「VX3418C-2Kはどんなゲーミングモニター?機能やスペックについて知りたい。」
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- 「VX3418C-2K」の特徴とスペック情報
- 「VX3418C-2K」の基本仕様まとめ
この記事では、ViewSonic(ビューソニック)製「VX3418C-2K」の特徴や基本仕様をまとめています。
また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!
VX3418C-2Kの基本スペック
| パネルサイズ | 34インチ |
| パネルタイプ | VA/1500R |
| 解像度 | 3440×1440 |
| リフレッシュレート | 180Hz |
| 視野角 | 左右178°/上下178° |
| 輝度 | 250cd/m2 |
| コントラスト比 | 4000:1 |
| 応答速度 | 1ms(MPRT) |
| 最大表示色 | 約1677万色 |
| 色域 | - |
| HDR | HDR10 |
| スピーカー | 5W×2 |
| サイズ(約) | 808×411.4~531.4×289.4mm |
| 重量(約) | 5.7kg |
| 接続 | HDMI 2.0×2 Displayport 1.4×2 音声出力 |
| 消費電力 | 標準51W |
| 主な付属品 | ネックスタンド スタンドベース 電源ケーブル(約1.5m) DisplayPortケーブル(約1.5m) クイックスタートガイド 保証書 |
モニターの概要と注目ポイント
https://www.viewsonic.com/jp/products/lcd/VX3418C-2K
1500Rのカーブ×UWQHDで広大な映像世界に没入できる
ViewSonic「VX3418C-2K」は、34インチ・1500Rカーブパネルを採用したウルトラワイドゲーミングモニターです。
左右に大きく広がる画面が視界を包み込み、ゲームや動画、作業画面をより立体的に感じられるのが魅力。
特にRPGやオープンワールドのような作品では、景色の広さや奥行きが自然に伝わり、没入感が大幅にアップします。
また、3440×1440のUWQHD解像度は、一般的なフルHDの約1.8倍、16:9のWQHDよりも横方向に広いため、1画面で複数のソフトを並べる作業でも強い力を発揮します。
スタイリッシュな薄型フレームデザイン
さらに、ベゼルが細いデザインになっており、表示領域の広さがより強調される点も高評価ポイントです。
モニター自体が大きいにもかかわらず、圧迫感が少なく、デスクまわりの雰囲気を損なわないスタイリッシュさも魅力です。
高さ調整やスイベル調整にも対応しており、自分の姿勢に合わせて最適なポジションを作れるため、長時間使っても疲れにくい点は、ゲームはもちろん仕事や勉強にも効果的です。
180Hz×1ms(MPRT)の高速表示でアクションゲームも快適
ゲーミング性能の中心となるのが、180Hzの高速リフレッシュレートと1ms(MPRT)の応答速度です。
この2つの組み合わせにより、動きの激しいシーンでも滑らかさを失いにくく、視認性がしっかり確保されます。
FPSやレースゲームのように瞬時の判断が求められるジャンルでも、映像がブレにくいので狙いが定まりやすく、プレイの満足度が大きく変わります。
ティアリングやスタッタリングを抑えるAMD FreeSync Premiumにも対応しており、対応GPUと組み合わせることで滑らかさがさらに向上します。
ウルトラワイドで視界が広がるだけでなく、映像の安定性も高いため、ゲーム体験がグッとランクアップする1台です。
色域や色の再現性
VAパネルが生み出す深みのある黒と高コントラスト
VX3418C-2KはVAパネルを採用しており、4000:1もの高コントラスト比を実現しています。この数値は一般的なIPSパネルより高く、暗いシーンでの階調表現が得意です。
夜の街並みや洞窟のシーンなどでは黒がしっかり沈み、映像の深みが強く感じられます。
また、ウルトラワイドと相性が良く、広い画面で繊細な明暗差がしっかり表現されるため、映画鑑賞やストーリーゲームをより引き込む仕上がりになっています。
さらに、最大表示色が約1677万色と豊富で、一般的なゲーム用途や動画視聴で問題なく楽しめるレベルの発色を持っています。
視野角も178°確保されており、斜めから見ても色味が大きく変わりにくいので、複数人で映像を見る機会が多い人にも適しています。
色域が非公開のため、編集作業では過度な期待は禁物
一方で、メーカーが色域(sRGB・DCI-P3など)を公表していないため、写真編集や動画編集など、正確な色再現が求められる作業にはあまり向いていません。
もちろん、趣味レベルの加工や簡単なサムネ作成程度なら問題ありませんが、映像制作や印刷用デザインのように厳密な色管理が必要な場合は、色域が明確に公開されているクリエイター向けモニターのほうが安心です。
加えて、輝度が控えめで、明るい部屋ではコントラストの低下が気になる場面が出てくる場合があります。暗めの部屋やカーテンなどで光を抑えた環境で使用するのがベストです。
機能性
https://www.viewsonic.com/jp/products/lcd/VX3418C-2K
滑らかな描画とFreeSync Premiumで快適プレイをサポート
ゲーミング向けの仕様として、180Hzリフレッシュレートと1ms(MPRT)の組み合わせは大きな武器です。
画面が広いウルトラワイドは、視界が左右に広がって臨場感が高まる一方で、画面全体のブレが気になるという声もあります。
しかし、このモデルは高速描画に対応しているので、画面が大きくても映像の滑らかさが保たれ、動きの追従性が高まります。
FreeSync Premium対応により、対応GPUと組み合わせれば同期ずれによるカクつきが起こりにくく、アクションシーンやカメラを高速に振る場面でも安定した映像が出力されます。
RPGや映画鑑賞といったゆったりめのコンテンツはもちろん、対戦ゲームにも十分使える性能です。
Eye Care機能とウルトラワイドの作業効率が相性抜群
フリッカーフリーとブルーライト軽減のEye Care機能を搭載しており、長時間のゲームや仕事でも目が疲れにくい仕様になっています。
特にウルトラワイドで複数ウィンドウを開く場合は、視線移動が増えるため、目への負荷も増えがちですが、これらの負担を軽減する仕組みが備わっているのは大きなメリットです。
また、ウルトラワイドの特徴として、横長の画面を生かした作業効率向上があります。
ブラウザ・資料・チャットアプリなどを並べて使えるため、在宅ワークや動画編集のタイムライン確認、DAWソフトの操作など、幅広い用途で快適です。
映画を横いっぱいに表示すれば、まるでシアターのような迫力が味わえる点も、曲面モニターならではの魅力です。
接続性
HDMI×2・DP×2の豊富な端子で複数機器を運用しやすい
映像入力端子は、HDMI 2.0を2基、DisplayPort 1.4を2基備えており、PC・ゲーム機・ノートPCなど複数のデバイスを同時に接続できます。
4入力という構成は同価格帯では多い部類で、複数環境での切り替えが頻繁なユーザーにとって使い勝手が非常に良いポイントです。
音声出力端子も備わっているため、外部スピーカーやゲーミングヘッドセットとも簡単に連携できます。
内蔵スピーカー(5W×2)も搭載しており、簡単な動画視聴や作業用BGMなら十分に対応できます。
HDMIは100Hzまで。180Hzを活かすならDisplayPort推奨
注意点として、HDMI接続ではリフレッシュレートが最大100Hzとなっており、180HzはDisplayPort接続でのみ利用可能です。
100Hzを超えるリフレッシュレートでのプレイを想定している場合は、この部分だけはしっかり理解しておく必要があります。
PCゲームで180Hzの性能をフルに活かしたい場合は、迷わずDP接続を選択しましょう。
こんな人におすすめ!
https://www.viewsonic.com/jp/products/lcd/VX3418C-2K
- ウルトラワイドの大画面でゲームの世界に浸りたい人
- 180Hzの高速描画で滑らかな映像を求めるプレイヤー
- 在宅ワークや動画編集のタイムライン確認など、広い作業領域を求める人
- 4万円台で高コスパな34インチモニターを探しているユーザー
- 黒の締まりが良いVAパネルが好みの人
- ゲーム・映画・仕事を1台でまとめたいマルチ用途の人
注意点やデメリット
最大輝度の低さとHDRの弱さ
VX3418C-2Kの最大輝度は250cd/m²と、ゲーミングモニターとしては控えめな部類です。
暗めの部屋なら問題ありませんが、昼間の明るい環境ではコントラストの低下や白っぽさが気になる場合があります。
HDR10に対応しているものの、輝度がそこまで高くないため、HDR効果をしっかり感じられる場面は限定的です。
色域非公開とHDMI100Hz制限など、細かな制約がある
前述の通り、色域が公開されていないため、動画編集や写真加工など色の正確さが重要な用途では信頼性が不足します。
また、HDMIでは100Hzまでしか出ないため、ハイスペックなPCをつないだ場合はその性能をフルに引き出せない点も理解が必要です。
湾曲モニター特有の形状に慣れない人もいるため、購入前に設置場所や視聴距離をイメージしておくと安心です。
まとめ
ViewSonic「VX3418C-2K」は、ウルトラワイド×曲面パネル×180Hzという豪華な組み合わせを、4.4万円台という価格で実現したコスパの高いゲーミングモニターです。
没入感の高さ、作業効率の向上、滑らかな映像など、多くの魅力が詰まっており、ゲームと仕事の両方で大活躍します。
一方で、輝度が控えめだったり色域が不明だったりと、いくつか割り切りが必要な部分もあります。
それでも、広大な34インチUWQHDの映像体験をこの価格帯で手に入れられるモデルは貴重です。
「ゲームも作業も1台で快適にしたい」「ウルトラワイドを導入してみたい」という人には、十分選択肢になり得る1台といえるでしょう。




