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LG「32GX850A-B」レビューまとめ|特徴&スペック解説

「32GX850A-Bはどんなゲーミングモニター?機能やスペックについて知りたい。」

このような悩みに答えます。

本記事の内容

  • 「32GX850A-B」の特徴とスペック情報
  • 「32GX850A-B」の基本仕様まとめ

この記事では、LG(エルジー)製「32GX850A-B」の特徴や基本仕様をまとめています。

また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!

32GX850A-Bの基本スペック

パネルサイズ31.5インチ
パネルタイプOLED
解像度3840×2160
リフレッシュレート4K/165Hz
FHD/330Hz
視野角水平178º/垂直178º(CR≧10)
輝度275cd/m2
1300cd/m2(ピークAPL 1.5%)
コントラスト比1500000:1
応答速度0.03ms(GTG)
最大表示色約10.7億色
色域DCI-P3 98.5%
HDRDisplayHDR True Black 400
スピーカー-
サイズ(約)714×511~621×250mm
重量(約)4.9kg
接続HDMI×2、DP
USBアップストリーム
USBダウンストリーム×2
ヘッドホン端子
消費電力オンモード42.63W
主な付属品スタンド一式
電源コード(1.5m)
AC-DC アダプター
HDMIケーブル(1.8m)
DisplayPortケーブル(1.8m)
クイックセットアップガイド
保証書、マウスホルダー
※2025年10月時点

モニターの概要と注目ポイント

https://www.lg.com/jp/monitors/gaming-monitors/32gx850a-b/

4K×165HzとFHD×330Hzを切り替え可能なデュアルモード

LG「32GX850A-B」は、抜群の自由度を持つDual Mode対応ゲーミングモニターです。

4K解像度では165Hz、フルHDでは驚異の330Hz表示に切り替え可能。ひとつのモニターで画質重視とスピード重視の両方を実現できるのが最大の魅力です。

特にFPSゲーマーにとって、330Hzリフレッシュレートは反応速度を極限まで高める武器になります。映像が滑らかでブレが少なく、瞬間的なエイムがより正確に。

一方で、RPGやMMOでは4Kによる繊細な映像描写が世界観を引き立てます。ゲームごとに設定を変えることで、1台で複数のプレイスタイルに最適化できる万能モニターです。

また、フルHD時には画面を24インチまたは27インチ表示に縮小でき、視認性を高めたいFPSプレイヤーにも最適。視線移動を最小限に抑えられ、競技的プレイにも向いています。

マイクロレンズアレイ搭載OLEDでピーク輝度1300cd/㎡

本機は新型のマイクロレンズアレイ(MLA)技術を採用した有機ELパネルを搭載。従来の2023年モデルと比べて輝度が30%向上しており、ピーク輝度は1300cd/㎡に達します。

これにより、明るいシーンでも白飛びせず、暗部では有機ELならではの“深い黒”を描写。光と影のコントラストが圧倒的にリアルで、映像の奥行きを感じさせます。

また、表面はグレア(光沢)加工で、非光沢に比べより鮮やかな発色を維持。映画のような透明感と立体感のある映像を体験できます。

デザインとビルドクオリティ

デザイン面では、4辺フレームレス設計と極薄ボディを採用。視覚的な没入感を高めつつ、デスク上でも圧迫感を感じさせません。

スタンドはスリムながら安定性があり、落ち着いたブラックカラーでインテリアにも自然に溶け込みます。

さらに、VESAマウント対応(100×100mm)なので、モニターアームを使用してより自由な設置も可能。

31.5型という大画面ながら、設置性・デザイン性・高級感の三拍子が揃った完成度です。

色域や色の再現性

DisplayHDR True Black 400が示す本格的な表現力

LG「32GX850A-B」は、VESA認証のDisplayHDR True Black 400に対応しています。

一般的なHDR10よりも暗部の階調が豊かで、白飛びや黒つぶれを抑えながら映像全体をバランスよく表示します。

特に夜景や暗所が多いゲームでは、微妙な光の揺らぎや影の奥行きがしっかり描かれ、シネマティックな映像体験が可能です。

RPGやアドベンチャー作品では、美しい空や自然の風景、キャラクターの肌の質感までリアルに再現。

HDR対応ゲームを中心に遊ぶ人にとっては、まさに理想的なモニターといえます。

DCI-P3 98.5%カバーの広色域ディスプレイ

色域はDCI-P3 98.5%という広範囲をカバー。一般的なsRGBよりも優れた色再現性を持ち、映画制作の現場でも通用するレベルの精度を実現しています。

また、工場出荷時キャリブレーション済みのため、購入直後から正確な色表示が可能。わざわざ調整を行う必要もありません。

これにより、ゲームだけでなく写真・動画編集、デザイン作業に対応できるプロフェッショナルモニターとしての性能も持ち合わせています。

機能性

https://www.lg.com/jp/monitors/gaming-monitors/32gx850a-b/

0.03ms応答速度&ClearMR 13000の圧倒的な残像低減

有機ELの強みは「自発光」にあります。バックライトを必要とせず、1ピクセルごとに発光を制御できるため、0.03msという超高速応答速度を実現。

この結果、映像の遅延やモーションブラー(残像)がほとんど発生せず、クリアで滑らかな動きを体感できます。

さらに、標準規格「VESA ClearMR 13000」を取得しており、モーションの明瞭度が客観的に保証されています。

Apex LegendsやVALORANTなどのFPS、リズムゲームや格闘ゲームなど、反応速度が求められるタイトルで高い優位性を発揮します。

VRR・DASモード・FreeSync Premium Proの連携

フレームレートの変動に追従するVRR(可変リフレッシュレート)機能を搭載。ティアリング(映像のズレ)やスタッタリング(カクつき)を防ぎ、常に滑らかな描画を維持します。

また、AMD FreeSync Premium ProおよびNVIDIA G-Sync Compatibleに対応しているため、GPUメーカーを問わず最適な映像出力が可能です。

さらに、DAS(Dynamic Action Sync)モードで入力遅延を抑制。映像出力を高速化することで、ほぼリアルタイムに操作が反映される感覚を実現しています。

これらの機能が組み合わさることで、ハイレベルな対戦プレイにも十分対応可能です。

目に優しいLive Color Low Blue Light

LGのLive Color Low Blue Light機能は、従来のブルーライトカットの弱点を克服しました。

一般的な低減モードは暖色が強くなり、色味が不自然になりがちですが、本機は正確な色合いを保ったまま目の負担を軽減します。

長時間のプレイや作業でも、目が疲れにくく自然な映像を維持。プロゲーマーや動画編集者のようにモニターを長く使うユーザーにも非常に優しい設計です。

接続性

https://www.lg.com/jp/monitors/gaming-monitors/32gx850a-b/

豊富な入力端子と柔軟な環境対応

背面にはHDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4×1を搭載。どちらも4K@165HzやフルHD@330Hz出力をサポートします。

さらに、USB 3.0ハブ機能(アップストリーム1/ダウンストリーム2)を備え、マウスや外付けSSDなどを直接接続可能。

PCとゲーム機を同時に接続し、ワンタッチで切り替えるといった使い方もスムーズです。

また、ヘッドホン端子も備えており、遅延の少ない音声出力が可能。スピーカーは非搭載ですが、音の定位感を重視するゲーマーにも配慮された仕様です。

多機能スタンドとVESA対応

スタンドは、高さ110mm調整・左右スイベル30°・チルト前-8°後15°・ピボット90°回転に対応。どんな姿勢や環境でも最適な視点を確保でき、縦置き運用にも対応しています。

さらにVESA 100×100mmマウントに対応しており、モニターアームに設置すればデュアルモニター構成や壁掛け運用も可能。

大画面ながら柔軟なレイアウトができるのは、プロ用途でも重宝されるポイントです。

こんな人におすすめ!

https://www.lg.com/jp/monitors/gaming-monitors/32gx850a-b/
  • FPS・TPSなど競技志向のゲーマー
  • RPG・MMOの映像美を堪能したいプレイヤー
  • 動画・写真編集など色精度が重要なクリエイター
  • 長時間の配信や作業を行うユーザー
  • ハイスペック環境を求める上級ゲーマー

注意点やデメリット

グレア(光沢)パネルの反射に注意

本機のグレアパネルは、映像の発色やコントラストを最大限引き出す反面、照明や窓の映り込みが発生しやすいという側面があります。

設置環境によっては反射が気になる場合があるため、背後に強い光源がない位置に置く、カーテンを使用するなど工夫が必要です。

ただし、反射を抑えることで得られる鮮やかさ・透明感のある映像は格別で、映像重視派には十分なメリットがあります。

高性能を活かすには高スペックPCが必要

4K解像度×165Hzでゲームを動かすには、最新のハイクラス以上のGPUを推奨します。

フルHD×330Hzでもフレームを安定して出すには、CPU・GPUともに性能が求められるため、ミドルクラス以上の構成が理想です。

PCが性能不足だと高リフレッシュレートを活かしきれないので、モニターとPCのバランスを意識することが重要です。

価格は高めだが価値は十分

現在価格は13万9000円台と、ゲーミングモニターとしては高価な部類です。

しかし、有機ELパネル・デュアルモード・HDR True Black 400・広色域対応など、あらゆる要素がトップクラスといえます。

まとめ

「32GX850A-B」は、4KとフルHD/330Hzを備えた革新的な有機ELモニターです。1台で“最高画質”と“最高速”を楽しめるのは、まさに次世代モデルと呼ぶにふさわしい仕上がり。

True Black 400対応の深いコントラスト、DCI-P3 98.5%の鮮やかな色表現、そして0.03msの応答性能。すべてがハイレベルで、どんなゲームジャンルも理想的な環境で楽しめます。

一方で、グレア反射や高価格、ハイスペックPCの要求といった注意点もあります。

それでも「映像美とスピードをどちらも妥協したくない」ユーザーにとって、これほど魅力的な選択肢はないでしょう。

LGが誇るフラッグシップ級のOLEDモニターとして、プロゲーマーから映像クリエイターまで幅広くおすすめできる1台となっています。

  • この記事を書いた人

ミルミル

PCゲーマー歴30年。PC・ゲーム・ブログを愛しています。 70000PV達成、Twitterフォロワー数1万人。 当ブログ「ゲームPCライフ」では、ゲームや仕事で極上の環境を手にしたい人に向けて、ゲーミングデバイスやPCに関する情報を発信しています。

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