高速なリフレッシュレートと優れた応答速度によって、激しく動く映像も、滑らかにクッキリと映し出せるゲーミングモニター。
特にFPSのような速いゲームでは、画面内の状況を確認しやすくなるため、より素早く正確な反応を実現できることが特徴です。
さらに、ゲーミングモニターには「低入力遅延機能」を搭載した製品もあり、マウスやコントローラーで操作した情報をより速くモニターに届けることが可能。
この記事では、そんな低入力遅延モニターの中でも特におすすめのモデルを紹介するので、ライバルに差をつけたい人はぜひ参考にしてみてください。
各メーカーの「低入力遅延」技術・機能
低入力遅延を謳う技術や機能は、各メーカーが独自の機能名を付けていることもあります。この記事では、以下の機能を紹介します。
ASUSの低入力遅延技術「GameFast」
コントローラやキーボードで入力を行ったとき、
操作の結果が、画面に反映されるまでの遅れを極限まで抑える技術。
LGの低入力遅延技術「DASモード」
グラフィックボードから受信した映像信号を処理した後、
モニターに出力されるまでの動作を高速化し、遅延を最小限にする機能。
I-O DATAの低入力遅延技術「スルーモード」
PCやゲーム機から入力された信号が、
液晶パネルに出力されるまでの「内部フレーム遅延」を低減することで、ミスの少ない高速なプレイを実現する技術。
AOCの低入力遅延技術「Low Input Lag」
USB機器の入力速度を高める機能で、
マウスやキーボードの操作を高速かつ滑らかにすることで、AIMや照準精度の向上に役立つ。
ASUS「GameFast」搭載ゲーミングモニター
ここからは、低入力遅延機能を備えたおすすめの高速ゲーミングモニターをご紹介。
まずは、ASUSの「GameFast」を搭載したモデルが以下になります。
ASUS VG258QR-J
パネルサイズ | 24.5インチ |
パネルタイプ | TN |
解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 0.5ms(GTG) |
リフレッシュレート | 165Hz |
最大165Hzリフレッシュレート、応答速度0.5mの高速モニター。
全体が見やすいサイズなので、さまざまジャンルのゲームをプレイする人や、初心者におすすめです。
また、ゲームをより有利に楽しむための機能「GamePlus」を搭載。画面上に照準を表示したり、タイマーを表示させたりすることが可能です。
ASUS VG278QR-J
パネルサイズ | 27インチ |
パネルタイプ | TN |
解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 0.5ms(GTG) |
リフレッシュレート | 165Hz |
最大165Hzリフレッシュレート、0.5m応答速度の27インチモデルです。
24インチ前後の画面サイズじゃ物足りない人という人は、こちらがおすすめ。
フリッカーフリー技術とブルーライトを軽減する機能を搭載するため、目の疲れが抑えられ、長時間プレイ時でも疲れにくい設計です。
LG「DASモード」搭載ゲーミングモニター
ここからは、LGの「DASモード」搭載ゲーミングモニターをご紹介。
UltraGear 24GN65R-B
パネルサイズ | 23.8インチ |
パネルタイプ | IPS |
解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 1ms(GTG) |
リフレッシュレート | 144Hz |
LG「UltraGear」の23.8型フルHDゲーミングモニターで、
1ms応答速度のIPSパネルを採用したことにより、美しさと速さを両立していることが特徴です。
現在価格は2万台であり、144Hz・HDR・高さ調整付きでゲームに必要十分な機能があるため、手頃なゲーミングモニターを探している人におすすめ。
UltraGear 27GR75Q-B
パネルサイズ | 27インチ |
パネルタイプ | IPS |
解像度 | 2560×1440 |
応答速度 | 1ms(GTG) |
リフレッシュレート | 165Hz |
WQHD×165Hzリフレッシュレートで、ワンランク上の画質を楽しめます。
画面サイズは27インチで、色彩豊かなIPS方式を採用。
同期機能のFreeSync Premium、およびG-SYNC Compatibleをサポートするため、低遅延でスムーズなプレイを実現します。
I-O DATA「スルーモード」搭載ゲーミングモニター
以下、I-O DATAの「スルーモード」搭載ゲーミングモニターになります。
GigaCrysta EX-LDGC243HDB
パネルサイズ | 23.8型ワイド |
パネルタイプ | ADS |
解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 1ms(GTG) |
リフレッシュレート | 165Hz |
最大リフレッシュレート165Hz、応答速度1msの定番スペック。
2万円台の手頃な価格ながら、Displayportと3つのHDMIがあり、スピーカーも内蔵しているので使いやすさは抜群です。
またADSパネルのため、IPS方式同様、どこから見ても鮮明な画像を映し出せます。
GigaCrysta EX-LDGC241UDB
パネルサイズ | 23.8型ワイド |
パネルタイプ | ADS |
解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 0.9ms(GTG) |
リフレッシュレート | 240Hz |
最大240Hzリフレッシュレートの高速モデルです。
応答速度は、オーバードライブレベル3設定時で0.9msを誇ります。
素早い敵や物の動きが目で追いやすくなるため、競技性の高いタイトルで優位に立てます。
GigaCrysta EX-GDQ271JA
パネルサイズ | 27型ワイド |
パネルタイプ | AHVA |
解像度 | 2560×1440 |
応答速度 | 0.2ms(GTG) |
リフレッシュレート | 180Hz |
WQHD解像度に対応し、フルHDよりも高精細で、4Kよりは低負荷というバランスに優れた1台です。
応答速度は高速の0.2ms、最大リフレッシュレートは180Hzで、ゲーミング性能も申し分なし。
DisplayHDR 400をサポートするため、リアリティある映像表現を楽しめます。
GigaCrysta EX-GCU271HXAB
パネルサイズ | 27型ワイド |
パネルタイプ | AHVA |
解像度 | 3840×2160 |
応答速度 | 1ms(GTG) |
リフレッシュレート | 160Hz |
27インチのハイスペックモデルで、4K/160Hzリフレッシュレートに対応します。
PS5では、4K/120Hz出力が可能なので、PS5の能力を最大限に引き出したい人におすすめ。
さらに表示領域がフルHDの4倍あり、複数のウィンドウやツールを並べられるので、仕事の作業効率も爆上がりです。
AOC「Low Input Lag」搭載ゲーミングモニター
ここからは、AOCの「Low Input Lag」搭載ゲーミングモニターをご紹介。
AOC C24G2/11
パネルサイズ | 23.8インチ |
パネルタイプ | IPS |
解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 1ms(MPRT) |
リフレッシュレート | 165Hz |
スピーカーはありませんが、1万円台の手頃な価格で購入できます。
応答速度は1ms、最大リフレッシュレートは165Hzで、機能面は必要十分と言えるでしょう。
IPSパネルで、sRGB 125%の広色域をカバーしており、色の再現性に優れることが特徴です。
AOC C27G2ZE/11
パネルサイズ | 27インチ |
パネルタイプ | VA曲面 |
解像度 | 1920×1080 |
応答速度 | 0.5ms(MPRT) |
リフレッシュレート | 240Hz |
最大リフレッシュレートは240Hzで、最高応答速度が0.5msの高速曲面モニター。
瞬時の判断が必要なFPSや、レーシングゲームで特に効果を発揮します。
27インチ・240Hz・0.5ms・曲面で、現在3万円ほどの価格。ゲームに本気で勝ちたい人や、手頃な240Hzモニターを探している人におすすめです。
まとめ
低入力遅延技術・機能を搭載したゲーミングモニターは、各メーカーからさまざまなスペックで登場しています。
「避けたはずなのに、当てられた」「当てたはずなのに、避けられた」という場面を少しでも減らしたい人は、ぜひ、チェックしてみてください。
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