PCゲームを快適に遊ぶためには、タイトルごとに必要となるスペックが大きく異なることを理解しておく必要があります。
Apex Legends や Fortnite のようなFPSでは高fpsが勝敗を左右し、FF14のようなMMORPGではCPUの安定性が重要になります。
さらに、オープンワールド系のパルワールドやARK: Survival Evolved のような最新サンドボックス系タイトルは、GPUとメモリの両方に大きな負荷がかかります。
しかし、多くのプレイヤーが抱える悩みは同じです。
- 「どのゲームにどのGPUが必要なのかわからない」
- 「推奨スペックって本当に十分なの?」
- 「144fps・240fpsを狙う構成が知りたい」
- 「自分の遊び方に最適なPC構成が知りたい」
そこで本記事では、人気ゲームの必要スペック・推奨スペック・高fps構成・GPU別fps目安をすべてまとめ、あなたに最適なPC構成を判断できるように丁寧に解説します。
この記事を参考して、自分に最適な環境を手に入れましょう!
ゲーム別スペックを理解するメリット

● ゲームによって求められるPC性能はまったく違う
一口に「ゲーム」と言っても、要求される処理内容はそれぞれ異なります。
- FPS(Apex / VALORANT)
→ 高fpsが勝敗に直結するためGPUとCPUのバランスが命 - TPS(Fortnite / 荒野行動)
→ グラフィックアップデートでGPU負荷が増大 - MMORPG(FF14 / ブルプロ)
→ CPU性能が安定性を左右 - サンドボックス・重量級(パルワールド / ARK / スターフィールド)
→ 現行GPUでも負荷が重すぎるレベル。メモリ重要
つまり「全部のゲームで最適な1台」は存在せず、タイトルに合わせたPC選びこそ最もコスパが良い選び方になります。
● 推奨スペックは“最低限快適に遊べる”ラインにすぎない
公式サイトに掲載される推奨スペックは、“60fps前後で動作を保証する”ための控えめな基準がほとんどです。
144fpsや240fpsを狙う場合は、推奨スペックの1〜2段階上のGPUが必要な場合が多いです。
● 必要スペックがわかる=無駄な予算を使わずに済む
多くの人が「オーバースペックなPC」を選んでしまう理由は、
- 必要な性能がわからない
- 高いPC=良いPCだと思われがち
という誤解からです。
本記事ではタイトル別に必要性能を整理するため、“ちょうど良い性能帯”が判断でき、予算を最適化できます。
Apex Legends 推奨スペック|144fps・240fpsの構成
Apex Legendsは軽量FPSというイメージがありますが、高fps帯を狙うと要求性能は一気に跳ね上がります。
● 公式必要スペック(最低)
- CPU:Intel Core i3-6300 / AMD FX-4350
- GPU:GTX 950
- メモリ:6GB
→※ほぼ“動く”だけのスペック。
● 推奨スペック(低~中設定60fps狙い)
- CPU:Core i5-3570K / 同等のプロセッサ
- GPU:GTX 970 / Radeon R9 290
- メモリ:8GB
→※公式サイトより引用。
● 高fps構成(144fpsを安定させたい人)
- CPU:Core i5-14400 / Ryzen 5 7500F
- GPU:RTX 4060 / RTX 5060
- メモリ:16GB
→ フルHDなら144fpsが十分狙えるバランス。
● 競技向け構成(240fps以上狙い)
- CPU:Core i7-14700 / Ryzen 7
- GPU:RTX 5060 Ti / RTX 5070
- メモリ:16〜32GB
→ 240fps帯はCPUも非常に重要になる。
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Fortnite 推奨スペック|低予算〜高画質までの最適構成
フォートナイトは建築とエフェクトが多く、アップデートを重ねるごとにGPU負荷が増加しています。
● 公式必要スペック(最低)
- CPU:Core i3-3225
- GPU:Intel HD 4000、AMD Radeon Vega 8
- メモリ:8GB
● 公式推奨スペック(低~中)
- CPU:Core i5 / Ryzen 5
- GPU:GTX 960 / R9 280
- メモリ:16GB
→ ストレージには高速のNVMe SSDを指定しています。
● 推奨スペック(144fps前後)
- GPU:RTX 4060 / 3060
- CPU:Core i5 / Ryzen 5
- メモリ:16GB
● 240fps以上を安定させたい場合
- GPU:RTX 5060 / 5060 Ti
- CPU:Core i7 / Ryzen 7
- メモリ:16GB以上
FF14 推奨スペック|最新拡張でも快適に遊べる構成
ファイナルファンタジー14は比較的軽量なMMORPGですが、高解像度(WQHD〜4K)になると一気にGPU負荷が上がるという特徴があります。
● 公式最低スペック(HD)
- CPU:Core i5-8400
- GPU:GTX970、Radeon RX 480
- メモリ:8GB
→ ストレージ空き容量が140GB以上必要な大型タイトル。
● 推奨スペック(フルHD)
- CPU:Core i5-14400クラス
- GPU:RTX 3050 / RTX 5050
- メモリ:16GB以上
● 高画質で遊ぶ場合
- CPU:Core i5-14400以上
- GPU:RTX 4060 / 5060
- メモリ:16GB以上
→ フルHDなら現状のミドルクラス以上で十分。
● WQHD・4K対応構成
- CPU:Core i7-14700 / Ryzen 7
- GPU:RTX 5070 / 5070 Ti以上
- メモリ:16GB~32GB
経験上、街や多人数コンテンツなど、人が多く集まると急に重くなることがあるので、ソロ時でやや余裕あるスペック・設定がおすすめです。
パルワールド・ARK・重量級タイトル|現行でも最難関
近年の重量級ゲームは、RTX 40やRTX 50番台でも余裕があるとは言えないレベルの負荷があります。
特にパルワールドやARKは
- GPU負荷が極端に高い
- マップの読み込みが重い
- メモリ消費が激しい
という特徴があります。
● 推奨スペック(中設定)
- GPU:RTX 4060 Ti〜RTX 5060
- メモリ:16GB以上
● 高画質+高fps狙い
- GPU:RTX 5060 Ti〜RTX 5070
- メモリ:32GB推奨
● 4K解像度で遊ぶなら
- GPU:RTX 5070 Ti~RTX 5080
- メモリ:32GB以上
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GPU別 fps 目安表|どのGPUが何fps出せる?

(フルHD・中~高設定基準)
| GPU | Apex | Fortnite | FF14 | 重量級タイトル |
|---|---|---|---|---|
| RTX 3050 | 100〜130fps | 40〜70fps | 60〜90fps | 30〜45fps |
| RTX 5060 | 200〜230fps | 60〜100fps | 110〜140fps | 40〜80fps |
| RTX 5060 Ti | 260〜290fps | 100〜110fps | 130〜150fps | 50〜90fps |
| RTX 5070 | 270〜300fps | 110〜140fps | 160〜210fps | 80〜120fps |
| RTX 5070 Ti | 280〜300fps | 120〜160fps | 180〜230fps | 90〜130fps |
fps値は環境・設定で変動しますが、GPUの性能帯の“目安”を掴むのに最適です。
用途別おすすめPC構成|初心者〜ハイエンドまで解説
● 初心者向け(コスパ優先)
- GPU:RTX 5060
- CPU:Core i5 / Ryzen 5
- メモリ:16GB
- SSD:500GB〜1TB
ApexやFortniteを144fpsで遊ぶには十分。Palworldも設定次第で問題なく遊べます。
● バランス構成(全ジャンルに対応)
- GPU:RTX 5060 Ti~RTX 5070
- CPU:i5-14400~i7-14700
- メモリ:16〜32GB
重量級を除くほぼ全てのタイトルを快適に遊べる“黄金バランス”。
● ハイクラス構成(重量級ゲームも安心)
- GPU:RTX 5070 Ti〜RTX 5080
- CPU:Ryzen 7 7800X3D / Ryzen 7 9800X3D
- メモリ:32GB
- SSD:1TB以上
高解像度+高fpsを狙う人に最適。
まとめ|ゲームに合わせた構成を選べば最適PCが見つかる
本記事では、人気ゲームの必要スペックをまとめて紹介しましたが、最終的に大切なのは以下のシンプルな基準です。
- FPSゲーム:GPUとCPUのバランス重視
- MMORPG:CPUの安定性とGPUの画質性能
- 重量級ゲーム:GPU性能+メモリ容量が鍵
これらを理解して選べば、高額なPCを買わなくても“ちょうどいい性能”のPCを見つけることができます!

