「3画面マルチディスプレイって便利なの?使い方を知りたい。」
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- マルチディスプレイの特徴と設定方法
- 3画面マルチディスプレイの使用例
PCでゲームや仕事をしていると、マルチディスプレイにするか、あるいは2画面から3画面にするか考えることもあるでしょう。
ですが、本当に複数の画面が必要なのか、画面を増やして意味があるのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、3画面マルチディスプレイを15年以上使い続けてきた経験をもとに、マルチディスプレイの特徴や便利な使い方をご紹介。
ゲームをより快適に楽しみたい、仕事や普段使いの作業効率を高めたい、そんな人はぜひ参考にしてみてください。
マルチディスプレイとは

マルチディスプレイとは、PCなど映像を出力する1台の機器に、2台以上のディスプレイを使用すること。
一つの映像をコピーして2画面に同じ映像を表示できるほか、2台以上のディスプレイがまるで繋がっているかのように、画面を拡張することが可能です。
マルチディスプレイの接続方法は?

マルチディスプレイにするには、画面の数だけ映像入力端子が必要です。
HDMIやDisplayPortなど、種類の違う端子で接続しても問題ありません。
なので、入力端子が余っているなら、すでに条件はクリア。積極的に、マルチディスプレイの導入を検討してみましょう。
モニターアームの使用がおすすめ

異なる製品を並べてマルチディスプレイにする場合、モニターアームの使用を強くおすすめします。
理由は、豊富な調整機能で画面がぴったり合うように並べられるため、映像のズレが減って違和感が少なくなるから。
またディスプレイ2~3台分のスタンドが必要なくなり、デスクからはみ出した状態で設置することも可能なので、作業スペースが圧倒的に広がります。
マルチディスプレイの設定方法(Windows11)
それでは、Windows11を例に、マルチディスプレイの設定方法を解説します。

①まず、デスクトップ画面の何もないところで右クリックして、ディスプレイ設定を呼び出しましょう。

②次に、設定したいディスプレイ1~3が、青く選択されていることを確認。
各ディスプレイの番号がわからない場合は、識別ボタンを押すと番号が表示されます。

③識別ボタンの右側には、マルチディスプレイの使い方を選択する項目があるのでクリックします。
2画面に同じ映像を表示する場合は表示画面を複製する、複数の液晶を1つの画面として表示させたい場合は、表示画面を拡張するを選んで終了です。
マルチディスプレイの使用例
ここからは、3画面マルチディスプレイの使用例をしていきます。
全画面に一つの映像を表示

まずは、3画面全体に1つの映像を表示する使い方です。巨大なスクリーンが目の前に広がるので、迫力満点のゲームや動画を楽しめます。
さらに、ゲームによっては1枚の画面では見えない部分を映し出せるため、戦略的に有利になることも。
ただし、画面の数を増やすほど映像処理の負荷が大きくなるので、十分なグラフィックス性能を持つPCが必要です。
それぞれの画面に異なる情報を表示

例えばゲームをプレイするときに、メイン画面にゲーム映像、サブ画面にマップや情報サイトを表示する使い方が便利。
毎回ウィンドウを閉じたり開いたりする手間を省けるので、特にMMORPGのボス戦、ダンジョン攻略で役立ちます。
また、ネットショッピング等で、いろんな商品を比較したい場面で大活躍です。
それぞれの画面に一つの商品を表示することで、じっくりと評価ができ、ウィンドウが増えすぎてごちゃごちゃになるという問題も起こりません。
縦画面が1台あると便利

2~3画面のうち、ピボット機能(90°回転)に対応した製品がある場合は、1台を縦にして設置するのもおすすめです。
WEBサイトやスマホ向けコンテンツの閲覧では、縦画面のほうが一度にたくさんの情報を表示できるので、横画面に比べサクサク読めます。
さらに、縦長の資料作成や表計算ソフトのデータ入力ではスクロール数を減らせるため、デスクワークの作業効率が高まります。
マルチディスプレイのデメリット

ここまで、マルチディスプレイの魅力や利便性を紹介してきましたが、マルチディスプレイにもデメリットがあります。
それは、ディスプレイの台数を増やすだけ、購入費用・電気代・設置スペースが必要になることです。
また大画面を横に並べると、端から端まで見るのが大変になるので、長時間の視聴で疲れやすくなる可能性があります。
まとめ
以上、マルチディスプレイの特徴や使用例の解説でした。簡単にまとめると、マルチディスプレイはゲームも仕事も超快適です。
もちろんデメリットもありますが、15年以上も3画面環境を続けていると、メリットが大きく上回るレベル。
マルチディスプレイには本当にさまざまな使い方があるので、ぜひこの記事を参考にして、自分にぴったりの環境を見つけてみてください。