ワイヤレスで接続できるBluetoothスピーカーは、見た目もスッキリで設置しやすいというメリットをもつが、音の”遅延”が弱点になることもある。
音楽を聴くときはそれほど気にならなくても、ゲームや動画で音を出したときに、映像と音声のズレに違和感を感じた経験がないだろうか。
このような遅延が気になる場面には「aptX LL（aptX low latency）」のような、低遅延コーデックに対応するスピーカーがオススメ。
遅延を抑えることで、ワイヤレスであってもゲームや動画を快適に楽しむことができるからだ。
そこで今回は、aptX LLに対応するスピーカー「DM-40BT」および「DSB-50BT」をご紹介。
「遅延の少ないBluetoothスピーカーがほしい」という人は、ぜひ参考にしていただきたい。
遅延の少ないBluetoothコーデック「aptX LL」とは
「aptX LL」は、40ms未満の遅延を実現するBluetoothのコーデックだ。
Bluetoothの標準コーデックとされているSBCの220msに比べると、非常に遅延の小さいことがわかる。
これならゲームや動画にBluetoothスピーカーを利用しても、安心して楽しむことが可能だ。
遅延についてだけなら有線接続にすればいいのだが、部屋に置いても邪魔になりにくく、自由に動けるというワイヤレスの魅力は大きい。
いまさら有線の生活には戻れない！という人にも最適なスピーカーとなっている。
「aptX LL」を利用するには、受信するスピーカーだけでなく、送信側も対応している必要がある。
もし「aptX LL」に対応している機器を持っていなくても、トランスミッターを使用することで対応させることが可能だ。
aptX LL対応の低遅延Bluetoothスピーカー
PioneerDJ DM-40BT
クリアな低域音再生を実現するという「Groove技術」や、立体感のある音を特長とした「DECO技術」を搭載したBluetoothスピーカー。
キャビネットのフロント部を曲面にすることで、不要な音の干渉を減らして広がりのある高音域を再生できるとしている。
対応コーデックは、SBC/AAC/aptX/aptX LLと豊富。AACにも対応するため、iPhoneのようなApple製品にも活躍するBluetoothスピーカーとなっている。
主なスペック
■主な機能
・形式：2wayバスレフ型アクティブモニタースピーカー
・トゥイーター：3/4インチソフトドームトゥイーター
・ウーファー：4インチグラスファイバーウーファー
■ターミナル
・入力端子：1 LINE (RCA)、1 LINE (Mini-jack)
・出力端子：1 HEADPHONE MONITOR (Mini-jack)
■Bluetooth
・アウトプット：Bluetooth 標準規格 Class 2
・対応コーデック：SBC、AAC、クアルコムaptX、クアルコムaptX Low Latency
・バージョン：Bluetooth 標準規格 Ver. 4.2
DENON DSB50BT
2つの40mmフルレンジドライバーに加え、重低音を強化する40×83mmの大型パッシブラジエーターを搭載し、コンパクトながらパワフルなサウンドを実現するという。
IP6X相当の防塵性能とIPX7相当の防水性能を備えるため、砂ぼこりや水を気にすることなく、アウトドアでも役立つことが特長。
最大10時間の連続再生が可能な大容量バッテリーを装備しており、場所を選ばず、様々な場所で利用できるBluetoothスピーカーとなっている。
主なスペック
■主な仕様・機能
・サイズ：163×58×56mm
・質量：390g
・防塵・防水性能：IP6X相当/IPX7相当
・AUX入力：3.5mmステレオミニジャック
■Bluetooth
・バージョン：4.2
・対応プロファイル：A2DP/AVRCP/HFP
・対応コーデック：SBC/AAC/aptX Low Latency
・対応コンテンツ保護：SCMS-T方式
・ステレオペアリング：対応（Envaya Link）
・マルチペアリング：8台まで
・マルチポイント：2台
■バッテリー
・タイプ：リチウムポリマー
・動作時間：10時間
・充電時間：2.5時間
まとめ
「aptX low latency」に対応するBluetoothスピーカーは、ゲームや動画などの利用に適しており、遅延を最優先に考える人におすすめだ。
ケーブルに縛られることもなく、デスクや部屋に置いても邪魔になりにくいため、手軽に設置しやすいところが魅力。
興味のある方はぜひ一度、チェックしてみてはいかがだろうか。
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【aptX LL】遅延の少ないBluetoothスピーカーおすすめ7選
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