「EX271UZはどんなゲーミングモニター?機能やスペックについて知りたい。」
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- 「EX271UZ」の特徴とスペック情報
- 「EX271UZ」の基本仕様まとめ
この記事では、BenQ(ベンキュー)製「EX271UZ」の特徴や基本仕様をまとめています。
また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!
EX271UZの基本スペック
| パネルサイズ | 26.5インチ |
| パネルタイプ | OLED |
| 解像度 | 3840×2160 |
| リフレッシュレート | 240Hz |
| 視野角 | 178°/178° |
| 輝度 | 250cd/m2(標準) 1000cd/m2(最大HDR) |
| コントラスト比 | 1500000:1 |
| 応答速度 | 0.03ms(GTG) |
| 最大表示色 | 10.7億色 |
| 色域 | DCI-P3 99% |
| HDR | DisplayHDR True Black 400 |
| スピーカー | - |
| サイズ(約) | 610.91×537.26×223.42mm |
| 重量(約) | 5.14kg |
| 接続 | HDMI eARC HDMI 2.1 DisplayPort 1.4 USB Type-C USB Type-C 上り USB Type-A 下り×2 USB Type-C 下り ヘッドホン端子 |
| 消費電力 | 標準37W |
| 主な付属品 | モニタースタンド モニターベース クイックスタートガイド 安全にお使いいただくために 準拠法規 キャリブレーションレポート 電源コード、リモコン HDMIケーブル スクリーン用お手入れクロス |
モニターの概要と注目ポイント

第4世代QD-OLEDパネルが生み出す圧倒的な映像体験
BenQ「EX271UZ」は、同社のハイエンドラインに位置するゲーミングモニターであり、第4世代QD-OLEDパネルを採用した新モデルです。
量子ドット技術による鮮やかな発色と、OLEDならではの漆黒表現を組み合わせることで、まるで現実と見間違うほどの映像体験を実現しています。
とくに暗い場面と明るい場面が入り混じるRPGやオープンワールド作品では、陰影の深さと色の立体感が圧倒的で、プレイヤーを物語の世界に引き込みます。
加えて、視野角も178°と広く、斜めから見ても色やコントラストの変化が少ないため、複数人でゲームや映像を楽しむシーンにも最適です。
4K解像度の精細さとOLEDの発色が組み合わさることで、どの角度から見ても鮮烈な映像を楽しむことができます。
4K/240Hz対応で描く次世代のスムーズさ
本機は、4K解像度に加えて、240Hzという高リフレッシュレートに対応しています。これにより、1秒間に240枚のフレームを描写できるため、モーションの滑らかさは圧倒的です。
さらに、応答速度はわずか0.03ms。入力から画面反映までの遅延がほとんど感じられず、素早い判断が求められるFPSや格ゲーでも、思い通りの動きを正確に反映してくれます。
FreeSync Premium Proに対応しているため、フレームレートの変動によるティアリング(映像のズレ)を抑制。
加えて、モーションブラー低減機能も搭載されており、激しい動きの中でも被写体がぶれずにくっきり表示されます。
HDR性能も「DisplayHDR True Black 400」に準拠しており、1000cd/㎡の最大輝度と150万:1のコントラスト比を活かして、リアルで奥行きのある映像を再現します。
色域や色の再現性

DCI-P3 99%対応で正確かつ豊かな色再現
「EX271UZ」は、DCI-P3 99%カバーという広色域に対応しています。
これは映画制作の現場や映像編集でも使用される基準であり、自然で深みのある色表現を実現します。表示色が10.7億色なので、グラデーションの階調も非常に滑らかです。
映像制作者やフォトグラファーにとっても、実際の色に近い表示を確認できるため、ゲーミング用途だけでなくクリエイティブワークにも十分対応できる性能です。
また、工場出荷時に個別キャリブレーション(色の調整)を実施し、その結果をレポートとして同梱しています。
ユーザーが開封してすぐに正確な色を楽しめるよう、細部までチューニングされている点は、BenQならではのこだわりといえるでしょう。
AIがリアルタイムでコントラストを最適化
EX271UZには、AIによる「高ピクセルコントラスト調整機能(ローカルコントラスト)」が搭載されています。
これは、ゲーム内の明暗情報をリアルタイムに解析し、暗部と明部のバランスを自動で最適化する機能です。
暗いダンジョンや夜間シーンでも敵やオブジェクトが見やすくなり、細部のディテールを逃しません。
FPSやアクションゲームでは、視認性の高さが勝敗を分けることもあります。この機能を有効にすることで、影に隠れた敵や微妙な動きを正確に捉えられるようになります。
ユーザーの好みに合わせてオン・オフできるため、ゲームジャンルや用途に応じたカスタマイズも容易です。
機能性

リモコン・KVM機能で操作性抜群
BenQ「EX271UZ」には、操作を格段に快適にする専用リモコンが付属しています。
入力切替や輝度調整、モード変更などをボタン一つで行えるため、ゲーム中にメニューを開いて設定をいじる手間が不要です。
さらに、KVMスイッチ機能を搭載しており、1組のマウスとキーボードで複数のPCを切り替えて操作することができます。
例えば、ゲーミングPCと仕事用ノートPCを1台のモニターで共有する場合でも、KVM機能を使えばワンタッチで操作を移行可能。
デスクの配線もシンプルにまとめられ、作業とゲームの切り替えがスムーズになります。こうした利便性の高さは、長時間デスクに向かうユーザーにとって大きなメリットです。
アイケア技術と長時間使用への配慮
BenQのモニターはアイケア性能の高さでも定評があります。本機も例外ではなく、TÜV認証のフリッカーフリー(ちらつき防止)とブルーライト軽減機能を標準搭載しています。
長時間ゲームをプレイしても目の疲れを最小限に抑え、集中力を維持できます。
さらに、グラフェンフィルムによって熱を分散し、OLED特有の焼き付きを防止。明るい映像でも過剰な発熱が起こらないため、安定したパネル寿命を確保しています。
接続性

新規格に対応した多彩なポート構成
接続端子は非常に充実しており、HDMI 2.1を2基(うち1基はeARC対応)、DisplayPort 1.4、USB Type-C(DisplayPort Altモード/90W給電対応)を搭載しています。
USB Type-CポートはノートPCやMacBookとの相性が良く、1本のケーブルで映像出力・データ転送・給電を同時に行える点が便利です。
USB 3.2 Gen1対応の上りポートと複数の下りポート(Type-A×2/Type-C×1)も備えており、マウスやキーボード、外部SSDなどの周辺機器を接続できます。
これにより、PCとモニターを中心とした一体型ワークスペースを構築可能。ゲーミング用途はもちろん、配信・編集環境でも使いやすい設計となっています。
eARC対応とサウンドバー設置に配慮したデザイン
EX271UZのもう一つの特徴は、HDMI 2.1のeARC(Enhanced Audio Return Channel)に対応していることです。
これにより、モニターをサウンドバーなどのオーディオ機器と接続するだけで、7.1chの高品質オーディオを楽しむことができます。
さらに、モニターのスタンド部分はフラットデザインとなっており、サウンドバーを安定して設置できる構造になっています。
HDMIケーブル1本で映像と音声をまとめられるため、デスクまわりをスッキリさせたい人にもおすすめです。
こんな人におすすめ!

4K映像と高リフレッシュレートを求めるゲーマー
本モデルは、映像の美しさと応答性の高さを両立させたいゲーマーに最適です。
4K解像度による圧倒的な描写力と240Hzリフレッシュレートの滑らかさが融合し、シーンのすべてを正確に映し出します。
FPSではわずかな動きも逃さず、RPGでは壮大な景色をリアルに描写。どんなジャンルでも臨場感が格段に高まり、プレイ体験が一段上の次元へと引き上げられます。
AIコントラスト補正やモーションブラー低減機能により、プレイ中の違和感を最小限に抑え、反応速度と視認性を両立。
競技志向のプレイヤーにも、世界観重視のゲーマーにも満足できるバランスの取れたスペックです。
映像編集・配信もこなすクリエイター層
高精細な4K表示とDCI-P3 99%対応の色再現性により、映像編集や配信にも理想的な環境を構築できます。
KVM機能を使えば、編集用・配信用PCを同じモニターで操作でき、効率的な作業が可能。
USB Type-Cの90W給電にも対応しているため、ノートPCを接続しても電源を別途用意する必要がありません。
また、eARC対応による高音質オーディオ出力は、配信時の音モニタリングや映像チェックにも最適です。
美しい映像と正確な音声を同時に扱えるため、プロのクリエイターから趣味の動画制作者まで幅広く活用できるモニターです。
注意点やデメリット
スピーカー非搭載のため外部オーディオが必須
EX271UZには内蔵スピーカーが搭載されていません。そのため、音声出力を行うにはヘッドセットや外部スピーカー、サウンドバーなどを別途用意する必要があります。
ただし、HDMI 2.1のeARC対応により、高品質な音声を外部機器へ出力できるため、サウンド環境を整えればより豊かな没入感を得られます。
むしろ音響機器にこだわりたいユーザーにとっては、この仕様が自由度の高さにつながるといえるでしょう。
価格と消費電力の高さ
本製品の価格はおおよそ18万円前後と、一般的なゲーミングモニターの中でも高価格帯に分類されます。
また、最大消費電力は230Wと高めで、長時間の使用では電源管理に注意が必要です。
とはいえ、この価格には第4世代QD-OLEDパネル、4K/240Hz対応、AIコントラスト補正、KVM、eARCといった最先端技術が詰め込まれています。
コストパフォーマンスで見ると決して割高ではなく、「最高の映像体験を求めるユーザー」には十分納得できる内容です。
まとめ
BenQ「EX271UZ」は、現行モニターの中でもトップクラスの映像表現力と機能性を兼ね備えたハイエンドモデルです。
第4世代QD-OLEDパネルによる深みのある黒と色彩の鮮やかさ、4K/240Hzによる滑らかな描写は、ゲーム体験を一変させるレベルのクオリティです。
さらに、KVMやUSB-C 90W給電、eARC対応など、実用性と快適性を高い次元で融合。FPSからRPG、さらには動画制作や配信まで幅広く対応します。
価格こそ高めですが、これほど多機能で完成度の高いモニターは数少なく、映像美と操作性を追求したいすべてのユーザーにとって、長く愛用できる1台といえるでしょう。

