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「PX248 PRO V2」レビューまとめ|特徴&スペック解説

「PX248 PRO V2はどんなゲーミングモニター?機能やスペックについて知りたい。」

このような悩みに答えます。

本記事の内容

  • 「PX248 PRO V2」の特徴とスペック情報
  • 「PX248 PRO V2」の基本仕様まとめ

この記事では、Pixio(ピクシオ)製「PX248 PRO V2」の特徴や基本仕様をまとめています。

また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!

PX248 PRO V2の基本スペック

パネルサイズ23.8インチ
パネルタイプFast IPS
解像度1920×1080
リフレッシュレート200Hz
視野角H178°、V178°
(CR≥10)
輝度380nits(Max)
コントラスト比1000:1
応答速度1ms(GTG)
最大表示色16.7M
色域sRGB 133.9%、DCI-P3 100.15%
NTSC 95.59%、ARGB 100.21%
HDR対応
スピーカー2W×2
サイズ(約)542×489×271mm
重量(約)4.4kg
接続HDMI×2、DP
イヤホンジャック
消費電力≤36W
主な付属品ACアダプター、電源ケーブル
DPケーブル、スタンドセット
※2025年9月時点

モニターの概要と注目ポイント

23.8インチのコンパクト設計とFast IPSパネル

Pixio「PX248 PRO V2」は、23.8インチという扱いやすいサイズ感に加え、発色の美しいFast IPSパネルを採用したゲーミングモニターです。

IPS方式は広い視野角を持ち、どの方向から画面を見ても色の変化が少ないのが特徴です。

ゲームだけでなく動画視聴や日常的な作業にも適しており、幅広いシーンで使える汎用性の高さが魅力といえます。

IPSの強みは「鮮やかさ」と「自然な色合い」。TNパネルのようなスピード特化型とは異なり、映像全体に深みを持たせつつリアルな表示を実現します。

これにより、対戦ゲームでは敵の動きを正確に捉えやすく、映画やアニメを視聴する際も色彩の豊かさを楽しむことができます。

スタイリッシュなスリムベゼル設計

また、本体はスリムなベゼル(フレーム)設計を採用しており、デスク上をすっきりと見せるスタイリッシュな印象です。

マルチモニター環境にも最適で、複数台並べても境界線が気になりにくく、作業効率や没入感を高められるでしょう。

200Hzリフレッシュレートと1ms応答速度の高速性能

ゲーミングモニターを選ぶうえで重要なのがリフレッシュレートと応答速度です。本機は最大200Hzの高リフレッシュレートに対応し、1秒間に200フレームを描写可能。

一般的な60Hzモニターと比べて3倍以上の滑らかさを誇り、激しいアクションゲームでも動きの細部を鮮明に描きます。

さらに、1msの高速応答を実現。これは画面の色が切り替わるまでの時間が非常に短く、素早い動きを伴うFPSや格ゲーで残像感を最小限に抑えられることを意味します。

映像がぼやけず、目標を狙いやすいため、競技シーンでも有利に立ち回れるでしょう。

このように、コンパクトなサイズと高性能パネル、そして200Hz+1msという高速仕様が融合した本製品は、初心者から本格ゲーマーまで満足できる性能を備えています。

色域や色の再現性

広色域カバー率と映像の鮮明さ

PX248 PRO V2の大きな魅力の一つが、広色域の再現性です。sRGB 133.9%、DCI-P3 100%、NTSC 95%、AdobeRGB 100%と、同価格帯では珍しいレベルの色域カバーを誇ります。

これは映像の鮮明さと色の豊かさを意味し、クリエイティブ作業にも対応できる性能です。

写真編集や映像制作では、使用するモニターの色再現性が品質を大きく左右します。

一般的なモニターだと色が浅く見えたり、プリントや他のディスプレイとの差異が出やすいですが、本機であればそのリスクを大幅に軽減できます。

もちろんゲームでも同様に、背景の微細な色調や光の表現がしっかり映し出され、臨場感を高めてくれるでしょう。

HDR効果と実際の見え方

PX248 PRO V2はHDRに対応しており、映像に深みを与えてリアルさを強調します。

HDRによって暗部の黒つぶれを抑えつつ、明るい部分はより鮮やかに映し出され、ダイナミックレンジの広い映像体験が可能です。

特に映画やRPG系など、映像美が重視されるコンテンツでは没入感が高まります。

ただし、DisplayHDRのような標準規格に準拠しているわけではありません。そのためHDR効果の体感には個人差があり、人によっては劇的な変化を感じにくい場合もあります。

あくまで「より自然な映像表現を楽しめるオプション」として捉えるのが良いでしょう。

機能性

ゲーム支援機能の充実

本モデルは、ゲーマーをサポートする多彩な機能を搭載しています。ディスプレイ同期の「FreeSync」に対応しており、映像のズレやカクツキを抑えた快適なプレイを実現します。

さらに、暗いシーンでの視認性を高める「Black Equalizer」や、照準を表示する「クロスヘア機能」に加え、

ゲームプレイ時間を把握できる「ゲームタイマー」、フレーム数をリアルタイムで確認できる「FPSカウンター」なども搭載。

特にFPSやMOBAなど競技性の高いジャンルでは、これらの機能が勝敗に直結する可能性もあります。

快適な視聴環境を支える機能

長時間の使用に配慮した目に優しい設計も見逃せません。「Flicker Free」で画面のチラつきを抑え、「Low Blue Light」によってブルーライトを低減。

これにより、長時間のゲームや作業でも目の疲れや頭痛を軽減できます。

また、モニター自体に2W×2のスピーカーが内蔵されているため、最低限の音声環境も整います。

音質にこだわる場合は外部スピーカーやヘッドセットの利用が推奨されますが、普段使いには十分でしょう。

接続性

豊富なポート構成

接続端子はDisplayPort 1.2(200Hz)×1、HDMI 2.0(200Hz)×2、3.5mmイヤホンジャックを搭載。

複数のデバイスを同時に接続しやすく、PCだけでなく家庭用ゲーム機や外部機器との併用もスムーズです。

HDMIが2つあるのは特に便利で、PCとゲーム機を切り替えながら使いたいユーザーに最適です。全ポートで200Hz出力が可能で、ハイフレームレートを最大限活かせます。

スピーカー内蔵と外部機器対応

内蔵スピーカーは簡易的ですが、オンライン会議や動画視聴など軽い用途には十分です。外部スピーカーやヘッドセットを併用すれば、臨場感あるサウンド環境を構築できます。

さらにVESAマウント(100×100mm)にも対応しているため、モニターアームを使った自由度の高い設置も可能。

多機能スタンドとの組み合わせにより、自分のデスク環境に合わせて柔軟に運用できます。

こんな人におすすめ!

  • FPSや格闘ゲームで勝率を上げたい競技ゲーマー
  • 高速リフレッシュレートと色再現性を両立したい人
  • 動画編集や写真加工も兼用できるモニターを探している人
  • デュアル環境や省スペース設置を検討しているユーザー
  • 高さ・角度調整や縦置き対応など柔軟な設置を求める人

注意点やデメリット

HDR効果の個人差

前述の通り、HDR機能に対応していますが、標準規格である「DisplayHDR」には準拠していません。そのため、人によってはHDR効果が弱く感じられることがあります。

HDR体験を重視するユーザーは、この点を理解した上で選ぶと失敗を避けられるでしょう。

コントラスト比とスピーカー性能の限界

IPSパネルの特性上、コントラスト比は1000:1と控えめで、黒の沈み込みはVAパネルに比べると弱めです。暗所の描写にこだわる方はやや物足りなさを感じるかもしれません。

また、内蔵スピーカーは最低限の機能にとどまり、迫力ある音質を求めるには不足があります。サウンドにこだわる場合は外部スピーカーやヘッドセットを併用するのが賢明です。

まとめ

Pixio「PX248 PRO V2」は、200Hzリフレッシュレート×Fast IPS×広色域対応を2万円台後半という価格で実現した高コストパフォーマンスのゲーミングモニターです。

競技ゲーマーが求めるスピード性能を備えつつ、映像の美しさや多機能スタンドの柔軟性も兼ね備えています。

HDR効果の個人差やスピーカー性能など細かな注意点はありますが、それを補って余りある性能と機能性を備えており、幅広いユーザーにおすすめできるモデルです。

初めてのハイリフレッシュレートモニターにも、セカンドモニターとしても優秀な1台といえるでしょう。

  • この記事を書いた人

ミルミル

PCゲーマー歴30年。PC・ゲーム・ブログを愛しています。 70000PV達成、Twitterフォロワー数1万人。 当ブログ「ゲームPCライフ」では、ゲームや仕事で極上の環境を手にしたい人に向けて、ゲーミングデバイスやPCに関する情報を発信しています。

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