ゲーミングモニターを買ったのに、映像用ケーブルが入っておらず、慌てて別途購入した経験はありませんか?
付属品の確認を忘れると、ケーブル不足でゲームが始められず、時間と予算を無駄にするリスクがあります。
筆者自身も、HDMIだけ付属するモデルでDisplayPortが必要になり、急いで買い直しました。
この記事では、同梱内容を事前に確認する方法と用途別の最適ケーブル選びを解説します。ぜひ最後まで読んで、ケーブルトラブルをしっかりと防いでください!
ゲーミングモニターに付属するケーブルとは?

付属ケーブルとは、モニターの箱に最初から入っている映像信号用や電源用のケーブルのことです。
開封後すぐに接続できるようにセット化されていますが、モデルによって種類と品質が違います。
多くの場合、映像伝送用ケーブルとしてHDMIやDisplayPortが同梱されますが、DVIやVGAを含む古いモデルもあります。
また、電源ケーブルだけが付属すると思い込むと、映像用ケーブルが欠品しているケースに気づかずに開封してしまうので注意が必要です。
このため、購入前に公式サイトや商品説明で「付属ケーブルの種類」「本数」をしっかり確認しましょう。
1. ケーブルは本当に同梱されている?メーカーごとの傾向
有名メーカー(BenQ、LG、ASUSなど)の付属傾向
メーカーや製品ラインによって、付属ケーブルの種類や品質に明確な傾向があります。
大手メーカーはブランドイメージを保つため、コストと品質のバランスを考え、モデルごとに同梱内容を調整しています。
LGの一般向けモデルにはHDMIケーブルが多く付属し、ASUSのハイエンドモデルには高品質なDisplayPortケーブルが同梱されることが多いです。
さらに、各社のエントリーモデルでは電源ケーブルのみで、映像用ケーブルが別売りのケースもあります。
モデルや価格帯で付属品が異なる場合もある
エントリーモデルではコスト削減のためHDMIのみ、上位モデルではDisplayPortやUSB-Cケーブルが追加されることが多いです。
上位モデルでは複数本のケーブルが同梱され、長さや形状のバリエーションも豊富です。
商品説明の“付属品欄”をチェックする方法
公式サイトや通販ページの付属品欄で、同梱内容を必ず確認しましょう。
通販サイトでは別売オプションと混在しやすいので、レビュー写真も参考にすると安心です。
■おすすめ例:IODATA EX-GDQ271JA(HDMI・DisplayPortケーブル付属)
2. 目的別!必要なケーブルの選び方と注意点

PCゲーマーの場合(DisplayPort推奨)
PCでは、高リフレッシュレートやAdaptive Sync機能を最大限活かすために、DisplayPortケーブル推奨です。
DisplayPortは帯域幅が広く、4Kや240Hzなどの高性能な映像出力を安定してサポートします。HDMIでは、バージョンによって、帯域制限で性能を引き出せない場合があります。
たとえば、240Hz駆動のPCモニターでHDMI 1.4ケーブルを使うとリフレッシュレートが144Hzに制限され、滑らかな表示が失われることがあります。
よって、PC環境では、DisplayPortケーブルの有無を最優先で確認しましょう。
PS5/PS4/Switchユーザーの場合(HDMI必須)
ゲーム機を使うなら、HDMIケーブルの付属有無が最も重要です。
PSやSwitchはHDMI端子が標準装備で、映像と音声を一本で伝送します。
特に、PS5で4K/120Hzゲームを遊ぶには、HDMI 2.1対応ケーブルが必要です。ケーブルが古いと性能をフルに引き出せません。
ゲーム機ユーザーは、HDMIケーブルのバージョンにも注目しましょう。
ノートPCやMacBookと繋ぐならUSB-Cにも注目
USB-Cケーブルが同梱されていれば、映像・音声・電源供給を1本でまとめることが可能です。
別途電源ケーブルやアダプタを用意する手間が省けるので、配線がシンプルになってデスク周りがすっきりします。
また、MacBookと互換性のあるUSB-Cケーブルが付属していれば、変換アダプタなしでモニターへ直接接続することも。
ノートPCユーザーは、USB-Cケーブルの同梱有無を忘れずにチェックしましょう。
■おすすめ例:BenQ MOBIUZ EX271U(HDMI 2.1ケーブル付属)
3. 付属ケーブルはそのまま使っても大丈夫?品質チェックポイント
バージョン(例:HDMI 1.4や2.1)に注意
ほとんどの場合、付属ケーブルをそのまま使うことが推奨されます。
もし、4K/120Hz対応モニターに手持ちのHDMI 1.4ケーブルを使うと、映像が途切れたり解像度が自動で下がったりする可能性があります。
付属ケーブル以外を使う場合は、必ずバージョン表記をチェックし、モニター性能に合ったケーブルを用意しましょう。
長さは足りる?レイアウトによっては不便も
付属ケーブルの長さがデスクやラックの配置に合っているか確認が必要です。
モニターとPCが左右で離れている場合、付属の1.5mケーブルでは届かず、延長ケーブルが必要になることがあります。
無理に引っ張るとケーブルに負荷がかかるので、購入前にケーブル長を測定し、余裕のある長さを選びましょう。
ノイズ・遅延が発生するケースと対処法
安価なケーブルでは信号劣化やノイズ混入が起こりやすいため注意が必要です。
内部のシールドが不十分なケーブルは高周波ノイズの影響を受けやすく、映像にノイズや遅延が生じることも。
筆者の場合、過去に付属ケーブルでゲーミング中に画面が一瞬ちらつく症状が出たケースがあり、高品質ケーブルに交換すると安定しました。
問題が出たら、シールド性能の高いケーブルへの切り替えを検討しましょう。
4. 付属していなかったら?おすすめの別売りケーブル紹介

コスパ重視のおすすめケーブル(HDMI/DP/USB-C)
価格を抑えながら、必要な性能を満たすコスパケーブルが存在します。
大手家電ブランドやAmazonベーシックなどは、最低限の帯域幅と品質を確保しつつ低価格を実現しています。
たとえば、AmazonベーシックのDisplayPortケーブルは4K/120Hz対応で、1,300円前後とお手頃です。
HDMI 2.1対応品も、探せば2,000円以内で入手可能。まずはコスパ重視モデルを試し、問題なければ長期間使い続けるのがおすすめです。
高品質ケーブルのメリットとは?
高品質ケーブルは耐久性や安定性に優れ、長期使用に適しています。
高シールド材や金メッキ端子など、高級素材を使うことで信号劣化や接触不良を防ぎます。
予算に余裕があり、長く安心して使いたいなら、耐久性重視の高品質モデルを選びましょう。
信頼できるメーカーや購入先も要チェック
信頼性あるブランドを選ぶと、万一の初期不良やサポートが受けやすくなります。
メーカー保証やカスタマーサポートの充実度が製品選択に差を生みます。
たとえば、エレコムやサンワサプライは国内メーカーで、故障時の対応がスムーズです。購入先の保証内容やサポート体制も忘れずに確認しましょう。
■AmazonベーシックDisplayPort 1.4ケーブル(1.8m)
5. 購入前にやっておくべき「ケーブルチェックリスト」
自分の接続端子を確認する
まずはモニターとPC、ゲーム機の端子形状をしっかりチェックしましょう。
端子の種類(HDMI、DisplayPort、USB-Cなど)を把握しないと、届いてから接続できないトラブルが起こります。
古いPCではVGAやDVI端子しかない場合があり、HDMIしか付属しないモニターでは映像出力できません。端子形状を確認し、必要なケーブル種類をリストに書き出しましょう。
想定する使い方に合っているか見直す
ゲームのジャンルや作業環境に合わせ、必要なケーブル性能を再確認します。レースゲームやFPSなど動きが速い映像では、高帯域ケーブルが求められます。
また、4K/120Hzで滑らかな表示を重視するなら、HDMI 2.1やDisplayPort 1.4対応品が必要です。用途に合わせたケーブル性能を再度確認しましょう。
レビューや商品説明欄で付属品をチェック
実際のユーザー写真や動画を参考に、付属ケーブルの質感や長さをイメージしましょう。
文章だけの情報では詳細が分かりにくいため、レビュー画像で実物を確認すると安心です。
「思っていたよりケーブルが短い」「シールド部分が硬すぎる」といった口コミは見落としやすいので注意が必要です。レビューも活用して、事前に失敗を防ぎましょう。
まとめ|ケーブル確認で、快適なゲーミング環境をスタートしよう!
本記事では、付属ケーブルの意味と種類、メーカーごとの同梱傾向、用途別の選び方、品質チェックポイント、別売りケーブルのおすすめ、購入前チェックリストを解説しました。
これらのポイントを踏まえ、ケーブルの付属有無や品質を事前確認することで、購入後のトラブルを防ぎ、快適なゲーム環境を構築できます。
さあ今すぐ、最適なケーブルをそろえて、思い切りゲームを楽しみましょう!