「ゲーミングPCにはメモリがどれくらい必要なの?」そんな疑問を感じたことはありませんか?
16GBで足りる?それとも32GBが必要?――ゲームによって必要な容量が違うから、正解がわかりにくいのが実情です。
実は筆者も、昔8GBのメモリでプレイ中にゲームが止まり、何度も悔しい思いをしました。あとで「最初から調べておけばよかった…」と後悔した経験があります。
そこでこの記事では、ゲーミングPCのメモリ容量の目安について、「ゲームジャンル別」「使い方別」「よくある失敗例」などを、初心者でもわかる言葉で丁寧に解説します。
実際に筆者の周囲からは「説明を聞いてムダな買い物を防げた!」「最適なメモリがすぐにわかった!」という声も届いています。
「あとから後悔したくない…」という気持ち、よくわかります。でも、この記事があればもう迷う必要はありません。
さあ、今すぐ読み進めて、自分にぴったりのメモリ容量を見つけ、最高のゲーム体験を手に入れましょう!
ゲーミングPCにおけるメモリの重要性とは?

メモリは作業机
ゲーミングPCにとって、メモリはとても大切なパーツのひとつです。容量が足りないと、ゲームの動きがカクついたり止まったりして、楽しいはずのプレイがストレスになります。
メモリは、必要な情報を一時的にためておく「作業机」のような役割を持っています。
マップ、キャラクターの動き、サウンドなど、ゲームの中で動くさまざまなデータを処理しています。
もしこの作業机(メモリ)が小さすぎると、PCはデータの出し入れに時間がかかり、動作が重くなってしまうのです。
とくに最近の3Dゲームは、画面がキレイでデータ量が多いため、より広いメモリが必要になります。
必要なメモリ容量を知ろう
たとえば「フォートナイト」や「Apex Legends」などのバトルロイヤルゲームは、多くのプレイヤーが同時に動くため、大量のデータを扱います。
このようなゲームを8GBのメモリでプレイすると、動作が遅くなったりカクついたりすることがあります。ですが、16GBのメモリがあれば、安定して快適にプレイできるようになります。
また、ゲーム中にボイスチャットを使ったり、画面を録画したりすると、そのぶんメモリの負荷も上がります。
このように、ゲームを思い切り楽しみたいなら、メモリ容量は16GB以上を目安に選ぶのがおすすめです。
パソコンの性能をしっかり活かすためにも、メモリはけっして見逃せないポイントです。
ゲームジャンル別メモリ容量の目安一覧
ゲームの種類によって、必要なメモリの容量は大きく変わります。どのくらいのメモリが必要かは、自分がどんなジャンルのゲームを遊ぶかで決めると失敗しません。
ゲームには「軽いゲーム」と「重いゲーム」があります。たとえば、マップが広くてキャラクターの多いゲームほど、パソコンへの負担が大きくなり、必要なメモリも増えます。
だから、すべての人が32GB必要なわけではありません。必要以上の容量はお金のムダにもなります。以下に、ジャンルごとのおすすめメモリ容量を紹介します。
- FPS・バトロワ系(Apex、Valorant、CoDなど)
→ 推奨:16GB / 快適ライン:16〜32GB
スピード感のある動きやエフェクト処理が多く、メモリ負荷が中〜高。 - MMORPG・オープンワールド系(FF14、原神、Starfieldなど)
→ 推奨:16GB / 快適ライン:32GB
マップが広く、NPCやクエスト処理も多いので、32GBあると安心。 - 軽量ゲーム(LoL、Among Us、マインクラフトなど)
→ 推奨:8〜16GB / 快適ライン:16GB
ゲーム自体の負荷は小さいが、他のソフトと同時起動なら16GBが理想。
また、2025年以降はさらに高画質・高負荷なゲームが増えていくと予想されるため、「将来を考えて少し多めに選んでおく」と安心です。
自分がどのジャンルのゲームをメインで遊ぶかをもとに、必要なメモリ容量を判断しましょう。迷ったら16GB、ヘビーゲーマーや配信もしたいなら32GBがひとつの目安です。
関連記事
用途別!おすすめのメモリ容量目安

メモリの最適な容量は、「ゲームだけをする人」と「配信や編集もする人」ではまったく違います。自分の使い方に合った容量を選ぶのが大切です。
メモリは、同時に開くアプリの数が多くなるほど、たくさん使われます。
ゲームをしながらボイスチャットや録画ソフト、編集ツールなどを使う場合、それぞれがメモリを消費するため、余裕がないと動作が遅くなってしまいます。
以下は、用途別のメモリ容量の目安です:
- ゲームだけを楽しみたい人
→ 16GBで十分。軽めのゲームなら8GBでも動作しますが、将来性を考えると16GBがおすすめ。 - ゲーム+配信や録画もしたい人
→ 最低でも32GB。OBSなどの録画・配信ツールはメモリを多く使うので、16GBでは足りない場面も。 - ゲーム+動画編集やイラスト制作もする人
→ 32GB以上が理想。特に高画質の動画ファイルやレイヤーが多い画像を扱うなら、メモリが多いほど快適。
これらの作業をストレスなく行うためにも、使い方に応じたメモリ容量を選びましょう。
ゲームだけなら16GBで十分ですが、配信やクリエイティブ作業もしたい人は32GB以上が安心です。
よくあるメモリ容量の違いと選び方のポイント
メモリは「多ければいい」というわけではなく、自分の使い方に合った容量を選ぶことが大切です。
メモリには8GB、16GB、32GB、64GBなどさまざまな容量がありますが、使い道によって必要な量が変わります。
また、メモリには「DDR4」「DDR5」などの世代や「速度(MHz)」もあり、これらがパソコンのスピードに影響することもあります。
ただし、むやみに容量を増やすとお金がもったいないですし、少なすぎると動作が遅くなる原因になります。
- 8GB:最低限の容量。ネット、動画視聴、軽めのゲーム用。重いゲームや配信には向いていません。
- 16GB:現在のスタンダード。多くのゲームを快適にプレイでき、作業にも対応可能。
- 32GB:配信や動画編集など、高負荷な作業もスムーズ。将来も安心の余裕ある構成。
- 64GB以上:3Dモデリングや映像制作など、専門的な作業をする人向け。ゲームだけならオーバースペック。
また、DDR5メモリは新しい規格で速いですが価格が高め。ゲーミング目的なら、まだ普及していて価格も安定しているDDR4でも十分です。
「今どんな作業をするか」「これから何をしたいか」を考えて選ぶのが失敗しないポイント。迷ったら16GBか32GBが現実的でコスパも良い選択です。
ノートとデスクトップで違いはある?注意点を解説

ゲーミングPCを選ぶとき、ノートかデスクトップかによってメモリの選び方や注意点が変わってきます。
ノートPCはコンパクトな分、メモリスロットの数が少なく、あとから増設できないこともあります。
反対にデスクトップPCは内部に余裕があり、メモリの交換や追加がしやすく、長く使いたい人には有利です。
- ノートPCの場合
・最初から「16GB」や「32GB」を選ぶのが安心。
・増設できないモデルも多いので注意が必要。
・「SO-DIMM」という小型メモリで、デスクトップ用と互換性がない。 - デスクトップPCの場合
・メモリスロットが多く、後から容量を増やすのが簡単。
・8GB×2 → 後から16GB×2を追加するなど、柔軟にカスタマイズ可能。
・パーツ交換の自由度が高いため、将来的にスペックアップしやすい。
ノートPCは購入時の容量選びが超重要。増設前提ならデスクトップPCのほうが自由度が高くておすすめです。
今のメモリで足りてる?チェックする方法と改善策
「今使っているパソコンのメモリが足りているか」は、自分で簡単にチェックできます。もし足りないと感じたら、早めの対策が必要です。
ゲーム中にカクついたり、ソフトが急に落ちたりするのは、メモリ不足のサインかもしれません。
Windowsパソコンなら、タスクマネージャーで現在のメモリ使用率が確認できます。
- メモリ使用率の確認方法(Windows)
①「Ctrl + Shift + Esc」を押して、タスクマネージャーを開く
②「パフォーマンスタブ」→「メモリ」を選択
③ゲーム中や録画中の使用率が80%を超えていれば、メモリ不足の可能性大 - 改善策
・空きスロットがあれば、同じ種類・容量のメモリを追加
・すでにスロットがいっぱいなら、今のメモリをより大容量のものに交換
・メモリ交換時は、マザーボードと相性の良いメーカーを選ぶと安心
メモリの増設は、作業スピードが上がるだけでなく、PC全体の寿命を延ばすメリットもあります。
「最近動きが遅いな…」と感じたら、まずはメモリの使用状況をチェックしてみましょう。不足していたら、迷わず増設を!
BTOカスタマイズ時のメモリ選びアドバイス

BTO(カスタム注文型)ゲーミングPCを購入するときは、メモリの選び方がとても重要。数ある選択肢の中から、自分に合った容量を選びましょう。
BTOパソコンでは、8GB/16GB/32GB…など、希望に合わせて自由に構成できます。
ただし、容量が多すぎると予算オーバーに、少なすぎるとあとで後悔することに。だからこそ、今と少し先の使い方を考える必要があります。
- コスパ重視派:16GBがおすすめ。価格と性能のバランスが取れていて、ほとんどのゲームに対応可能。
- 将来も見越して余裕を持たせたい人:32GBを選ぶと安心。特に配信や動画編集も考えている人に最適。
- 安心できるメーカー:Crucial、Corsair、Kingstonなど信頼性の高いブランドが◎
また、BTOショップによっては「相性保証」があるところもあるので、サポート体制もチェックすると安心です。
BTOでメモリを選ぶときは、「今の使い方+将来やりたいこと」を想像して決めましょう。あとから増設しにくいノートPCなら特に慎重に!
まとめ
ゲーミングPCのメモリ選びは、ゲームを快適に楽しむための重要なポイントです。
この記事では、「ゲームジャンル別」「使い方別」に合わせたメモリ容量の目安をわかりやすく解説しました。
現在は16GBが基本ラインですが、実況配信や動画編集もしたい方には32GBがおすすめです。
また、ノートとデスクトップではメモリの増設や選び方に違いがあるため、その点もチェックしておきましょう。
迷ったときは、「今やること+将来やるかもしれないこと」をセットで考えると失敗しにくくなります。自分に合ったメモリ容量を選んで、後悔のないゲーミング環境を手に入れましょう!