「VG270UX1bmiipxはどんなゲーミングモニター?機能やスペックについて知りたい。」
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- 「VG270UX1bmiipx」の特徴とスペック情報
- 「VG270UX1bmiipx」の基本仕様まとめ
この記事では、Acer(エイサー)製「VG270UX1bmiipx」の特徴や基本仕様をまとめています。
また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!
VG270UX1bmiipxの基本スペック
パネルサイズ | 27インチ |
パネルタイプ | IPS |
解像度 | 2560×1440 |
リフレッシュレート | 200Hz |
視野角 | 水平178°/垂直178° |
輝度 | 250cd/m2 |
コントラスト比 | 1000:1 |
応答速度 | 1ms(GTG) 0.5ms(GTG, Min.) |
最大表示色 | 約10億7000万色 (8bit+FRC) |
色域 | DCI-P3 90% |
HDR | HDR10 |
スピーカー | 2W+2W ステレオスピーカー |
サイズ(約) | 614×462×199mm |
重量(約) | 4.2kg |
接続 | HDMI×2、DP ヘッドホン端子 |
消費電力 | 通常26W |
主な付属品 | HDMIケーブル DisplayPortケーブル 電源ケーブル セットアップガイド 安全に関するご注意 台座、支柱、保証書 修理依頼書 |
モニターの概要と注目ポイント

WQHD解像度と200Hzリフレッシュレートによる快適さ
Acer「VG270UX1bmiipx」は、27インチのWQHD(2560×1440)解像度に対応したIPSパネルを採用しています。
フルHDの約1.8倍の情報量を表示できるため、ゲームの世界観をより精細に描き出し、作業用途でも広い作業領域を確保できます。
特に動画編集や写真加工などのクリエイティブな作業においても、解像度の高さが効率を大きく向上させてくれるでしょう。
加えて最大の魅力は、DisplayPort接続時に200Hzという高リフレッシュレートを実現している点です。
一般的な144Hzモデルを超えるリフレッシュレートにより、素早い動きの多いFPSやMOBAでも残像感を抑え、より滑らかな表示を体感できます。
最速0.5ms応答速度でアクションゲームも滑らか
さらに、応答速度はオーバードライブ時で最速0.5msを実現しています。
GTG(グレー・トゥ・グレー)の切り替えが高速で行えるため、映像の切り替わりが激しいシーンでも残像が少なく、はっきりとした描写が可能です。
映画やアニメのように急激なカメラワークがある映像も自然に表現されるので、ゲーム以外のエンタメ視聴にも適しています。
高速応答と高リフレッシュレートを兼ね備えたことで、競技性の高いゲームを中心に遊ぶ方にとっても、コストを抑えながら満足度の高い環境を実現するモデルといえるでしょう。
色域や色の再現性

IPSパネル×DCI-P3 90%の広色域表現
IPS方式の採用により、水平・垂直178度の広視野角を確保しています。角度を変えても色の変化が少なく、どの位置から見ても安定した画質が得られるのが特徴です。
また、色域はDCI-P3 90%に対応。従来のsRGBに比べてより広い色空間をカバーできるため、鮮やかで深みのある色表現が可能です。
ゲームにおいてはファンタジー世界の美しい景色や、FPSのリアルな戦場の雰囲気を忠実に描写してくれるため、没入感が大幅に高まります。
クリエイティブ用途でも発色の良さを実感できるため、写真の色補正や動画の色味調整など、作業の正確性にも役に立つでしょう。
HDR10対応で映像体験をさらに強化
さらにHDR10に対応するのも注目ポイントです。HDRは明暗差を広く表現できる規格で、暗いシーンでは黒の沈み込みを深め、明るいシーンではハイライトを鮮やかに映し出します。
ゲームによっては夜間のシーンや光源表現が格段にリアルになり、臨場感が向上します。
ただし輝度は250cd/㎡と控えめなので、HDR効果はハイエンドモデルに比べるとやや弱めです。
それでもエントリー〜ミドルレンジ価格帯でHDRを楽しめるのは十分魅力的で、予算を抑えつつ映像美も楽しみたいユーザーにとって有力な選択肢といえるでしょう。
機能性

Acer VisionCareで長時間利用も目に優しい
長時間のゲームや作業において気になるのが目の疲れです。VG270UX1bmiipxにはAcer独自のVisionCare技術が搭載されており、
ブルーライトを抑制する「ブルーライトシールド」、画面のちらつきを軽減する「フリッカーレス」、暗所での負担を軽減する「ローディミング」機能などが利用できます。
特にブルーライトは目の疲労や睡眠リズムへの影響が指摘されていますが、この機能を使えば安心して長時間ゲームや仕事に集中できます。
暗い環境での利用時に自動で明るさを下げてくれる機能も便利で、環境に応じて快適な視聴体験を提供してくれます。
ZeroFrameデザインでマルチディスプレイにも最適
さらに本体デザインにも工夫があります。フレームを極限まで薄くしたZeroFrameデザインを採用しており、マルチディスプレイ環境を構築した際も画面の境界が気になりません。
隣接するディスプレイとの一体感が強まるため、作業効率の向上やゲームの没入感アップに直結します。
見た目もスタイリッシュで、設置した際の印象がスマートになる点もポイントです。
ゲーム部屋のインテリア性を重視する人にとっても、シンプルかつ洗練された外観は大きな魅力といえるでしょう。
接続性

HDMI 2.0×2とDisplayPort 1.4を搭載
入力端子はHDMI 2.0を2基、DisplayPort 1.4を1基搭載しています。複数のデバイスを接続して切り替えながら使用できるため、PCとゲーム機を併用する人にも便利です。
DisplayPortが200Hzに対応しているので、性能を最大限に発揮するならDisplayPort接続を推奨します。
最新のグラフィックボードやゲーミングノートPCと組み合わせれば、高解像度かつ高リフレッシュレートの快適なプレイ環境を整えられるでしょう。
ヘッドホン端子と内蔵スピーカーの利便性
本体には2W+2Wのステレオスピーカーが搭載されています。音質は本格的な外部スピーカーには劣るものの、ちょっとした動画視聴や作業中の音声再生には十分活躍します。
また、ヘッドホン端子も備えているため、夜間にゲームをするときや集中して音を聞きたいときにも安心です。
音声入力端子は非搭載ですが、PCやゲーム機との接続環境を考えれば問題は少なく、多くのユーザーが不便を感じることはないでしょう。
こんな人におすすめ!

- FPSやMOBAなど、高速な動きのゲームを有利に進めたい人
- WQHDの高解像度で映像美を楽しみたい人
- 長時間ゲームや仕事をしても目の負担を抑えたい人
- 価格と性能のバランスを重視するゲーマーや社会人
- シンプルでスタイリッシュなデザインを求める人
注意点やデメリット
HDMI接続では144Hzまでの制限
本機はWQHD/200Hz対応を大きな魅力としていますが、HDMI接続時は最大144Hzまでとなっています。
PS5やXbox Series Xといった家庭用ゲーム機をメインに利用する場合はリフレッシュレートの恩恵を十分に受けにくい点は押さえておく必要があります。
PCで本来の性能を発揮させたいなら、必ずDisplayPort接続を活用しましょう。
スタンド機能や輝度面での弱点
スタンドはチルト機能のみ対応で、高さ調整・スイベル・ピボットはできません。
長時間の利用で姿勢を変えたい人や作業環境に合わせて柔軟に調整したい人にとってはやや不便に感じるかもしれません。
また、輝度は250cd/㎡と最近のゲーミングモニターとしては控えめです。明るい部屋ではやや暗く感じる場合があり、HDR表現の迫力も上位機種に比べると抑えめです。
ただし、価格帯を考慮すれば十分許容範囲といえるでしょう。
まとめ
Acer「VG270UX1bmiipx」は、27インチWQHD解像度・200Hz・最速0.5ms応答速度といった要素を、2万円台後半の手に取りやすい価格で実現するコスパに優れたモデルです。
IPSパネルによる広色域表現やHDR10対応、Acer VisionCareによる目に優しい機能など、普段使いからゲーム、クリエイティブ作業まで幅広く活躍。
一方で、スタンド機能の制限や輝度の控えめさ、HDMI接続でのリフレッシュレート制限といった弱点もあります。
それでも総合的に見れば、この価格帯で200Hz対応のWQHDモニターを探している人にとっては非常に魅力的な選択肢です。
コストパフォーマンスを重視しつつ、ゲームも仕事も快適にこなしたい、そんな方に特におすすめの1台となっています。