当サイトには広告が含まれます ゲーミングモニター

「KG271UXbmiipx」レビューまとめ|特徴&スペック解説

「KG271UXbmiipxはどんなゲーミングモニター?機能やスペックについて知りたい。」

このような悩みに答えます。

本記事の内容

  • 「KG271UXbmiipx」の特徴とスペック情報
  • 「KG271UXbmiipx」の基本仕様まとめ

この記事では、Acer(エイサー)製「KG271UXbmiipx」の特徴や基本仕様をまとめています。

また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!

KG271UXbmiipxの基本スペック

パネルサイズ27インチ
パネルタイプVA
解像度2560×1440
リフレッシュレート240Hz
視野角水平178°/垂直178°
輝度350cd/m2
コントラスト比2500:1
応答速度1ms(GTG)
0.5ms (GTG, Min.)
最大表示色約10億7000万色
色域DCI-P3 90%
HDRAcer HDR350
スピーカー2W+2W
ステレオスピーカー
サイズ(約)614×454×243mm
重量(約)4.3kg
接続HDMI×2、DP
ヘッドホン端子
消費電力通常26W
主な付属品HDMIケーブル
DisplayPortケーブル
電源ケーブル
ユーザーガイド
台座、支柱、保証書
修理依頼書
※2025年10月時点

モニターの概要と注目ポイント

WQHD×VAパネルで高精細かつ深みのある映像

Acer「KG271UXbmiipx」は、WQHD(2560×1440)解像度を備えた27インチのゲーミングモニターです。

フルHDの約1.8倍の情報量を誇り、画面全体に細かなディテールを映し出せるのが最大の魅力。敵の動きや遠い景色の描写までくっきり表示され、没入感が格段に高まります。

パネルにはVA(Vertical Alignment)方式を採用。VAは黒の表現に強く、深みのあるコントラストを実現します。

IPSパネルに匹敵する178°の広視野角を持ち、どの方向から見ても色の変化が少ないのも特徴です。

さらに非光沢(アンチグレア)仕様のため、照明や外光の映り込みを抑え、長時間の使用でも快適にゲームや作業を行えます。

高速240Hz×0.5msによる抜群のスピード性能

リフレッシュレートは最大240Hzに対応。一般的な60Hzモニターの4倍の滑らかさで、素早い動きのシーンでもブレの少ない映像を表示します。

動きの激しいFPSやレース、格闘ゲームなどで、敵の動きを瞬時に把握できるのは大きなメリット。特にeスポーツを意識するプレイヤーには見逃せない性能です。

応答速度も0.5msと高速で、表示遅延をほとんど感じさせません。視認のズレが勝敗を分ける競技シーンにおいて、反応速度の差がそのままアドバンテージになります。

高リフレッシュレートと低遅延の組み合わせにより、より直感的でストレスのないゲームプレイが可能となっています。

これだけのスペックを3万円台という価格で実現している点も注目ポイントです。高解像度・高速駆動・高コントラストの三拍子がそろった、コスパの高い1台といえます。

色域や色の再現性

DCI-P3 90%対応で鮮やかな表現力を実現

KG271UXbmiipxは、DCI-P3 90%という広色域に対応しています。一般的なsRGBよりも表現できる色の範囲が広く、赤や緑の鮮やかさが際立ちます。

そのため、映像作品やグラフィックコンテンツを視聴するときも、より自然でリアルな色合いを感じられるのが特徴です。

VAパネル特有の高コントラスト比と相まって、黒をしっかり締めつつ、明るい部分はしっかり発色。風景の奥行きや金属の光沢、炎の赤みなど、映像の深みが増します。

IPSのように色の安定感を保ちながら、VAならではの濃密なコントラストを楽しめる点は、このモデルの大きな魅力です。

また、約10億7000万色(8bit+FRC)に対応しているため、グラデーションの階調もなめらか。動画編集や写真補正など、色の再現性が求められる作業にも十分活躍します。

HDR350による明暗差のくっきりした映像

Acer独自のHDR350は、明るさと暗さのコントラストを最適化し、よりリアルな映像表現を実現します。

明るい場面では眩しいほどの輝度を、暗いシーンでは深い黒を再現し、立体感のある描写が可能。たとえば夜の街や洞窟内など、明暗の差が大きいシーンでも細部まで視認できます。

ただし、DisplayHDR 400などの標準規格には対応していないため、HDRの効果の感じ方には個人差があります。

とはいえ、価格を考慮すれば十分に満足できるレベルの映像クオリティです。

高速ゲーミングモニターながら、「色の豊かさ」と「スピード」を両立しており、映像美とプレイ精度のバランスが非常に優れています。

機能性

FreeSync Premiumとブラックブーストで快適プレイ

本モデルは、AMD FreeSync Premiumに対応しており、GPUとディスプレイ間の描画ズレ(ティアリング)やカクつき(スタッタリング)を抑制します。

動きの激しいシーンでもスムーズな表示を維持し、より自然なプレイ感覚を実現します。

さらに、「ブラックブースト機能」により、暗がりの視認性を強化。通常では見づらい暗所の敵キャラクターも識別しやすくなり、FPSなどでの反応速度を高めます。

明るすぎず、黒つぶれを防ぐバランス調整が可能なため、画面のコントラストを自分好みにカスタマイズできる点も魅力です。

また、「Visual Response Boost」機能を有効にすることで、残像感を低減し、より鮮明な映像表示が可能。高速なアクションシーンでも、ブレの少ないクリアな画質を維持します。

Acer Display Widgetで直感的な操作を実現

画面設定は、Acer独自の「Display Widget」ソフトで簡単にカスタマイズ可能です。

輝度・コントラスト・彩度・ブルーライト軽減などを、マウス操作で調整でき、物理ボタンを押す煩わしさがありません。

また、11種類の分割画面レイアウトが用意されており、アプリケーションを特定のエリアに固定して配置することも可能。

動画編集をしながらブラウザで調べ物をしたり、配信画面とチャットを同時に表示したりと、マルチタスク作業に最適です。

ゲーマーだけでなく、クリエイターやビジネスユーザーにも嬉しい多機能ツールといえるでしょう。

接続性

HDMI 2.1×2とDisplayPort 1.4を搭載

接続端子はHDMI 2.1が2基、DisplayPort 1.4が1基の合計3ポートを搭載。PC、家庭用ゲーム機、映像機器など複数のデバイスを同時に接続できます。

DisplayPort使用時にはWQHD/240Hzの出力が可能で、PC環境ならこのモニターの性能を最大限に発揮できます。

一方で、HDMI接続時は最大144Hzまでとなる点には注意が必要です。リフレッシュレートが制限されるため、PS5など120Hzゲーム機向けとなっています。

スピーカー&ヘッドホン端子も装備

本体には2W+2Wのステレオスピーカーを内蔵しており、外部スピーカーがなくても音声出力が可能です。音質は軽めですが、普段使いや動画視聴には十分。

さらに、ヘッドホン端子も搭載しているため、夜間や静かな環境でも気兼ねなくプレイできます。モニター単体での完結性が高く、省スペース構成を目指す方にも向いています。

長時間プレイを支える目にやさしい設計

Acer VisionCareで疲れにくい環境を実現

長時間プレイや作業を支えるために、Acer独自の「VisionCare」技術を搭載。フリッカーレス機能で画面のちらつきを防ぎ、目への負担を軽減します。

また、ブルーライトシールドによって有害な青色光をカットし、目の疲れや頭痛のリスクを軽減。

暗い環境では自動的に輝度を抑える「ローディミング」も搭載されており、シーンに応じた快適な明るさを維持します。

非光沢パネルとComfyViewで快適な映り込み対策

画面には「ComfyViewディスプレイ」を採用しており、光や照明の反射を効果的に抑制。

反射や映り込みによる視認性低下を防ぎます。非光沢仕上げのため、長時間の使用でも目が疲れにくく、集中力を保ちやすい点もポイントです。

仕事用や学習用としても十分活用でき、在宅ワークや動画編集にも適しています。

こんな人におすすめ!

  • FPSやアクション系タイトルを快適に遊びたい人
     → 240Hz駆動&0.5ms応答が勝敗を左右するシーンで真価を発揮。
  • 高画質とコスパを両立したいゲーマー
     → WQHDとDCI-P3 90%対応で、3万円台では優れた映像体験を実現。
  • 長時間プレイでも目の疲れを抑えたい人
     → VisionCare技術搭載でブルーライトやフリッカーを軽減。
  • 省スペース環境で使いたい人
     → スピーカー・ヘッドホン端子で、デスク周りをすっきり整えられる。
  • 初めてのWQHDモニターを検討している人
     → 高リフレッシュ×高解像度を手頃に体験できる入門モデルとして最適。

注意点やデメリット

スタンド機能が限定的

スタンド調整はチルトのみ対応で、高さ・スイベル・ピボットには非対応です。視線の位置に合わせにくい場合は、モニターアームを利用することで解消可能。

VESAマウント(100×100mm)対応なので、設置自由度は高いものの、デフォルトの調整幅が狭い点には注意が必要です。

HDR効果とHDMI制限に注意

HDR350はAcer独自仕様のため、DisplayHDR認証を求めるユーザーには物足りなさを感じる場合があります。

また、前述の通りHDMI接続ではWQHD/144Hzまでの表示に制限されるため、240Hzを活かすにはDisplayPort接続が必須です。

まとめ

Acer「KG271UXbmiipx」は、3万円台でWQHD解像度・240Hzリフレッシュレート・VAパネルを搭載した、コスパゲーミングモニターです。

高精細な映像と滑らかな動作を両立し、FPSやMOBAなど競技性の高いゲームでも抜群のパフォーマンスを発揮。

さらに、DCI-P3 90%による豊かな色再現で、映像コンテンツも美しく描き出します。

スタンド機能やHDR規格面、HDMIは144Hzなどの制限はあるものの、「高画質・高リフレッシュをリーズナブルに体験したい」方にはぴったりの1台といえるでしょう。

Acerらしい実用性と信頼性を兼ね備えた、バランスのよい仕上がりとなっています。

  • この記事を書いた人

ミルミル

PCゲーマー歴30年。PC・ゲーム・ブログを愛しています。 70000PV達成、Twitterフォロワー数1万人。 当ブログ「ゲームPCライフ」では、ゲームや仕事で極上の環境を手にしたい人に向けて、ゲーミングデバイスやPCに関する情報を発信しています。

-ゲーミングモニター
-