当サイトには広告が含まれます ゲーミングモニター

「EX-GDU271JAD」徹底レビュー|特徴&スペック解説

「EX-GDU271JADはどんなゲーミングモニター?機能やスペックについて知りたい。」

このような悩みに答えます。

本記事の内容

  • 「EX-GDU271JAD」の特徴とスペック情報
  • 「EX-GDU271JAD」の基本仕様まとめ

この記事では、IODATA(アイ・オー・データ)製「EX-GDU271JAD」の特徴や基本仕様をまとめています。

また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!

EX-GDU271JADの基本スペック

created by Rinker
アイ・オー・データ
パネルサイズ27インチ
パネルタイプAHVA
解像度3840×2160
リフレッシュレート4K/160Hz
FHD/320Hz
視野角上下178°/左右178°
輝度350cd/m2
コントラスト比1000:1
応答速度0.5ms(GTG)
最大表示色10億7374万色
色域-
HDRHDR10
スピーカー2W+2W(ステレオ)
サイズ(約)614×405~525×239mm
重量(約)4.2kg
接続HDMI×2
DisplayPort
ヘッドホン端子
消費電力通常使用時35.6W
主な付属品電源コード(PSE適合品)
HDMIケーブル
DisplayPortケーブル
必ずお読みください
台座、台座ネック
台座ネック取付ネジ(4本)
リモコン
動作確認用電池(アルカリ)×2
※2025年11月時点

モニターの概要と注目ポイント

https://www.iodata.jp/product/lcd/gaming/ex-gdu271jad/

4K/160HzとFHD/320Hzを切り替える「DFR機能」

「EX-GDU271JAD」最大の魅力は、4K(3840×2160)/160Hz、FHD(1920×1080)/320Hzを自由に切り替えられる「Dual Frame Rate(DFR)」機能にあります。

これは4KパネルをフルHD表示に変換する際、4つのピクセルを1つとして扱うことで、高速駆動へと切り替える仕組みです。

単に解像度を変更するだけではなく、リフレッシュレートそのものを2倍に引き上げることができる点が従来モデルにはない特徴です。

便利なリモコン付属でワンタッチ操作

面白いのは、この切り替えがリモコン1つで完結すること。FPSで勝ちに行きたい時は「フルHD/320Hz」、美しい景色をじっくり堪能したいRPGでは「4K/160Hz」。

この使い分けがワンタッチで行えるため、ゲームジャンルやシーンに合わせて最高の設定を瞬時に選べます。

4K高画質と超高速リフレッシュレートを“1台で両立”できることは、競技シーンでもカジュアルでも大きな価値があります。

Focus Modeで「27インチ⇄24インチ相当」を瞬時に変更できる

EX-GDU271JADには、画面サイズそのものを切り替えられる「Focus Mode」も搭載されています。

これは27インチの画面に対して、24インチ相当の表示エリアを作り出す機能で、FPSの大会で採用される24インチに慣れておきたいプレイヤーには非常に便利です。

モニターを買い替える必要もなく、プレイするゲームに合わせて最適な環境を作り出せるのが大きなメリットとなっています。

色域や色の再現性

AHVAパネル採用で視野角178°の見やすい映像

画質面ではIPS系の「AHVAパネル」が採用されており、上下左右178°の広視野角に対応しています。

色の変化が少なく、どの角度から見ても安定した描写が得られるため、画面を見下ろしたり覗き込んだりする場面でも違和感がありません。

マルチディスプレイ環境でも統一感のある映像を維持できる点も強みです。

ゲーム中の細かな色味が変わりにくいため、敵のシルエットや背景の視認性が安定し、FPS・TPSのような競技系ゲームにおいても有利に働きます。

RPGの美しい景観や、レースゲームの光沢表現なども破綻することなく表示されるため、幅広いジャンルに向いたパネルと言えます。

10bitカラー対応でより滑らかな階調表現に対応

最大表示色は10億7374万色(10bit入力時)。色のなめらかさは8bitパネルとは明確に差があり、光と影のグラデーションや空の色の移り変わりをより自然に表示できます。

HDR10入力にも対応しているため、RPGの夜景やファンタジー世界の光源表現などがよりリッチになります。

一方で、「色域が非公開」という点には注意が必要です。正確なsRGBカバー率等が不明なため、動画編集などクリエイティブ用途で色再現性を厳密に求める人には向きません。

ただし、ゲーム用途では十分な色表現を備えており、一般的なプレイ環境で不満を感じることはほぼありません。

機能性

https://www.iodata.jp/product/lcd/gaming/ex-gdu271jad/

G-SYNC Compatible対応で滑らかな描画を実現

同期機能は「AdaptiveSync」に対応し、G-SYNC Compatibleモニターとして認定されています。さらにHDMI2.1 VRRにも対応しているため、PC・PS5で滑らかな映像を楽しめます。

ティアリング(映像のズレ)やスタッタリング(カクつき)が抑えられ、動きの激しいFPSでも視界が乱れにくいのが特徴です。

特に320Hz駆動時には効果が大きく、敵の移動を正確に捉えやすくなり、エイムの安定にもつながります。

0.5msの応答速度&0.18msの低遅延で競技シーンにも対応

オーバードライブ機能をONにすることで、応答速度は最大0.5ms(GTG)を実現。動きの速いシーンでも残像を抑え、クリアな映像が得られます。

さらに、スルーモードON時の内部フレーム遅延は約0.03フレーム(0.18ms)。入力と画面表示のズレが少ないため、FPSや格闘ゲームで大きな強みになります。

目に優しいフリッカーレス&ブルーリダクション2

EX-GDU271JADは、長時間のゲームプレイにも配慮されています。

「ブルーリダクション2」は青色を自然に抑えながら目への負担を軽減。色味が極端に変わらないため、どんなジャンルのゲームでも使いやすいのが魅力です。

フリッカーレスにも対応し、ちらつきを抑えた映像を実現しています。配信や長時間の練習が当たり前になっている現代のゲーマーにとって、こうした快適性は非常に重要です。

created by Rinker
アイ・オー・データ

接続性

HDMI×2+DisplayPort搭載で幅広いデバイスに対応

搭載端子はHDMI×2とDisplayPort×1。それぞれの最大性能は以下のとおりです。

  • HDMI1:4K/160Hz、フルHD/320Hz
  • HDMI2:4K/120Hz、フルHD/240Hz
  • DisplayPort:4K/160Hz、フルHD/320Hz

この仕様からも分かるように、最高性能で使いたいなら「HDMI1」または「DisplayPort」での接続が必須です。

Nintendo Switch・Switch 2・Xbox Series X/Sなど主要ゲーム機はすべて動作確認済みで、どのユーザーにも安心です。

スピーカー・ヘッドホン端子も完備

本体には2W+2Wのステレオスピーカーを搭載しています。音質は控えめですが、簡単なプレイや動画の視聴には問題ありません。

夜のプレイで小音量にしたい時や、外付けスピーカーの電源を忘れた時など、意外と活躍の場はあります。

また、3.5mmヘッドホン端子も搭載しており、ゲーミングヘッドセットとの併用も容易。配信環境でも使いやすく、音声機器との相性も良好です。

こんな人におすすめ!

https://www.iodata.jp/product/lcd/gaming/ex-gdu271jad/
  • FPSで“320Hz”の超高速映像を求めるプレイヤー
  • 大会準拠の24インチ相当で練習したい競技ゲーマー
  • RPGやオープンワールドを4Kで美しく楽しみたい人
  • PS5 Pro / PS5 / Switch2 / Xbox Series X/Sを快適に使いたいユーザー
  • 4K⇄FHD、27型⇄24型をゲームごとに切り替えたい人
  • リモコンで瞬時に設定変更したい人

注意点やデメリット

HDMI2は4K/120Hz止まり。最大性能を求めるならDPかHDMI1

繰り返しになりますが、HDMI2では4K/120Hz、フルHD/240Hzまでしか出ません。PCで4K/160Hzや320Hzの高速描画を行いたい場合は、必ずHDMI1またはDPを使いましょう。

PS5 Proなどは4K120Hzが上限のため問題はありませんが、PCユーザーは接続端子の選択が非常に重要です。

色域が非公開のため、クリエイティブ作業には不向き

写真編集・動画編集などでは、色域(sRGB・DCI-P3など)の数値が重要になります。

しかし前述の通り、本モデルはこの情報が公開されていないため、色の正確さを重視するクリエイター向けではありません。

ゲーム用途であれば問題ありませんが、「仕事と兼用したい」「色の再現性を重視したい」といった場合は、専用のカラー管理モニターを選ぶほうが安全です。

スピーカー音質は控えめで迫力不足

2W×2Wの内蔵スピーカーは最低限の音が鳴るレベルで、迫力のあるゲームサウンドを求める人には不足します。

外部スピーカーやゲーミングヘッドセットの使用を前提にするのが良いでしょう。

まとめ

IODATA「EX-GDU271JAD」は、4Kの高画質と最大320Hzの高速リフレッシュレートという、通常は相反する特性を1台で両立した革新的なゲーミングモニターです。

リモコンで瞬時に4K/160HzとFHD/320Hzを切り替えられる「DFR」や「Focus Mode」など、競技ゲーマーからカジュアルユーザーまで幅広く恩恵を受けられる設計が際立ちます。

G-SYNC・HDMI VRR・0.5ms応答・0.18ms低遅延など、ゲームに必要な要素も徹底的に強化されており、FPSでの勝ちやすさや、RPGの没入感を高めてくれる力があります。

色域が非公開のためクリエイティブ用途には不向きですが、純粋に“ゲーム専用機”として見るなら、この価格帯ではトップクラスの完成度です。

高速性と高精細を両立したい人、ゲームジャンルに応じて最適な設定を選びたいプレイヤーにとって、EX-GDU271JADは間違いなく有力候補の一つとなるでしょう。

created by Rinker
アイ・オー・データ
  • この記事を書いた人

ミルミル

PCゲーマー歴30年。PC・ゲーム・ブログを愛しています。 70000PV達成、Twitterフォロワー数1万人。 当ブログ「ゲームPCライフ」では、ゲームや仕事で極上の環境を手にしたい人に向けて、ゲーミングデバイスやPCに関する情報を発信しています。

-ゲーミングモニター
-