一つの画面を見ながら複数人でゲームをすると、肩が当たって思うように操作できなかったり、画面の逆端が見づらくてプレイしにくかったりしませんか?
最近では高性能ゲーム機で家でも本格的なゲームを楽しめますが、やはりゲームセンターにある対戦台のように、個別の画面でプレイしたくなりますよね。
そこでこの記事では、2台のモニターやテレビに「同じゲーム映像を2画面表示」させて、快適にゲームができる方法を紹介したいと思います。
今回は、Amazonで購入した「AstroAI HDMI 分配器」を使用。実際にPS4でプレイした感想をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
AstroAI HDMI 分配器
「AstroAI HDMI 分配器」は、入力された一つのHDMI信号を、同時に2つの機器へ出力する分配器になります。
解像度は、480P・576P・720P・1080i・1080P・3D・4Kと幅広く対応。元の映像を劣化させることなく、二つの画面に同じ映像を映し出せるとしています。
使い方も簡単で、それぞれHDMIケーブルを接続するだけで出力できますし、低解像度ではドライバーなどのインストールも不要。
本体のみでも使用できますが、よりスムーズに表示させたり4Kなどの高精細ビデオを再生したりする場合には、付属の電源アダプタが必要になります。
ちなみに、本機の場合、HDMIケーブルの長さは15m以内が推奨。ケーブルが長くなるほど、信号が弱くなっていくことがあるので、覚えておきましょう。
接続方法:HDMIケーブルでモニター2台と接続
まず「AstroAI HDMI 分配器」の入力(HDMI INPUT)に、ゲーム機やレコーダーなど出力させたい映像機器と、HDMIケーブルで接続します。
それから今回は2台のモニターと、「AstroAI HDMI 分配器」の出力(HDMI OUT1、HDMI OUT2)を、それぞれHDMIケーブルで接続します。
ちなみに、このときHDMIケーブルを挿し込もうとしても硬くてなかなかコネクタが入らず、そしてなかなか抜けませんでした。
すべての製品が同じなのかはわからないですし、使い続ければスムーズに抜き挿しできるのかもしれませんが、このあたりは不満を感じるポイントですね。
あと、HDMIケーブルは入力用と2台のモニターに繋ぐケーブルがそれぞれ必要になるので、全部で3本のHDMIケーブルを用意しなければなりません。
2画面でゲームをプレイ
2台のモニターとPS4を接続して、解像度1080Pの対戦ゲームを、友人と2人でプレイしてみました。
映像の劣化や遅延などは感じられず、ゲーム中の違和感も特になし。2台の画面を並べて見比べてみても、映像や音に気になるようなズレはなかったです。
画面が正面なので全体が見やすく、広々として操作も快適。さらに、モニターを向かい合わせにすれば、ゲームセンターのような雰囲気を楽しめました。
ちなみに、モニターとモニターとの距離があまり近いと、「隣の映像が視界に入るので、プレイに集中できない」という友人の感想あり。
なので、モニターやテレビを横に並べてゲームをする場合は、ある程度画面と画面の距離を離しておくとよいもしれません。
見た目が気になる人は配線処理の準備を
HDMIスプリッターの利用にはケーブルが何本も必要ですし、さらにゲーム機の電源ケーブルなどもあるので、どうしてもごちゃごちゃしていまいます。
なので見た目が気になる人は、事前に収納ボックスや結束バンドなど、配線処理の準備をしておくのがおすすめ。
上手く処理すれば、たくさんケーブルがあってもスッキリと見せれますし、イベントや配信中にケーブルを引っかけるというトラブルの防止にもなります。
終わりに
「AstroAI HDMI 分配器」は、現在2000円~3000円ほどで販売されているので、価格の手頃さを考えれば十分な性能に感じました。
大型テレビに複数人が集まってゲームをするのも面白いですが、HDMIスプリッターには、より本格的な対戦ゲームを楽しめるという特長があります。
また、ゲームセンターよりも、ずっとゲーム代を抑えられるところも魅力。興味のある方はぜひ一度、HDMIスプリッターの導入を検討してみてください。
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