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GIGABYTE「FO27Q5P」レビュー|特徴&スペック解説

「FO27Q5Pはどんなゲーミングモニター?機能やスペックについて知りたい。」

このような悩みに答えます。

本記事の内容

  • 「FO27Q5P」の特徴とスペック情報
  • 「FO27Q5P」の基本仕様まとめ

この記事では、GIGABYTE(ギガバイト)製「FO27Q5P」の特徴や基本仕様をまとめています。

また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!

FO27Q5Pの基本スペック

パネルサイズ27インチ
パネルタイプQD-OLED
解像度2560×1440
リフレッシュレート500Hz
視野角178°(H)/178°(V)
輝度300cd/m2(Typ, SDR APL 100%)
1000cd/m2(Typ, HDR APL 3%)
コントラスト比1.5M:1
応答速度0.03ms(GTG)
最大表示色10bit(1.07B)
色域DCI-P3 99%
HDRDisplayHDR True Black 500
スピーカー5W×2
サイズ(約)610.3×532.5×158.6mm
重量(約)5kg
接続HDMI 2.1×2
フルサイズDP 2.1
ミニDP 2.1
フルサイズDP 1.4出力
USB Type-C
USB 3.2 ダウンストリーム×2
USB 3.2 アップストリーム
ヘッドホン
マイク
消費電力オンモード49W
主な付属品スタンドベース
スタンドライザー
電源ケーブル
電源アダプター
HDMIケーブル
DPケーブル
Type-Cケーブル
USB ケーブル
クイックスタートガイド
保証カード
色校正レポート
※2025年11月時点

モニターの概要と注目ポイント

圧倒的な映像体験を生むQD-OLEDと500Hzリフレッシュレート

GIGABYTEの新モデル「AORUS FO27Q5P」は、27インチのQD-OLEDパネルを採用したWQHD(2560×1440)ゲーミングモニターです。

QD-OLEDは量子ドットと有機ELを融合した表示技術で、発色の豊かさと黒の深みを両立。コントラスト比は驚異の150万:1を誇り、暗いシーンでも細部まで鮮明に映し出します。

さらに注目すべきは、最大500Hzのリフレッシュレートと0.03ms(GTG)の応答速度

これまでの360Hzクラスを凌駕する滑らかさで、視認性と反応速度が求められるFPSや格闘ゲームで圧倒的な優位性を発揮します。

ティアリングやカクつきを防ぐFreeSync Premium ProG-Sync Compatibleにも対応し、あらゆるGPU環境で快適にプレイ可能です。

圧縮なしの映像伝送を支えるDisplayPort 2.1 UHBR20

FO27Q5Pは、次世代インターフェースであるDisplayPort 2.1 UHBR20を搭載。

最大帯域80Gbpsという規格により、WQHD解像度でも500Hzを圧縮なしで出力できます。これにより、細かな動きや高速アニメーションも忠実に表示。

さらにMiniDP 2.1ポートやHDMI 2.1×2、USB-C(18W給電対応)など多彩な接続端子を備え、最新GPUとの相性も抜群。

複数モニターをデイジーチェーンでつなげられる点も、マルチディスプレイ環境を構築したいユーザーにとって大きな魅力です。

色域や色の再現性

99% DCI-P3の広色域と工場出荷時キャリブレーション

本機は、映画制作にも使われるDCI-P3 99%カバーを誇る広色域パネルを採用しています。

10億7000万色の色表現が可能で、微妙なグラデーションもなめらかに再現。しかも工場出荷時点でΔE<2に調整済みのため、購入後すぐに高精度なカラー表示を楽しめます。

色彩表現の美しさはゲームだけでなく、動画編集や写真現像などのクリエイティブ用途でも大きな強み。

HDR映像ではVESA DisplayHDR True Black 500認証に対応し、眩しいハイライトから深い黒までリアルに表現します。

QD-OLEDがもたらす“鮮やかで深い”映像体験

QD-OLED特有の高いコントラストと発色性能は、特に暗所や光源が強調されるゲームシーンで真価を発揮します。

従来の液晶では潰れがちな影や夜景の階調も、QD-OLEDならしっかりと描写。たとえばホラー系では恐怖感が増し、レーシングではネオンや街灯の輝きがより立体的に見えます。

さらに、反射を抑えるAnti-Reflectionコーティングによって、照明下でも映り込みが少なく、長時間のプレイでも目が疲れにくいのも嬉しいポイント。

まさに「色の深み」「リアルさ」「目への優しさ」を兼ね備えた万能ディスプレイです。

機能性

超高速応答と独自技術で描く“ブレない映像”

FO27Q5Pは0.03msの応答速度を実現しており、GIGABYTE独自の「Ultra Clear」テクノロジーによってモーションブラー(残像)を大幅に軽減しています。

高速戦闘や視点移動が激しいシーンでも映像の輪郭が崩れず、敵の位置を瞬時に判断可能。さらに、Night Vision機能により暗いシーンでも露出を上げすぎずに視認性を確保。

タクティカルスイッチ2.0を使えば、ボタンひとつで解像度を変更でき、24インチ相当の表示領域に即座に切り替えることもできます。

AI OLEDケアと冷却構造で長寿命化

有機ELの弱点である「焼き付き」リスクに対して、GIGABYTEはAI OLEDケア機能を搭載。

AIが使用状況を解析し、画面の輝度や表示パターンを自動制御することでリスクを最小化します。

さらに、グラフェン放熱フィルムカスタムヒートシンクを採用した強力な放熱設計を採用。本体はファンレス構造で静音性を保ちながらも、四面換気で効率的に熱を逃がします。

長時間のプレイやHDR表示でも安定動作を維持し、OLEDパネルの寿命を延ばす工夫が随所に見られます。

接続性

充実のインターフェースでどんな環境にも対応

映像入力端子として、現状で最新世代のDisplayPort 2.1 UHBR20Mini DP 2.1を搭載。

またHDMI 2.1×2にも対応しており、PlayStation 5やXbox Series Xなどのコンソール機でも高フレームレート出力が可能です。

USB Type-Cは18W給電に対応しているため、ノートPCの接続にも最適。さらにUSB 3.2ハブ機能やオーディオジャックも装備し、マイクやヘッドセットを直接接続できます。

これ1台でPC、ゲーム機、配信機材をスマートにまとめられる拡張性の高さが魅力です。

KVMやデイジーチェーンで作業効率もアップ

ビジネスやクリエイティブ作業に便利なのがKVMスイッチ機能です。1組のキーボード・マウスで複数のデバイスを操作でき、ワンクリックでPCを切り替え可能。

デスク上の配線を減らし、スムーズなマルチデバイス環境を構築できます。また、DP 1.4 Outを使ったデイジーチェーン接続にも対応しており、複数モニターを1本のケーブルで連結可能。

映像の圧縮が不要なため、遅延や画質劣化を気にせずマルチモニターを楽しめます。

調整機能も豊富で、チルト・スイベル・ピボット・高さ調整すべてに対応。使用シーンに合わせて柔軟にセッティングできます。

こんな人におすすめ!

  • eスポーツやFPSを本気でプレイする人
     500Hz駆動と0.03ms応答が、視認性と反応速度を最大限に高めます。高速戦闘や敵の一瞬の動きを逃さず、勝率アップを狙うプレイヤーに最適です。
  • 高フレームレート環境での快適さを求めるハイエンドPCユーザー
     DisplayPort 2.1 UHBR20対応で、WQHD解像度×500Hzの圧縮なし映像を出力可能。最新GPUの性能を最大限に引き出したい方にぴったりです。
  • RPGや映像美重視のゲームをじっくり楽しみたい人
     QD-OLEDによる深い黒と鮮やかな発色で、映画のような没入感を味わえます。HDR True Black 500にも対応し、幻想的な世界観を美しく描写します。
  • 仕事とゲームを両立させたいマルチユース志向のユーザー
     USB-C給電(18W)やKVM機能を備え、ノートPCやサブPCを1組のキーボード・マウスで切り替え可能。ゲームも業務も1台でスマートにこなせます。
  • デスク環境や映像機材をこだわりたい配信者・クリエイター
     デイジーチェーンやUSBハブ機能で複数機材を効率的に接続でき、静音ファンレス設計で映像編集やライブ配信環境の構築にも最適。

注意点やデメリット

価格と必要PCスペックの高さ

Amazon.co.jpの現在価格は199,800円と、一般的なゲーミングモニターより高価です。

しかしその理由は明確で、QD-OLEDパネル・500Hz駆動・DisplayPort 2.1といった最新技術が惜しみなく投入されています。

コストパフォーマンスよりも性能重視のプロ志向モデルと考えるのが適切です。

また、500Hzの性能を引き出すには、最新のハイクラス以上のGPUや高リフレッシュレート出力対応のDisplayPort 2.1を備えた環境が推奨。

ミドルクラスPCでは真価を発揮できない点には注意が必要です。

OLED特有の制約

OLEDは美しい映像を描く反面、長時間同一表示を続けると焼き付きのリスクがあります。

AI OLED ケア機能で軽減されているとはいえ、静止画像を出しっぱなしにしないなどの基本的なケアは欠かせません。

また、ピーク輝度1000cd/m²(HDR時)と高いものの、SDR表示では300cd/m²前後のため、明るい部屋では映像がやや暗く感じる場合もあります。

つまり本モデルは、使用環境を整えられるハイエンドユーザー向けの製品。高性能を扱いこなせば、他にはない映像体験が得られます。

まとめ

GIGABYTE「AORUS FO27Q5P」は、500Hzリフレッシュレート×QD-OLED×DisplayPort 2.1という最先端仕様を兼ね備えた“次世代ゲーミングモニター”です。

圧倒的な滑らかさと美しさ、AI OLED ケアによる長寿命化、豊富な接続性を備え、まさに「プレミアム」という言葉がふさわしい1台。

確かに価格は高めですが、その分、映像品質・操作性・耐久性のすべてがトップクラス。

eスポーツ競技、映像制作、配信など、映像にこだわるユーザーにとって理想的な環境を提供してくれます。

FO27Q5Pは「ハードウェアの性能で差をつけたい」ゲーマーにとって、現時点で最有力候補の一つといえるでしょう。

  • この記事を書いた人

ミルミル

PCゲーマー歴30年。PC・ゲーム・ブログを愛しています。 70000PV達成、Twitterフォロワー数1万人。 当ブログ「ゲームPCライフ」では、ゲームや仕事で極上の環境を手にしたい人に向けて、ゲーミングデバイスやPCに関する情報を発信しています。

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