きすぎず、小さすぎない絶妙なポジションで、WQHD解像度の魅力を最大限に活かすことができます。
文字やアイコンがにじまず、細部までクッキリ映るため、日常使いからゲームまで幅広く対応可能です。
湾曲1650Rで得られる没入体験
最大の特徴といえるのが、湾曲率1650Rのカーブディスプレイ。平面モニターに比べて視線の移動が少なく、自然に画面全体を捉えることができます。
特に、FPSやレーシングゲームなどスピード感のあるタイトルでは、画面端までしっかり視認できるため有利に働きます。
また、映画や動画鑑賞でも包み込まれるような没入感を味わえるため、エンタメ用途にも最適です。
湾曲ディスプレイに慣れてしまうと、フラットパネルには戻れないという声があるのも納得できます。
色域や色の再現性

Fast VAパネルの特性
PXC278 Waveは「Fast VAパネル」を採用しています。VA方式の強みは、コントラスト比の高さと黒の表現力。
5000:1という数値が示すように、暗いシーンではしっかりとした黒を再現し、映像に立体感を与えます。
一般的なIPSパネルよりも深みのある映像を映し出せるため、映画やRPGのようなビジュアル重視のコンテンツで威力を発揮します。
さらに「Fast」と名がつくように、VAの弱点だった応答速度も改善されており、残像の少ない滑らかな描写を可能にしています。
sRGB 108%超えの広色域
本製品はsRGB 108.69%、DCI-P3 88.92%と、ゲーミングモニターとしては非常に広い色域を持ちます。
これにより、ゲーム内の色彩はもちろん、写真編集や動画制作にも十分対応可能です。
発色は鮮やかで、自然に近い色合いを再現できるため、デザインやクリエイティブ用途にも安心して使えます。
さらにHDR機能にも対応しており、より深みのある表現が可能。映像の明暗差が際立ち、リアリティが増すことで、作品への没入感をさらに引き上げてくれます。
ただし、HDRはあくまで簡易的なもので、DisplayHDR認証を受けているわけではない点には注意が必要です。
機能性

高速リフレッシュレート180Hz
ゲーミング機として注目すべきは、リフレッシュレート180Hzに対応している点です。
1秒間に最大180フレームを描画することで、従来の60Hzや120Hzのモニター以上に滑らかな映像を体験できます。
特にFPSや格闘ゲームでは、フレームごとの動きがより正確に表示されるため、勝敗を分けるシーンで優位に働きます。
HDMI接続では144Hzが上限となりますが、DisplayPortを使えば最大180Hzで利用可能。競技性を重視するゲーマーにとって、非常に心強い性能です。
1ms応答速度×ゲーミング機能
応答速度は1ms(GTG)。入力から画面表示までの遅延を極限まで抑えることで、残像を感じにくく、アクション性の高いゲームを快適にプレイできます。
さらに、Adaptive Syncに対応しているため、ティアリングやスタッタリングといった映像の乱れを軽減。これにより、なめらかで安定した映像体験を提供してくれます。
そのほかにも、ブラックイコライザーで暗所を見やすくしたり、クロスヘア機能で照準を表示したりと、ゲームプレイを支える多彩な機能が搭載されています。
FPSカウンターやゲームタイマーといった補助機能もあるため、実戦的なメリットが多い点も評価できます。
接続性

必要十分な端子構成
接続端子は、DP1.4が1基、HDMI2.0が2基、USBポート(ファームウェア更新用)が1基というシンプルな構成です。
普段使いなら十分で、PCやゲーム機を複数台つなぐ場合でも問題なく運用できます。
モニター裏面の端子配置もすっきりしており、ケーブル整理がしやすいのも魅力です。
内蔵スピーカー搭載
本体には3W×2のステレオスピーカーを搭載。音質面では外部スピーカーやゲーミングヘッドセットに劣るものの、ちょっとした動画視聴や作業中のBGM再生には十分です。
外付けオーディオを持っていない人にとっては嬉しいポイントで、初期投資を抑えたいユーザーにも適しています。
音質にこだわる人は、外部スピーカーやヘッドセットを組み合わせることで、さらに快適な環境を構築できます。
こんな人におすすめ!

Pixio「PXC278 Wave」は、以下のような人に特におすすめできます。
- FPSやTPSなど、高速描写が求められるゲームをプレイする人
- おしゃれなゲーミング環境を整えたい人
- 映像美とコントラストを重視する人
- ゲームだけでなく、動画編集やデザイン制作にも活用したい人
180Hz×1ms応答速度により、対戦ゲームで有利に立ち回れるのはもちろん、湾曲ディスプレイと広色域によって、映像体験全般をより豊かにしてくれます。
ゲーミング性能とデザイン性を両立したいユーザーには、非常に魅力的な選択肢です。
注意点やデメリット
HDR機能は限定的
HDRには対応していますが、VESAのDisplayHDR認証を取得しているわけではありません。
そのため、HDR効果の見え方には個人差があり、劇的な映像体験を期待するとやや肩透かしを感じるかもしれません。
あくまで「簡易的なHDR補正」と考えておくと良いでしょう。
スタンド調整の制限
付属のスタンドはチルト(前5°/後15°)にのみ対応しており、高さ調整やスイベル、ピボットといった機能は搭載されていません。
長時間の使用や正確な視線合わせを行いたい場合は、VESAマウントを利用してモニターアームを導入するのがおすすめです。
HDMIは144Hzまで
もう一つの注意点は、HDMI接続時のリフレッシュレート制限です。
前述の通り、HDMIではWQHD解像度で最大144Hzまでとなり、180Hzを体験するにはDisplayPort接続が必須となります。
PS5やXbox Series X/SのようにHDMI接続を前提とするゲーム機では、スペックを完全に引き出せない点には注意しましょう。
まとめ
Pixio「PXC278 Wave」は、27インチ湾曲ディスプレイとWQHD解像度を組み合わせた、コストパフォーマンスの高いゲーミングモニターです。
180Hzリフレッシュレートと1ms応答速度によって、高速描写が求められるFPSやアクションゲームに強く、Adaptive Syncや各種ゲーミング機能も備わっています。
さらに、sRGB 108%以上の広色域により映像美も楽しめ、クリエイティブ用途も可能。ブラックとホワイトの2色展開やベゼルレスなど、デザイン面でも優れています。
一方で、HDR効果は限定的であり、スタンド調整がチルトのみという制約もあります。また、HDMIでは144Hzまでのため、性能をフルに活かすにはDisplayPort接続が必要です。
総合的に見て、おしゃれなゲーミング環境を整えたい人、映像美とパフォーマンスを両立させたい人に特におすすめできる1台となっています。