「引っ越しするとき、ゲーミングPCはどうやって運べばいいの?🤔」
このような疑問に答えます。
この記事でわかること
- 引っ越しでゲーミングPCを運ぶ際の準備や注意点
引っ越しが決まったとき、大事なゲーミングPCの持ち運びに不安を感じる人もいるでしょう。
もちろん、100%安全だと言い切れる方法はありませんが、しっかりとした準備を行うことで故障リスクを下げることは可能です。
そこでこの記事では、引っ越しでゲーミングPCを搬送するときの準備や注意すべき点を解説。新居で確認しておきたいポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1.運送方法・引っ越し業者の選択
まず、引っ越しで荷物を搬送するには、自分で運ぶ方法と引っ越し業者にお願いする方法があります。
もちろん、自分や友人のみで引っ越しすれば、コストは抑えられるでしょう。
ですが、ゲーミングPCの搬送は繊細な作業なので、やはりプロの引っ越し業者を利用するのがおすすめです。
引っ越し業者を選ぶ際のポイントは、以下のとおり。
- インターネット上の口コミやレビューをチェックし、信頼性の高い業者を選ぶ
- 引っ越し中に、ゲーミングPCが損傷した場合の保険の有無を確認しておく
- 各業者の有料保証サービスやPCの搬送に特化したサービスを検討してみる
引っ越し業者の信頼性や、トラブルが発生したときの保証内容を確認しておくことは、とても重要です。
また、引っ越し業者によっては、自社の過失以外の事故や火災にも対応できる有料保証サービスを行っている場合も。
さらにプロに梱包から開梱までをまるごと任せられるプランのほか、PCの搬送に特化したパソコン宅急便などのサービスもあるので、自分に合った引っ越し方法を選択しましょう。
2.データのバックアップと保存方法
万が一のトラブルによるデータ損失を防ぐため、引っ越し前には、データの保存やバックアップが欠かせません。
以下は、保存内容やバックアップ方法の一例です。
- 写真・動画・ファイルなど、重要なデータを外付けハードディスクやクラウドストレージにバックアップする。
- Steam等のプラットフォームを利用している場合、ゲームデータをバックアップするか、クラウドストレージに保存されているかを確認する。
- アプリやソフトウェアの設定ファイルをエクスポートし、後で簡単に復元できるようにしておく。
引っ越し日が近づくと忙しくなり、なかなかバックアップの時間を作れない可能性があります。
また思ったよりデータ量が大きく、手持ちの外部ストレージでは容量が足りない場合もあるので、引っ越しが決まったらできるだけ早めにバックアップを開始しましょう。
3.重要パーツの取り外し
自分でPCの組み立てを行える人は、あらかじめ高価なパーツを取り外しておくのも有効です。
特に高価なゲーミングPCになると、グラボだけで10万円を超えることも。
各パーツを個別に搬送することで、衝撃によってPCケース内で部品が落下し、破損するといった事故を予防できます。
ただし、パーツの付け外しが原因でトラブルが発生する場合もあるので、自信のある人以外は無理に取り外す必要はありません。
4.引っ越し中の衝撃や振動対策
ゲーミングPCを引っ越し中の衝撃や振動から守るために、以下の対策を紹介します。
梱包材やダンボール箱の準備
自分でゲーミングPCを梱包する場合は、梱包材や緩衝材を用意しなければなりません。
梱包材や緩衝材は、大抵のホームセンターで購入することができます。
また、ダンボール箱も適切なサイズを選ぶことが重要。大きすぎるとPCが動きやすくなり、小さすぎると、十分な梱包材を敷き詰めることが難しくなります。
PCや周辺機器の適切な梱包
ゲーミングPCをダンボール箱にしっかりと固定し、衝撃を吸収して、移動中の動きを最小限に抑えましょう。
また、周辺機器の中では、液晶モニターがかなり衝撃に弱いので取り扱いは特に注意。
筆者自身、引っ越し後になぜか液晶モニターの画面が傷だらけになっていたという経験があるので、丈夫でも傷が入りやすい機器はしっかり保護することが大切です。
適切な保管場所の選択
温度や湿度の変化は、ゲーミングPCや内部のパーツに悪影響を与えることがあります。
なので、梱包してから開梱するまでに数日かかる場合は、保管する場所が適切な温度と湿度の範囲内であることが望ましいです。
少なくとも通気性の良い場所に設置し、十分な空気の循環を確保しておきましょう。
5.ゲーミングPCの保険や保証を確認
どんなに準備を万全にしていても、引っ越し中にゲーミングPCが故障する確率をゼロにはできません。
事故等が発生したときでも慌てないために、事前に引っ越し業者、およびゲーミングPCを購入したメーカーの保証や対応を確認しておくとよいです。
また、引っ越し前にPCやパーツの状態を写真に撮っておくと、損傷が生じた場合に保険の申請やトラブルの解決に役立つ可能性があります。
6.引っ越し先で適切なPC環境を確保する
引っ越しをスムーズに行い、新居で快適にゲーミングPCを使用するためにも、デスクや椅子の配置は事前に考えておくとよいです。
ポイントは以下のとおり。
- 照明のチェック
- 電源のチェック
- 設置場所の安定性
十分な明るさを確保できるかによって、作業環境の快適さが変わります。
照明の位置を確認しておき、明るさが足りないと感じたら、適切な照明を追加することで目の疲れを軽減できます。
そして、電源の場所や差込口の数も重要。コンセント数が少ないと、ゲーミングPCや周辺機器の電源を確保するのが難しくなり、長い延長ケーブルが必要になって部屋の外観も損ないます。
さらに、デスクや椅子を置く場所は、床の安定性もチェックしておきましょう。
グラグラ揺れる場所に設置してしまうと、ゲームや作業に支障をきたす恐れがあるので注意です。
7.引っ越し後は掃除とメンテナンスを
引っ越し時は、ゲーミングPCのクリーニングやメンテナンスのチャンス。
特にパーツを取り外している場合は、普段よりも掃除しやすくなります。
クリーニングを行うことで、移動中の振動で落ちたケース内のほこりが悪さをし、誤作動を引き起こす等の問題を減らせます。
また、ほこりの除去で冷却性能が回復すれば、パーツの寿命延長やパフォーマンスのアップも期待できるでしょう。
ただし、クリーニングには専門的な知識が必要なこともあるので、PCショップにお願いするのも一つの方法です。
8.引っ越し後のパーツ組み立て
クリーニングが完了したら、取り外していたパーツ・ケーブル・周辺機器を再接続します。
ケーブルの挿し間違えや、各端子の破損に注意しながら慎重に接続しましょう。
また余ったケーブルを、ケーブルタイやケーブルホルダーなどで、適切に処理することも重要。
特にPCケース内部のケーブルは、最適なルートで配置することで、美しい見た目と良好なエアフローを確保することができます。
9.引っ越し後の起動とテスト
すべての接続を終えたら、ゲーミングPCの電源を入れ、正常にオペレーティングシステム(OS)が起動することを確認します。
無事に立ち上がればそのまま使用してもよいですが、ベンチマークテストなどで負荷テストを実施しておくと、ゲーム中にシステムダウンするリスクを抑えることができます。
10・ヘッドセット・コントローラー等の接続
ゲーミングPC本体が安定して動作することが確認できたら、ヘッドセットやコントローラー等のデバイスを接続します。
ヘッドセットは、音声出力とマイク入力が正常に機能するかをチェック。
マウスやコントローラーを使用している人は、各ボタンの動作をテストし、引っ越し中によって不具合が発生していないかを確認しておきましょう。
おわりに
以上、引っ越しでゲーミングPCを運ぶときの準備や注意したいことでした。
ゲーミングPCは高価な精密機器なので、どうしても、持ち運びは慎重にならざるを得ません。
とはいえ、今回紹介したすべての準備や確認を行わなくてもよいので、自分に必要だと思える項目を選んでスムーズに引っ越しを進めていきましょう。
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【結論】ゲーミングPCのウイルス対策にセキュリティソフトは必要か
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