「EX-GD251UHはどんなゲーミングモニター?機能やスペックについて知りたい。」
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- 「EX-GD251UH」の特徴とスペック情報
- 「EX-GD251UH」の基本仕様まとめ
この記事では、IODATA(アイ・オー・データ)製「EX-GD251UH」の特徴や基本仕様をまとめています。
また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!
EX-GD251UHの基本スペック
パネルサイズ | 24.5インチ |
パネルタイプ | HFS |
解像度 | 1920×1080 |
リフレッシュレート | 240Hz |
視野角 | 上下178°/左右178° |
輝度 | 350cd/m2 |
コントラスト比 | 1000:1 |
応答速度 | 1ms(GTG) |
最大表示色 | 1677万色 |
色域 | - |
HDR | HDR10 |
スピーカー | - |
サイズ(約) | 558×419×211mm |
重量(約) | 2.5kg |
接続 | HDMI、DP ヘッドホン端子 |
消費電力 | 通常使用時13.7W |
主な付属品 | ACアダプター(PSE適合品) DisplayPortケーブル(約1.5m) 必ずお読みください 台座、台座ネック |
モニターの概要と注目ポイント
https://www.iodata.jp/product/lcd/gaming/ex-gd251uh/
240Hz×1msの高速描画でFPSに最適
EX-GD251UHの最大の魅力は、240Hzの高リフレッシュレートです。1秒間に240回映像を更新できるため、60Hzモニターの4倍、144Hzと比べても約1.6倍の滑らかさを実現します。
特に、Apex LegendsやVALORANTといった高速展開のFPSゲームでは、敵の動きがより正確に見え、照準合わせや射撃タイミングの精度が向上します。
また、オーバードライブ機能(ダイナミックOD)を「トップスピード」に設定することで、応答速度を最大1ms(GTG)まで短縮可能。
映像の残像を抑え、激しいアクションシーンでもくっきりとした映像を描写します。スピードを最優先にしたいゲーマーにとって、この応答性能は大きな武器になるでしょう。
HFS(IPS系)パネル採用で広視野角・高発色
本機は上下左右178°の広視野角を持つHFS(IPS系)パネルを採用しています。
正面から視点をずらしても色味やコントラストの変化が少なく、どの角度から見ても映像を鮮明に表示できます。
TNパネルに比べて発色が豊かで、映像作品の視聴や日常的なPC作業でも快適です。
さらに、非光沢(ノングレア)加工が施されているため、外光の反射が抑えられ、長時間プレイでも目が疲れにくいのも特徴。
ゲームだけでなく、動画鑑賞やオフィス用途まで幅広く対応できるバランス型のパネル構成となっています。
色域や色の再現性
HFSパネルによる自然で鮮やかな色表現
EX-GD251UHはHFSパネルによる自然な発色が持ち味です。IPS系特有の豊かな階調表現で、キャラクターの肌や風景の陰影もリアルに描き出します。
特に、アクションやRPGタイトルのようなグラフィック重視のゲームでは、映像の深みを感じられるでしょう。
一方で、メーカー公表値として色域カバー率(sRGBやDCI-P3など)は非公開です。
そのため、写真・動画編集など、正確な色再現を求めるクリエイティブ用途には不向きですが、ゲームや日常用途では十分に満足できるレベルといえます。
HDR10対応で映像の明暗表現が向上
HDR(ハイダイナミックレンジ)はHDR10に対応しており、PS5などHDR再生対応機器を接続すると、明暗差の表現がより豊かになります。
白飛びしがちな明るいシーンや、黒つぶれしていた暗部のディテールもより自然に再現可能。これにより、ゲームの世界観が一層深まり、臨場感のある映像体験が楽しめます。
HDR効果は過度ではなく、自然なコントラスト強調に留まっている点も好印象。目に優しく、長時間のプレイでも疲れを感じにくいバランスに仕上がっています。
機能性
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オーバードライブとAdaptiveSyncで快適プレイ
オーバードライブ機能により、応答速度1ms(GTG)を実現。
「トップスピード」モードでは残像を極限まで減らせますが、画質の低下や逆残像が気になる場合は「レベル3」以下に設定すると良いバランスが取れます。
また、可変リフレッシュレート技術の「AdaptiveSync」にも対応。
GPUの出力フレームとモニターの描画を同期させることで、ティアリング(映像のズレ)やスタッタリング(カクつき)を防ぎ、安定した映像を維持します。
特に、FPSやレースゲームのような高速描画シーンでこの効果を実感できます。
目に優しい設計:フリッカーレス&ブルーライト低減
EX-GD251UHは「フリッカーレス設計」と「ブルーライト低減機能」を搭載しています。
長時間のゲームプレイでも画面のチラつきが少なく、ブルーライトを軽減することで目の疲労を防ぎます。
専用メガネや外部フィルムを使わなくても快適に使用できるのは、ゲーマーやリモートワーカーにとって嬉しいポイントです。
さらに、消費電力も通常使用で13.7Wと非常に低く、省エネ性にも優れています。電気代を気にせず長時間プレイできる点も見逃せません。
接続性
HDMI&DisplayPortどちらも240Hz対応
本モデルの強みは、HDMI・DisplayPortの両方で240Hz表示が可能な点です。
多くの低価格モデルではDisplayPortのみ高リフレッシュレート対応というケースが多い中、本機はPS5やXboxなどの家庭用ゲーム機でも、PC同様に滑らかな映像が楽しめます。
また、映像入力端子はHDMI×1・DisplayPort×1の計2系統を搭載。接続機器の切り替えも簡単で、ゲーミングPCとコンソールを両方使うユーザーにも最適です。
ただし、入力端子の数が少ないため、複数機器を常時接続したい場合は切替器を導入すると便利です。
ヘッドホン端子を搭載、スピーカー非搭載の注意点も
本機にはスピーカーが搭載されていません。そのため、音声を出力する場合はヘッドホン端子(3.5mmステレオミニジャック)を使用する必要があります。
外部スピーカーやヘッドセットを利用すれば音質も向上し、より没入感のあるプレイが可能です。
夜間など静かな環境で使用したい場合も、ヘッドホン端子経由で簡単に接続できる点は利便性があります。
こんな人におすすめ!
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- FPS・TPSなどスピード重視のゲーマー
→ 高速240Hzと1ms応答で、視覚的な遅延を最小限に。敵の動きを的確に捉えたい人に最適。 - コスパ重視で高性能モニターを探している人
→ 1万円台後半の価格で240Hz対応は稀。価格以上のパフォーマンスを実感できます。 - 家庭用ゲーム機とPCの両方で遊びたい人
→ HDMI・DisplayPort両方が240Hzリフレッシュレートに対応。PS5やPCを簡単に切り替えて使えます。 - 長時間作業・プレイするライトユーザー
→ ブルーライト低減とフリッカーレス機能で目に優しく、動画視聴やデスクワークも快適。
注意点やデメリット
スタンド調整ができず、角度調整のみ
EX-GD251UHのスタンド機能はチルト(上下角度)調整のみ対応。
高さ変更や左右のスイベル、縦回転(ピボット)には非対応です。そのため、デスク環境によっては視線の位置が合わない場合もあります。
必要に応じて、VESAマウント(100×100mm)を利用し、モニターアームを導入することで快適なポジションを確保できます。
色域非公開とスピーカー非搭載の弱点
前述の通り、本モデルはコスパ重視のためか、色域(sRGBやDCI-P3など)が非公開です。
一般的なゲーム用途では問題ありませんが、正確な色を求める写真・動画編集などの用途には不向きです。
また、スピーカー非搭載のため、音声出力にはヘッドホンか外部スピーカーが必須となります。設置スペースや配線計画を考慮したうえで導入するのが良いでしょう。
まとめ
2万円以下で240Hz×1msを実現した高コスパモデル
IODATA「EX-GD251UH」は、手頃な価格でハイスピードゲーミング環境を実現できる優秀なモニターです。
240Hzリフレッシュレート、1ms応答速度、AdaptiveSync対応といったゲーミングに必要な要素をすべて備えながら、現在価格は1万台後半。
さらにブルーライト低減やフリッカーレス設計など、長時間使用にも配慮された設計となっています。
確かにスタンド調整やスピーカー非搭載といった制限はありますが、それを補って余りあるコストパフォーマンスが魅力です。
「初めての240Hzゲーミングモニターが欲しい」「低価格で性能を妥協したくない」――そんな人にぴったりな1台といえるでしょう。