「KG272KL1bmiipxはどんなゲーミングモニター?機能やスペックについて知りたい。」
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- 「KG272KL1bmiipx」の特徴とスペック情報
- 「KG272KL1bmiipx」の基本仕様まとめ
この記事では、Acer(エイサー)製「KG272KL1bmiipx」の特徴や基本仕様をまとめています。
また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!
KG272KL1bmiipxの基本スペック
パネルサイズ | 27インチ |
パネルタイプ | IPS |
解像度 | 3840×2160 |
リフレッシュレート | 4K/72Hz FHD/144Hz |
視野角 | 水平178°/垂直178° |
輝度 | 250cd/m2 |
コントラスト比 | 1000:1 |
応答速度 | 1ms(GTG) 0.5ms(GTG, Min.) |
最大表示色 | 約10億7000万色 (8bit+FRC) |
色域 | DCI-P3 95% |
HDR | HDR10 |
スピーカー | 2W+2Wステレオスピーカー |
サイズ(約) | 614×461×210mm |
重量(約) | 4.4kg |
接続 | HDMI×2、DP ヘッドホン端子 |
消費電力 | 通常18W |
主な付属品 | HDMIケーブル、電源ケーブル セットアップガイド 安全に関するご注意 台座、支柱、保証書 修理依頼書 |
モニターの概要と注目ポイント

4K UHDと27インチIPSの高精細映像
Acer「KG272KL1bmiipx」は、27インチのIPSパネルを搭載したゲーミングモニターです。解像度は4K UHD(3840×2160)に対応しており、映像の細部までくっきりと表現できます。
映画や最新ゲームをプレイする際、草木や建物のテクスチャ、キャラクターの質感などが鮮明に描写されるため、臨場感が格段に向上します。
さらにIPSパネルの特性により、上下左右178°の広い視野角を実現。どの角度から見ても色や明るさが大きく崩れにくく、複数人で画面を共有するときでも快適です。
本機の魅力は、ただ解像度が高いだけではありません。IPSならではの自然な発色と、4Kが組み合わさることで、映像や写真編集にも十分対応できるポテンシャルを持っています。
ビジネス用途としてもプレゼン資料やグラフなどを高精細に表示できるため、ゲーム以外の活躍シーンも広がるでしょう。
ゼロフレームデザインとHDR対応の臨場感
デザイン面では「ゼロフレーム」を採用しており、フレーム幅を極限まで狭くすることで、画面いっぱいに映像を映し出すことが可能です。
マルチモニター環境を構築した場合も、境界線が目立ちにくく、没入感の高い視聴体験を実現します。
ゲームだけでなく、複数画面を使う株式投資や動画編集といった作業にも最適です。
また、HDR10に対応している点も注目です。HDR映像は従来より明るさの幅を広く表現できるため、暗部の黒つぶれを抑えつつ、明るい部分の白飛びも防ぎます。
HDR対応コンテンツでは、鮮やかで深みのある色合いを楽しむことができ、最新の映画やゲームタイトルをよりリアルに感じられるでしょう。
色域や色の再現性

DCI-P3 95%の広色域で色鮮やか
KG272KL1bmiipxは、色域の広さに強みがあります。映画業界の標準規格でもある「DCI-P3」を95%カバーしており、映像クリエイターが求める鮮やかな色彩を再現可能です。
特にゲームや動画編集において、緑や赤といった鮮やかな色が引き立ち、よりリアルで臨場感のある表現を体験できます。
広色域はゲームでも大きなメリットを発揮します。例えば、自然を舞台にしたオープンワールドでは、空の青さや草木の緑が現実さながらに映し出され、没入感が一段と増します。
FPSタイトルにおいても、色の差が鮮明になることで敵や背景を認識しやすくなるなど、実用的な効果も期待できます。
約10億7000万色の豊かな表現力
表示色は約10億7000万色(8bit+FRC)に対応しており、従来の1677万色のモニターと比べても段違いの階調表現を実現します。
細やかなグラデーションや色の移り変わりをなめらかに描けるため、CGや写真編集といったクリエイティブ作業にも最適です。
映像の暗部から明部まで自然な色合いを再現できるため、夜景写真やダークファンタジー系のゲームでも深みのある映像が楽しめます。
プロユースほど厳密な色管理は難しいものの、趣味で映像編集をするユーザーや動画配信者にとってはコストパフォーマンスの高い選択肢となるでしょう。
機能性

DFR技術で4K/72HzとFHD/144Hzを切替可能
最大の特徴といえるのが「DFR(Dynamic Frequency Resolution)」技術です。
通常のモニターでは解像度とリフレッシュレートが固定されがちですが、本機は用途に応じて切り替え可能です。
4K解像度で美しい映像を楽しみたい場合は72Hz、動きの速いFPSやアクションゲームではフルHD/144Hzを選択することで、なめらかな描画と応答性を確保できます。
これにより「高画質を優先するか、リフレッシュレートを優先するか」という従来の悩みを解決。
1台で両方のメリットを得られるため、幅広いジャンルのゲームに対応できる万能モデルといえるでしょう。
高速応答0.5msとFreeSyncによる快適プレイ
応答速度は最小0.5ms GTGと非常に速く、動きの激しいシーンでも残像やブレを抑えます。
格闘ゲームやシューティング系のように素早い反応が求められるジャンルで大きな効果を発揮します。
さらにAMD FreeSyncに対応しているため、映像のカクつきやティアリングを軽減し、なめらかなゲーム体験をサポートします。
また、暗いシーンの視認性を向上させる「ブラックブースト機能」も搭載。暗がりに潜む敵を見逃しにくくなるため、競技性の高いFPSゲームでも優位に立ちやすくなります。
接続性

HDMI 2.0×2・DisplayPort 1.4対応
入力端子はHDMI 2.0が2基とDisplayPort 1.4が1基。ゲーム機やPCを同時に接続し、用途に応じて切り替えられる点は便利です。
ただし注意点として、HDMI接続での4K表示は60Hzまで、DisplayPortでも4Kは72Hzまでとなっています。
リフレッシュレートを重視する場合は、フルHD/144Hzモードを選択する必要があります。
ヘッドホン端子・ステレオスピーカー搭載
本体には2W+2Wのステレオスピーカーが内蔵されており、軽く音を出したいときには外部機器が不要です。
ただし音質はあくまで簡易的なものなので、本格的なサウンドを楽しむ場合は外部スピーカーやヘッドセットの使用がおすすめです。
ヘッドホン端子が用意されているため、ゲーマーにとっては使い勝手の良い仕様となっています。
こんな人におすすめ!

- FPSやアクションをプレイするゲーマー
フルHD/144Hzの高速表示で、応答性を重視するユーザーにぴったり。 - 映像美を追求したいユーザー
4K/72Hzの美しい映像と広色域で、映画やオープンワールドゲームを高画質で楽しみたい人に最適。 - 作業とゲームを両立したい人
高精細な4K表示はビジネス用途や動画編集にも活用でき、1台でマルチに使いたい方におすすめ。
注意点やデメリット
スタンド機能が限定的(高さ・スイベル非対応)
チルト調整のみ対応で、高さやスイベル、ピボットといった機能は備わっていません。
長時間作業する場合や姿勢を変えたいときに不便を感じることがあります。
快適に使うためには、モニターアームや高さ調整が可能なスタンドを別途用意するのがおすすめです。
輝度250cd/㎡で明るさがやや控えめ
最大輝度は250cd/㎡と、同価格帯のモニターと比べると控えめです。明るい部屋では映像が少し暗く感じる場合があります。
ただし暗い部屋で使う分には問題なく、目に優しい仕様と捉えることもできます。HDR映像を最大限活かすには、もう少し明るさが欲しいと感じるユーザーもいるかもしれません。
まとめ
Acer「KG272KL1bmiipx」は、4K解像度とフルHD/144Hzの切り替えが可能なユニークなゲーミングモニターです。
IPSパネルによる鮮やかな発色、DCI-P3 95%の広色域、そして0.5ms応答やFreeSyncといったゲーミング機能を兼ね備えており、価格帯を考えるとコスパに優れています。
一方で、スタンド機能の制限や輝度の控えめさといった弱点もあります。
しかし、モニターアームを活用すれば姿勢面の課題は解決可能です。映像美とスピードを1台で両立させたい人にとって、3万円台半ばという価格は大きな魅力といえるでしょう。
総じて「ゲームも映像も作業も、この1台で楽しみたい」と考える方に強くおすすめできるゲーミングモニターとなっています。