LGのゲーミング向け液晶モニター「UltraGearシリーズ」は、ゲームで操作を行ってから、画面に出力されるまでのタイムラグを最小限にするという「DASモード」を搭載する。
反応速度が強化され、素早い行動を可能にすることで、わずかな操作の遅れが勝敗を分けるゲームで有利に戦えるとしている。
この記事では、オンラインゲームで勝ちたい人や速いゲームを快適にプレイしたい人に向けて、おすすめの「UltraGearゲーミングモニター」を紹介していきたい。
LG UltraGearとは
[image:Amazon/24GN600-B]
「LG UltraGear」は、LGエレクトロニクスのハイエンドゲーミングモニターにのみに与えられるというブランド。
「速さ」と「美しさ」の両立を強みとしており、多くのモデルで高速応答のIPSパネルを採用していることが特長だ。
解像度はフルHDから4K、リフレッシュレートは144Hz~240Hzで、30インチ以上の大画面からウルトラワイドまで豊富に取り揃えている。
特に広色域の「Nano IPS」を搭載したモデルでは、スピードが重要なゲームに求められる素早さ・鮮明さ・滑らかさを高画質で実現するため、あらゆるジャンルのゲームを快適に楽しみたい人や勝利だけでなく画質も手に入れたい人におすすめだ。
DASモードとは
「LG UltraGear」の「DAS (Dynamic Action Sync)モード」は、ゲーム映像をいかにリアルタイムに、速く映すかを考えて搭載されている。
パソコンから送られた映像信号を画面へ表示するまでにタイムラグがあれば、実際は的確な操作をしていても、わずかに遅れた操作になってしまう。
DASモード設定時は、入力から出力までを高速化して遅延を最小限するとしており、一瞬の遅れが勝敗をわける速いゲームにピッタリの機能となっている。
LG UltraGearの選び方
画面サイズで選ぶ
まずは、画面サイズを決めよう。
FPSのような、常に画面内すべての状況を確認しなければいけないゲームでは、全体が見やすい24~27インチ前後がプレイしやすい。
ゲームだけでなく、仕事や普段使いでも利用するなら30インチ以上もおすすめ。
高解像度にしても字が読みやすく、動画や映画を迫力ある映像で楽しめる。
解像度で選ぶ
高画質を求めるなら、WQHD(2560×1440)以上の解像度を選ぼう。
フルHDよりも高精細な画像を表示できるため、より綺麗なゲーム映像でプレイできる。
ただし、解像度を高くすると負荷が大きくなることや、パソコンやゲーム機によっては対応していない解像度もあることには注意。
デメリットもあるが、高解像度はフルHDよりもたくさんの情報を同時に表示できるため、ウィンドウを閉じたり開いたりする手間を省いて効率良く作業できるのが魅力だ。
リフレッシュレートで選ぶ
速いゲームで勝つことを優先するなら、できるだけ高速なリフレッシュレートでプレイするのがおすすめ。
滑らかな映像によって、激しく動く敵の行動が捉えやすくなり、ゲームで有利に戦えるからだ。
PS4やNintendo Switchのような、60Hzゲーム機で利用するなら60Hzで十分。
リフレッシュレートも高速にするほど、負荷がかかるため、パソコンのスペックに合わせて無理のないリフレッシュレートを選ぼう。
DASモード搭載のおすすめUltraGearゲーミングモニター
No.1 27GP950-B
4K解像度で最大144Hzのリフレッシュレートをサポートするハイスペックモデル。
HDMI2.1を搭載するため、120Hzゲーム機での4K/120Hzプレイにも対応する。
パネルにはDCI-P3 98%という高い色精度を備えた「Nano IPS」を採用、HDR 600をサポートすることで、4Kゲームの高精細な映像をより美しく再現できるという。
ゲームをさらに盛り上げるためのライティング機能を搭載しており、BGMや映像の色合いに合わせて背面の光が変化する。
映像を超えた臨場感を実現し、ゲームはもちろん動画や映画を存分に楽しめるとしている。
パネルサイズ | 27インチ |
パネルタイプ | Nano IPS |
解像度 | 3840×2160(4K) |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 1ms(GTG) |
HDR | HDR 600 |
No.2 32GN600-BAJP
31.5インチの大画面に165Hzリフレッシュレートを備えたゲーミング液晶。
応答時間は5ms、映像のコマが切り替わるときに黒画面を挿入する 「1ms Motion Blur Reduction」 を搭載し、動きの速い映像でも残像感を軽減している。
「UltraGearシリーズ」では珍しくVAパネルを採用しており、特に暗いシーンの多いゲームや、映画鑑賞での表現が得意。
31.5型WQHDでありながら価格が3万円台前半のため、コストを抑えつつ、ゲームにも普段使いにも使えるモニターが欲しい人におすすめ。
パネルサイズ | 31.5インチ |
パネルタイプ | VA |
解像度 | 2560×1440(WQHD) |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 5ms |
HDR | HDR10 |
No.3 32GP83B-B
31.5インチの「Nano IPS」を採用しており、DCI-P3 98%の広い色域を備える。
美しさと速さの両立うたい、1msの応答速度と最大165Hzのリフレッシュレートによって、激しい映像も鮮やかにクッキリと映し出すことが特長だ。
大きな画面に加え、フルHDの約1.8倍の情報量を表示するWQHDにより、たくさんのウィンドウを同時に並べて効率良く作業することが可能。
優れた色の再現性によって、色を扱う場面にも使いやすく、仕事から動画視聴まで幅広く活躍するモニターとなっている。
パネルサイズ | 31.5インチ |
パネルタイプ | Nano IPS |
解像度 | 2560×1440(WQHD) |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 1ms(GTG) |
HDR | HDR10 |
No.4 24GN600-B
23.8インチ、応答速度1msのIPSゲーミングモニター。
少ない視線移動で全体を見やすいサイズのため、FPSのような、画面内すべての情報を常に見る必要があるゲームに向いている。
解像度はフルHD、リフレッシュレートは144Hzで特別に高い性能ではないが、その分スペックが低めのパソコンでも動かしやすい。
価格が2万円台と手頃なこともあり、ゲーミングモニターを試してみたい初心者や、ゲームで勝つことが最優先の人におすすめだ。
パネルサイズ | 23.8インチ |
パネルタイプ | IPS |
解像度 | 1920×1080 |
リフレッシュレート | 144Hz |
応答速度 | 1ms(GTG) |
HDR | HDR10 |
No.5 27GP83B-B
DCI-P3 98%の広色域、WQHDをサポートする「Nano IPS」を採用した27インチモデル。
31.5インチだと設置スペースに困る人や、スピード重視のゲームをプレイする人にはこちらがおすすめだ。
画面の上部、左右のフレームを限界まで薄くしたことにより、映像への没入感を高めている。
スタンドは高さ調整のほか、上下角度(チルト)、縦回転(ピボット)機能に対応。
画面を見やすい位置に固定できるため、長時間でも快適にプレイすることが可能だ。
パネルサイズ | 27インチ |
パネルタイプ | Nano IPS |
解像度 | 2560×1440(WQHD) |
リフレッシュレート | 165Hz |
応答速度 | 1ms(GTG) |
HDR | HDR10 |
No.6 34GN850-B
34インチ、曲面ウルトラワイドのゲーミングモニター。
より現実の視野に近いアスペクト比21:9の大画面に「Nano IPS」を採用し、HDR 400のサポートによって、「まるでゲームの世界にいるような没入感」をうたう。
解像度は3440×1440に対応、リフレッシュレートはオーバークロックで160Hzまで向上できる。
通常のワイド画面や平面パネルでは味わえない、抜群の臨場感が特長で、ゲームや動画を迫力の映像で存分に楽しみたい人におすすめ。
パネルサイズ | 34インチ |
パネルタイプ | Nano IPS |
解像度 | 3440×1440 |
リフレッシュレート | 160Hz |
応答速度 | 1ms(GTG) |
HDR | HDR 400 |
No.7 27GP750-B
最大240Hzリフレッシュレートと1ms応答速度を備えたハイエンドモデルとなっており、その優れた視認性によって、FPSやスポーツのような動きの速いゲームで優位に立てるとする。
ゲーム中のチラつきやカクつきを軽減する「AMD FreeSync Premium」への対応、および「NVIDIA G-SYNC Compatible認証」を取得しており、低遅延でよりスムーズなゲームプレイが可能。
240Hzで快適にゲームを動かすには、ゲーミングPCのような高性能なPCが必要になるため、本気で勝利を求めるガチゲーマー向けのモニターとなっている。
パネルサイズ | 27インチ |
パネルタイプ | IPS |
解像度 | 1920×1080 |
リフレッシュレート | 240Hz |
応答速度 | 1ms(GTG) |
HDR | HDR10 |
まとめ
「LG UltraGearシリーズ」は「速さ」と「美しさ」の両立をうたっており、勝つことだけでなく、より良い画質で存分にゲームを楽しみたい人におすすめのゲーミングモニターだ。
興味のある方はぜひ一度、チェックしてみてはいかがだろうか。