当サイトには広告が含まれます ゲーミングモニター

「PXC279 Wave」レビューまとめ|特徴&スペック解説

「PXC279 Waveはどんなゲーミングモニター?機能やスペックについて知りたい。」

このような悩みに答えます。

本記事の内容

  • 「PXC279 Wave」の特徴とスペック情報
  • 「PXC279 Wave」の基本仕様まとめ

この記事では、Pixio(ピクシオ)製「PXC279 Wave」の特徴や基本仕様をまとめています。

また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!

PXC279 Waveの基本スペック

パネルサイズ27インチ
パネルタイプFast VA
解像度1920×1080
リフレッシュレート300Hz
視野角H178°、V178°
(CR>10)
輝度350nits(Max)
コントラスト比4000:1
応答速度1ms(GTG)
最大表示色16.7M
色域sRGB 110.29%
NTSC 80.35%
HDR対応
スピーカー3W×2
サイズ(約)613×363.5×90mm
重量(約)3.9kg
接続HDMI×2、DP
イヤホンジャック
消費電力≤48W
主な付属品VESA規格変換アダプター
ACアダプター、電源ケーブル
スタンド用ネジ、スタンドネック
スタンドベース、DPケーブル
※2025年9月時点

モニターの概要と注目ポイント

デザイン性とカラーバリエーション

Pixio「PXC279 Wave」は、27インチサイズのフルHDゲーミングモニターで、デザイン性にも力を入れている点が大きな魅力です。

筐体はブラックとホワイトの2色から選べ、ゲーミングルームをスタイリッシュに演出できます。

一般的なゲーミングモニターは黒一色が多く、インテリアに合わせにくい場合もありますが、このモデルはインテリア志向のゲーマーにも配慮。

特にホワイトカラーは清潔感があり、白を基調としたデスク環境との相性が抜群です。ベゼルも3辺フレームレス設計となっており、映像が際立つシンプルな見た目が特徴です。

湾曲率1650Rが生み出す没入感

PXC279 Waveのもう一つの特徴は、湾曲率1650Rを採用したディスプレイです。

画面が緩やかにカーブしていることで、視線移動が少なく、映像全体を自然に捉えられる構造になっています。

特にFPSやレーシングゲームでは、周辺視野まで画面に包まれるような感覚を得られるため、臨場感が格段に高まります。

また、作業用途においても複数ウィンドウを同時に表示したときに見やすくなるメリットがあります。長時間のプレイや作業を想定した設計といえるでしょう。

300Hzリフレッシュレートの圧倒的な滑らかさ

このモニターのスペック面での最大の注目点は、最大300Hzのリフレッシュレートです。

1秒間に300回の映像更新を行えるため、動きの速いアクションやFPSタイトルでも残像を極限まで抑え、非常に滑らかな映像を体感できます。

一般的な144Hzや240Hzモデルと比べても一段上の快適さを提供し、対戦ゲームにおいてわずかな差を求めるゲーマーにとって大きな武器になるでしょう。

色域や色の再現性

Fast VAパネルの特徴

液晶画面にはFast VAパネルを採用しています。VAパネルはもともと高コントラスト比と深い黒表現に強みがあり、本機でも4000:1のコントラスト比を実現。

暗所の表現力に優れ、映画やダークな雰囲気のゲームで没入感を高めます。

さらに、Fast VAは従来のVAより応答速度を高めた仕様で、残像を抑えながら美しい色彩を再現できるのが特徴です。

sRGB 110.29%対応

色域に関しても優秀で、sRGBカバー率110.29%を誇ります。

これは一般的なディスプレイより広い色域をカバーしていることを意味し、ゲームの鮮やかな映像はもちろん、写真編集や動画制作といったクリエイティブ作業にも活躍します。

色の正確さを求めるユーザーにとって安心できるスペックといえるでしょう。

機能性

Flicker Free & Low Blue Light

長時間モニターを使用するゲーマーにとって、目の負担は大きな課題です。

本モデルは、画面のちらつきを防ぐ「Flicker Free」と、ブルーライトを低減する「Low Blue Light」に対応しています。

これにより、目の疲れや頭痛といった症状を和らげることができ、長時間のゲームや作業でも快適さを維持できます。

特にeスポーツのように数時間連続で画面を見続ける場面では効果を実感できるでしょう。

ゲーミング特化機能

ゲーミング向け機能も充実しています。AMD FreeSyncに対応しており、ティアリングやスタッタリングを軽減。動きの激しいシーンでも映像のズレやカクつきを抑えます。

また、Black Equalizer機能により暗所の視認性を向上、敵の発見を助けます。

さらにFPSカウンターやゲームタイマーといった便利な機能も搭載されており、競技シーンからカジュアルプレイまで幅広くサポートしてくれます。

接続性

豊富な端子と性能

映像入力端子はDisplayPort1.4を1基、HDMI2.0を2基搭載しています。DP1.4では最大300Hzまでの出力に対応し、グラフィックボードの性能を最大限活かすことが可能です。

一方、HDMI2.0は最大240Hzまでの対応となり、家庭用ゲーム機やノートPCとの接続時はその範囲内での利用になります。

ハイエンドゲーミングPCを使用する場合はDisplayPort接続が必須といえるでしょう。

実用性の高い周辺機能

さらに、3.5mmイヤホンジャックを備え、ヘッドセットを直接接続できる点は便利です。

スピーカーも3W×2を内蔵しており、普段使いなら十分な音質を確保できます。

USBポートはファームウェア更新用に用意されており、今後の改善や機能追加の可能性も期待できます。

こんな人におすすめ!

  • FPSや格闘ゲームなど、瞬間的な反応速度を求めるゲーマー
     300Hzリフレッシュレートと1ms応答速度で、動きの速いシーンでも残像感なくプレイ可能。勝敗を分ける一瞬の反応をサポートします。
  • 没入感のある大画面環境でプレイしたい人
     27インチの湾曲ディスプレイが視界を包み込み、映画やゲームの世界に入り込むような体験を楽しめます。
  • 白や黒を基調としたインテリアに馴染むモニターを探している人
     ホワイトとブラックの2色展開で、おしゃれなゲーミングルームやシンプルなデスク環境にも違和感なくフィットします。
  • ゲームだけでなく、動画編集やデザイン作業もこなしたいユーザー
     sRGB 110.29%対応の広色域により、写真や映像編集など色の正確さが求められる作業にも活躍。クリエイティブな用途にも安心です。
  • 目の疲れを軽減しつつ長時間の使用を考えている人
     Flicker FreeやLow Blue Light機能を搭載し、長時間のゲームや作業でも目に優しく、快適に使い続けられます。

注意点やデメリット

HDMI接続は240Hzまで

前述の通り、HDMIでの接続では240Hzまでしか対応していないため、300Hzを体感するにはDisplayPort接続が必須です。

120Hzゲーム機などでの利用を考える場合は問題ありませんが、PCではリフレッシュレートが制限されることを理解しておく必要があります。

スタンド機能の限定性

付属スタンドは前後のチルト調整のみ対応で、高さ調整や回転、ピボットには非対応です。

自分に合った高さで使いたい場合は、VESAマウントを利用してモニターアームを導入するのがおすすめです。

HDR対応の注意点

HDRには対応していますが、DisplayHDRの公式認証を受けているわけではありません。そのため、HDR効果の印象はコンテンツや環境によって差が出る可能性があります。

劇的なHDR効果を期待するよりも、あくまで鮮やかさを引き出す補助的な機能として考えるのが良いでしょう。

まとめ

Pixio「PXC279 Wave」は、デザイン性と高性能を兼ね備えた27インチの湾曲ゲーミングモニターです。

300Hzや1ms応答による滑らかさ、Fast VAの深みある映像表現、sRGB 110%以上といったスペックは、競技ゲーマーからクリエイターまで幅広く満足させる内容となっています。

一方で、スタンド機能の制限やHDMI接続時のリフレッシュレート制限、HDR効果の個人差といった弱点もあります。

しかし現在価格で4万円台後半というコストパフォーマンスを考えれば、魅力的な選択肢といえるでしょう。

おしゃれで実用的、そして競技シーンにも対応できるゲーミングモニターを探している方なら、PXC279 Waveは間違いなく注目すべきモデルの一つです。

  • この記事を書いた人

ミルミル

PCゲーマー歴30年。PC・ゲーム・ブログを愛しています。 70000PV達成、Twitterフォロワー数1万人。 当ブログ「ゲームPCライフ」では、ゲームや仕事で極上の環境を手にしたい人に向けて、ゲーミングデバイスやPCに関する情報を発信しています。

-ゲーミングモニター
-