「MAG 272QP QD-OLED X50はどんなゲーミングモニター？機能やスペックについて知りたい。」
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- 「MAG 272QP QD-OLED X50」の特徴とスペック情報
- 「MAG 272QP QD-OLED X50」の基本仕様まとめ
この記事では、MSI（エムエスアイ）製「MAG 272QP QD-OLED X50」の特徴や基本仕様をまとめています。
また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます！
MAG 272QP QD-OLED X50の基本スペック
| パネルサイズ | 26.5インチ |
| パネルタイプ | QD-OLED |
| 解像度 | 2560×1440 |
| リフレッシュレート | 500Hz |
| 視野角 | 178°(H)/178°(V) |
| 輝度 | 300cd/m2 1000cd/m2(ピーク時) |
| コントラスト比 | 1500000:1 |
| 応答速度 | 0.03ms(GTG) |
| 最大表示色 | 約10億7300万色 |
| 色域 | sRGB 100%、DCI-P3 99% AdobeRGB 98% |
| HDR | DisplayHDR True Black 500 |
| スピーカー | - |
| サイズ(約) | 611×242×533mm |
| 重量(約) | 8kg |
| 接続 | HDMI×2 DisplayPort USB Type-C ヘッドホン出力 |
| 消費電力 | 使用時25W |
| 主な付属品 | クイックスタートガイド スタンド ネジ付きスタンドベース VESAマウント用スペーサーネジ×4 HDMIケーブル DisplayPortケーブル |
モニターの概要と注目ポイント
https://jp.msi.com/Monitor/MAG-272QP-QD-OLED-X50
WQHD×QD-OLEDが生み出す圧倒的な映像体験
MSI「MAG 272QP QD-OLED X50」は、26.5インチのQD-OLEDパネルを採用したハイスペックモデルです。
従来の液晶モニターでは得られない、深みのある黒と鮮やかな発色を実現しており、まるで現実を超えたような映像体験を提供します。
解像度はWQHDで、フルHDよりも高精細ながら、4Kよりは低負荷で快適な描画を楽しめるバランスの良い仕様。ゲーム・動画・日常使いのすべてで満足できる解像度です。
また、DisplayHDR True Black 500に対応しているため、HDRコンテンツでは暗部の階調や光のグラデーションをリアルに再現。
特に夜や宇宙空間など、暗い場面でも細かな光の表現力が抜群です。さらに表面はハーフグレアで、反射を抑えながらも鮮やかさを維持。長時間プレイでも目が疲れにくい設計です。
500Hzリフレッシュレートがもたらす究極の滑らかさ
本機最大の魅力は、なんといっても500Hzの超高速リフレッシュレート。これまでの360Hzや480Hzを超え、ゲーミングモニターの常識を塗り替える水準です。
わずかな動きもなめらかに描画され、FPSや格闘ゲームのような反応速度が勝敗を分けるシーンで圧倒的な優位性を発揮します。
また、応答速度0.03ms（GTG）という驚異的なレスポンス性能を実現しており、マウス操作や視点移動に遅延をほとんど感じません。
さらに、ClearMR 21000認証を取得しており、動きの激しい映像でもブレが少なく、eスポーツ競技シーンでも十分通用する性能を持っています。
Amazon限定モデルならではのコスパ
このMAG 272QP QD-OLED X50は、Amazon.co.jp限定の特別仕様です。標準モデル「MPG-271QR QD-OLED X50」との違いは、OLED CARE 3.0 → 2.0へのダウングレード。
これは焼き付き防止機能の世代が異なるという点ですが、日常的な使用では大きな影響はありません。
その分、価格が抑えられており、15万円台という有機ELモニターとしては優れたコストパフォーマンスを実現。
HDR映像や高リフレッシュレートを楽しみたいゲーマーにとって、非常に手が届きやすい選択肢です。
色域や色の再現性
DCI-P3 99%＆ΔE≤2の高精度カラー
本機は、sRGB 100%・AdobeRGB 98%・DCI-P3 99%という広色域をカバーしています。つまり、一般的なモニターよりもはるかに広い範囲の色を正確に表示できるということです。
また、色差ΔEが2以下に抑えられており、人間の目では違いをほとんど感じないレベルの色精度を実現。これは、映像編集や写真加工などのプロ用途にも十分対応できる水準です。
QD-OLEDは自発光方式のため、バックライトを必要とせず、ピクセル単位での光の制御が可能です。
黒が引き締まり、コントラスト比は150万:1という圧倒的な数値を記録。明暗差がくっきりと表現され、映像の立体感が際立ちます。
QD-OLEDの発色がもたらすゲーム没入感
QD（量子ドット）技術とOLEDを組み合わせたQD-OLEDは、色再現の鮮やかさと黒の深さを両立できるのが最大の特徴です。
特に赤や緑の発色が濃く、自然でリアルなトーンに仕上がるため、風景の美しさやキャラクターの表情が一段と際立ちます。
HDRゲームでは明るい部分の輝度が最大1000cd/m²に達し、光が差し込む瞬間や爆発エフェクトの眩しさまでリアルに描写。
まるでゲーム世界に入り込んだかのような没入感を味わえます。
カラーバランスも安定しており、角度を変えて見ても色の変化が少ないのもポイントです。視野角178°の広さにより、マルチモニター環境でも色味が統一され、作業にも最適です。
機能性
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AIビジョン・ナイトビジョンなど多彩な補助機能
MSIならではの映像補助機能も充実しています。AIビジョン機能は、AIが映像の明暗や色を自動解析し、シーンに合わせて最適な輝度・コントラストに調整してくれます。
暗すぎる・明るすぎるといった状況を自動的に修正してくれるため、ユーザーが細かく設定をいじる必要がありません。
さらに、ナイトビジョン機能を使えば、暗所でも敵やアイテムの輪郭を鮮明に表示できます。ホラーゲームや夜戦マップなど、暗いシーンの多いタイトルでは特に有効です。
アンチフリッカーやハードウェアブルーライトカットも搭載しており、長時間のプレイでも目への負担を最小限に抑えられます。
ゲーマーに嬉しい高い可動性と操作性
スタンドは上下（-5°〜20°）のチルト、左右（-30°〜30°）のスイベル、高さ調整（0〜110mm）に加え、ピボット回転（-90°〜90°）にも対応。
この柔軟な可動域によって、自分の姿勢やデスク環境に合わせた最適な配置が可能です。縦画面にしてSNSチェックや配信コメント用に使うなど、マルチ用途でも活躍します。
また、背面ジョイスティックで簡単にOSDメニューへアクセスできます。ゲームモードをワンタッチで切り替えでき、ストレスなく設定を変更できるのも嬉しいポイントです。
接続性
HDMI 2.1＆DisplayPort＆USB-C対応
接続面では、HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4a×1、USB Type-C（DP Alt Mode対応）×1という豊富なインターフェイスを備えています。
すべての映像端子でWQHD/500Hz出力に対応しているため、最新GPUやハイエンドゲーミングノートでもその性能を最大限に引き出せます。
USB-Cポート経由での映像出力にも対応しており、ノートPCやSteam Deckなどの携帯型デバイスをスマートに接続可能。
ケーブル1本で映像出力と充電を同時に行える点は、デスク環境をシンプルに保ちたいユーザーに最適です。
マルチ画面対応＆利便性
PIP（Picture in Picture）/PBP（Picture by Picture）機能により、複数のデバイスを一つの画面に同時表示できます。
たとえば、左側でPCゲームをプレイしながら、右側で攻略動画を再生するなど、効率的なマルチタスクが可能です。
また、24.5インチモードを搭載しており、画面サイズを縮小して中央集中の見やすい表示に変更することもできます。
競技シーンでは視線移動を最小化でき、照準合わせやエイム練習にも効果的です。
背面にはVESA100規格のマウントを装備しており、モニターアームを使って自由なレイアウトを組むことも可能。総合的に、ゲーマーの利便性を徹底的に考え抜いた設計です。
こんな人におすすめ！
https://jp.msi.com/Monitor/MAG-272QP-QD-OLED-X50
- FPSやTPSなど、高リフレッシュレートを活かしたい競技ゲーマー
- 映像美を重視し、HDRコンテンツを最大限楽しみたいユーザー
- QD-OLEDの鮮やかな発色を体験したいが、コスパも大切にしたい人
- 動画や写真編集など、色再現性の高いモニターを探しているクリエイター
- 価格と性能のバランスを求める、ハイエンド志向のユーザー
注意点やデメリット
スピーカー非搭載
本製品にはスピーカーが内蔵されていません。そのため、音を出すにはヘッドセットや外部スピーカーを別途用意する必要があります。
ただし、多くのゲーマーは音の定位感を重視してヘッドセットを使用するため、実際の使用上は大きな欠点ではないでしょう。
音質にこだわりたい人は、DAC内蔵ヘッドホンアンプやサウンドバーを併用するのがおすすめです。
OLED CARE 2.0の仕様差
標準モデルが採用する「OLED CARE 3.0」に比べ、本機の「2.0」は焼き付き防止機能がやや簡略化されています。
長時間の静止画表示が続くと、画面の一部に残像が発生する可能性があります。
対策として、定期的なスクリーンセーバーの活用、輝度を抑えるなどの工夫を行うとより安心です。一般的なプレイ時間であれば問題ないため、過度に心配する必要はありません。
まとめ
MSI「MAG 272QP QD-OLED X50」は、500Hzリフレッシュレート×QD-OLEDパネルという圧倒的なスペックを15万円台で実現した、まさに次世代のゲーミングモニターです。
映像の美しさ・応答速度・機能性のすべてが高水準にまとまっており、HDRコンテンツや高速FPSタイトルをプレイする際には、その実力を存分に発揮します。
標準モデルとの大きな違いはOLEDケア機能で、基本性能は同等。スピーカー非搭載という点を除けば、これほど完成度の高いモニターは少ないでしょう。
クリエイティブ用途にも適しており、ゲームも仕事も1台でこなしたいユーザーには最適な選択肢です。
「映像の美しさ」と「勝つための性能」を両立したいゲーマーに、特におすすめの1台となっています。
