「JN-IPS27WQHDR-C65W-FLD-Tはどんなモニター・ディスプレイ?機能やスペックについて知りたい。」
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- 「JN-IPS27WQHDR-C65W-FLD-T」の特徴とスペック情報
- 「JN-IPS27WQHDR-C65W-FLD-T」の基本仕様まとめ
この記事では、JAPANNEXT(ジャパンネクスト)製「JN-IPS27WQHDR-C65W-FLD-T」の特徴や基本仕様をまとめています。
また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!
JN-IPS27WQHDR-C65W-FLD-Tの基本スペック
パネルサイズ | 27インチ |
パネルタイプ | IPS(AHVA) 10点マルチタッチパネル ※タッチ機能はWindowsのみ対応 |
解像度 | 2560×1440 |
リフレッシュレート | 75Hz |
視野角 | H178°、V178° |
輝度 | 400cd/m2 (HDR400相当) |
コントラスト比 | 1000:1 |
応答速度 | OD:8ms(GtoG) |
最大表示色 | 1677万色 |
色域 | sRGB 100%、DCI-P3 98% |
HDR | HDR10 |
スピーカー | 2W×2 |
サイズ(約) | 614×282〜502×300〜465mm |
重量(約) | 7.1kg |
接続 | HDMI、DP、USB-C USB、オーディオ出力 |
消費電力 | 通常25W |
主な付属品 | スタンド一式、HDMIケーブル Type-Cケーブル、USB B-Aケーブル 電源ケーブル、マニュアル、保証書 VESAマウント延長スペーサー |
モニターの概要と注目ポイント

27インチWQHD&IPSパネルの魅力
JAPANNEXT「JN-IPS27WQHDR-C65W-FLD-T」は、27インチサイズのIPS系パネル(AHVA方式)を採用し、解像度はWQHD(2560×1440)に対応しています。
フルHD(1920×1080)に比べて約78%広い作業領域を確保できるため、複数のウィンドウを同時に開いて効率的に作業が可能です。
特にデスクワークや資料作成、表計算などを頻繁に行うユーザーにとっては、画面の情報量が増えることで生産性の向上に直結します。
また、IPSパネルの利点は178°の広い視野角にあります。どの角度から見ても色の変化やコントラストの崩れが少なく、複数人で画面を共有するシーンでも見やすいのが強みです。
さらに、非光沢処理が施されているため、蛍光灯や自然光の映り込みを抑え、長時間作業でも快適に利用できます。
ホワイト筐体と多機能フラットスタンド
本機の大きな特徴のひとつが、白を基調としたカラーです。爽やかな印象を与えるホワイトデザインは、自宅はもちろん、医療機関など清潔感を求められる環境にもマッチします。
付属のケーブルもすべてホワイトで統一されているため、空間全体に統一感を持たせたい人にとっては理想的な選択肢となるでしょう。
また、多機能フラットスタンドを採用している点も見逃せません。220mmの高さ調整、スイーベル、チルト、さらには縦画面にできるピボットまで対応しています。
最大70°まで寝かせてタッチ操作に使える設計は非常に実用的で、ペンタブ代わりのように資料へ書き込みをしたり、打ち合わせで画面を見せながら操作する際にも活躍します。
スタンドの可動域が広いため、使う人の姿勢や作業スタイルに合わせて自在に調整できるのは大きな魅力です。
色域や色の再現性

HDR400相当の明るさとDCI-P3 98%対応
輝度は最大400cd/㎡を実現し、HDR400相当の表示が可能です。HDR10に対応しており、明るい部分と暗い部分をくっきり表現することで、立体感のある映像を再現します。
これにより、映画やドラマを視聴する際はより迫力のある映像を楽しめるだけでなく、プレゼン資料の色分けやグラフの視認性も高まり、仕事面でも効果を発揮します。
さらに色域はsRGB 100%、DCI-P3 98%をカバー。デザイナーや写真編集を行うユーザーにとって、正確で鮮やかな色表現は欠かせないポイントです。
実際に写真データを表示しても自然な色合いがしっかりと再現され、過度な彩度強調がないため、実物に近い発色で確認できます。
これは、映像制作やWebデザイン、プレゼン資料作成など、幅広い場面で安心して使えるスペックといえるでしょう。
sRGB 100%カバーとIPS特有の発色
オフィス用途でも欠かせないのが、標準的な色域規格であるsRGBのカバー率です。本機はsRGBを100%カバーし、Webサイトやオフィス文書で表示される色を正しく再現できます。
これは、印刷物のチェックやクライアントへの資料提出の際に重要な要素です。
IPSパネル特有の発色の良さも健在です。TNパネルやVAパネルと比べても、色の自然さや鮮やかさが際立ち、見ていて疲れにくいのが魅力です。
長時間の作業においても視認性を維持できるため、目の負担を減らしつつ集中して業務に取り組むことができます。
機能性

10点マルチタッチ操作(Windows限定)
本モデルのユニークな機能のひとつが、10点マルチタッチ対応です。
タッチ機能はWindows環境に限定されますが、Webページのスクロール、画像の拡大縮小、プレゼン資料のページ送りなどを指先で直感的に操作できるのは非常に便利です。
会議中にモニターへ触れて操作することで、参加者全員にわかりやすく情報を伝えられるのもメリットです。
この機能は教育現場や医療分野でも役立ちます。例えば、ホワイトボード代わりに資料へ書き込んだり、患者に説明する際に画面を操作したりと、幅広いシーンで活用できます。
目に優しい機能とスピーカー搭載
長時間の利用を想定して、フリッカーフリー(ちらつき軽減)とブルーライト軽減モードを搭載しています。
これにより、作業や動画視聴時に目の疲れを軽減でき、テレワークや勉強用途にも安心して使えます。
また、2W×2のステレオスピーカーを内蔵しているため、外部スピーカーを用意しなくても音声再生が可能です。
ビデオ会議や簡単な動画視聴なら十分対応できるレベルで、デスク周りをスッキリさせたい人に適しています。
接続性

豊富な端子とUSB-C給電対応
接続端子はHDMI、DisplayPortに加えて、USB-Cを搭載。USB-Cは最大65Wの給電に対応しており、ノートPCをケーブル1本で接続するだけで映像出力と充電を同時に行えます。
デスク周りを配線で乱したくない人にとって、この1本接続は大きな利点です。
さらに、最大解像度はどの端子でもWQHD@75Hzに対応。作業効率と映像の滑らかさを両立しており、オフィス作業や映像視聴でストレスを感じることはほとんどありません。
KVM機能で複数PCを効率管理
USB-A×2、USB-Bポートを活用することで、KVM機能を利用できます。
これにより、1セットのキーボード・マウスを複数のPCで共有し、モニター側の入力切替を行った際にそのまま利用できるのがポイントです。
たとえば、在宅ワークで会社支給のノートPCと個人のデスクトップPCを切り替えて使う場合、KVMがあればマウスやキーボードを差し替える手間が不要になります。
作業の効率化だけでなく、机の上を整理できる点も大きな魅力です。
こんな人におすすめ!

このモニターは、以下のような人に特におすすめできます。
- 仕事をメインに、時折映画や動画も楽しみたい人
- ノートPCをUSB-C 1本で接続してスッキリ使いたい人
- 白を基調とした作業環境を整えたい人
- タッチ機能を活用して教育やプレゼンを行いたい人
特に、リモートワークや学習用途で「作業効率と快適性を両立させたい」と考えているユーザーには最適な1台となっています。
注意点やデメリット
ゲーム用途には不向き
応答速度はオーバードライブ時でも8ms、リフレッシュレートは75Hzにとどまります。
一般的な作業や動画視聴には十分ですが、FPSや格闘ゲームなど動きの速いタイトルでは遅延や残像を感じやすいため、ゲーミングモニターとしては不向きです。
ゲームを重視するなら144Hz以上や応答速度1msのモデルを検討すべきでしょう。
タッチ機能の対応範囲と価格面
マルチタッチはWindows専用のため、Macユーザーや他OSでは利用できません。
また、現在価格は4万5000円台~4万7000円台となっており、タッチ機能を使わない人にとっては割高に感じられる可能性があります。
購入前に、実際にタッチ操作を活用する場面があるかを考えることが重要です。
まとめ
「JN-IPS27WQHDR-C65W-FLD-T」は、27インチWQHD解像度のIPSパネルに加え、10点マルチタッチ、USB-C給電、KVM機能など多彩な機能を備えた高性能モニターです。
ホワイトを基調とした筐体は作業環境をスタイリッシュに整え、オフィスや医療機関でも違和感なく使用可能。
一方で、応答速度やリフレッシュレートの点からゲーミング用途には不向きであり、タッチ機能を使わない人にはやや割高感があるのも事実です。
しかし、デスクワークを中心に使いながら、時折映画や動画も楽しみたい人にはコストパフォーマンスに優れた選択肢といえるでしょう。