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「JN-IPS27WQHD-C65W-HSP」レビュー&スペック解説

「JN-IPS27WQHD-C65W-HSPはどんなモニター・ディスプレイ?機能やスペックについて知りたい。」

このような悩みに答えます。

本記事の内容

  • 「JN-IPS27WQHD-C65W-HSP」の特徴とスペック情報
  • 「JN-IPS27WQHD-C65W-HSP」の基本仕様まとめ

この記事では、JAPANNEXT(ジャパンネクスト)製「JN-IPS27WQHD-C65W-HSP」の特徴や基本仕様をまとめています。

また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!

JN-IPS27WQHD-C65W-HSPの基本スペック

パネルサイズ27インチ
パネルタイプIPS(ADS)
解像度2560×1440
リフレッシュレート60Hz
視野角H178°、V178°
輝度400cd/m2
コントラスト比1000:1
応答速度14ms(Typ)
最大表示色10.7億色
色域sRGB 99%、DCI-P3 95%
HDRHDR10
スピーカー2W×2
サイズ(約)614×394~504×191mm
重量(約)5.4kg
接続HDMI、DP、USB-C
USB、オーディオ出力
消費電力通常21W
主な付属品スタンド一式、HDMIケーブル
Type-Cケーブル、USB-B to USB-Aケーブル
電源ケーブル、マニュアル、保証書
VESAマウント延長スペーサー
※2025年9月時点

モニターの概要と注目ポイント

基本スペックと価格帯の魅力

「JN-IPS27WQHD-C65W-HSP」は、27インチのIPS系(ADS)パネルを搭載し、WQHD(2560×1440)の高解像度に対応した液晶モニターです。

一般的なフルHD(1920×1080)と比べて、約1.8倍の作業領域を確保できるため、テキスト作業や表計算、Web閲覧など日常的なPC作業の効率を一気に引き上げてくれます。

しかも、USB-C給電(最大65W)・KVM機能・昇降スタンド・HDR10対応など、多機能を詰め込んで3万円前後という価格帯。

このコストパフォーマンスの高さは、同価格帯の中でも頭ひとつ抜けており、在宅ワークや映像鑑賞用としても注目度の高いモデルです。

本体サイズは標準的な27インチで、スタンド付きの状態でも奥行191mmと省スペース設計。ベゼル幅は約1.5mmと非常に狭額縁で、画面が浮き出るような没入感を得られます。

高精細な作業環境を実現するWQHD解像度

WQHDという解像度は、作業領域の広さと視認性のバランスが良く、27インチの画面サイズと非常に相性の良い組み合わせです。

フルHDモニターでは表示しきれない大きな表やプログラム画面でも、拡大せずに一度に表示できるため、スクロール回数を減らし、作業効率を大きく改善します。

また、文字やアイコンのドットがよりクッキリ表示されるため、細かい文字でも読みやすく、長時間の作業でも目が疲れにくい点も魅力です。

WQHDは写真編集や映像制作などのクリエイティブ用途はもちろん、ExcelやPowerPointなどを使うビジネスシーンにもフィットします。

「仕事と趣味、どちらにも使える万能モニターが欲しい」という方に最適な解像度です。

色域や色の再現性

sRGB 99%・DCI-P3 95%の広色域パネル

JN-IPS27WQHD-C65W-HSPに採用されているIPS(ADS)パネルは、色再現性の高さも評価できます。

sRGBカバー率は99%、DCI-P3は95%と、一般的なモニターよりも広い色域をカバーしており、色の正確さが求められる写真・映像編集用途にも対応可能です。

クリエイティブ用途で本格的な制作環境を構築したいと考えている方にとって、発色の美しさは大きなポイントです。

プロフェッショナル用途に特化したモニターではないものの、趣味レベルの制作には十分以上の再現力を備えています。

加えて、表示色は10億7000万色と滑らかなグラデーション表現が可能で、アニメ・映画・ゲームなどのコンテンツ視聴においても、リアルで繊細な映像美を楽しめます。

HDR10対応で深みのある映像体験

本機はHDR10に対応しており、最大輝度400cd/㎡を実現しています。HDR対応の映像ソースを使用すれば、明暗のコントラストをより鮮やかに、自然に表示できます。

暗いシーンのディテールが潰れず、明るい場面では白飛びしにくくなるため、リアリティを追求した映像表現が可能になります。

例えば、HDR対応の映画やゲームでは、空の光や水面の反射、暗がりの中のディテールなどがしっかり描写され、視覚的な満足度が格段に向上します。

「映像をただ見るだけでなく、味わいたい」というユーザーには特におすすめできるポイントです。

機能性の高さと快適な操作性

USB-C給電+KVM対応のハイブリッド仕様

JN-IPS27WQHD-C65W-HSPの大きな魅力の一つが、USB Type-Cポート(最大65W給電)を搭載している点です。

USB-Cケーブル1本で映像出力・給電・データ通信が可能なため、ノートPCとの接続が非常にスマートになります。

さらに、KVM機能を活用すれば、デスクトップPCとノートPCを接続していても、モニターに繋いだキーボードやマウスをそのまま切り替えて使用できます。

テレワークとプライベートPCの切り替えが日常的なユーザーにとって、この機能は作業効率を劇的に向上させる強力なサポートとなるでしょう。

KVM対応は高価格帯のモデルに多く採用される機能であり、この価格帯で搭載されているのは特筆すべきポイントです。

昇降・回転・角度調整に対応した多機能スタンド

モニターの位置や角度を自由に調整できるのも、本機の大きな強みです。

  • 高さ調整(昇降):最大110mm
  • チルト:-5°〜+20°
  • スイーベル:左右各30°
  • ピボット:右回転90°で縦画面に対応

この柔軟なスタンド調整により、作業姿勢や目線に合わせて快適な視聴ポジションを取ることができます。

また、縦画面表示ができるため、プログラミングや縦長のWebページ閲覧、SNS表示など、用途に応じた使い分けも可能になります。

デフォルトのスタンドにこれだけの機能が揃っていることも、使い勝手の面で高く評価できる要素です。

接続性の豊富さ

HDMI・DisplayPort・USB-Cの3系統入力対応

接続面では、多様なデバイスに対応できるように、以下の3つの映像入力端子を搭載しています。

  • HDMI 2.0(WQHD@60Hz)
  • DisplayPort 1.2(WQHD@60Hz)
  • USB-C 3.1(WQHD@60Hz、最大65W給電)

これにより、デスクトップPC・ノートPC・ゲーム機・タブレットなど、さまざまな機器と簡単に接続できる柔軟性を持っています。

特にUSB-C端子は、映像・給電・データ通信を1本でこなせるため、ケーブル周りがスッキリし、デスク環境をスマートに保てます。

USBハブ+KVM機能で作業効率アップ

さらに本機は、USB-A端子×2、USB-B端子を搭載しており、USBハブ機能+KVM切替に対応しています。

これにより、マウス・キーボードなどの周辺機器をモニターに直接接続し、ボタン1つで接続先を切り替えることが可能です。

例えば、仕事用のノートPCと自宅用のデスクトップPCの両方を使っているユーザーでも、1組の入力デバイスで使い回せるので、非常に便利です。

こうした充実の接続性は、複数デバイスを同時に使うクリエイターやビジネスに従事する人にとって大きなアドバンテージとなります。

こんな人におすすめ!

  • デスクワークで、作業領域の広いWQHDモニターを探している人
  • USB-C給電でノートPCとスマートに接続したい人
  • KVM切替で複数PCを1組のキーボード・マウスで操作したい人
  • 動画鑑賞や写真閲覧を快適に楽しみたい人
  • ピボットや高さ調整など柔軟なスタンド機能を活用したい人

3万円前後という価格帯で、これだけの機能性・色表現力を備えたモデルは少なく、汎用性重視の1台を探している方にはまさに理想的な選択肢といえるでしょう。

注意点やデメリット

応答速度が遅く、ゲーム用途には不向き

本機の応答速度は最大14msと、ゲーミングモニターに比べてかなり遅めです。

また、リフレッシュレートも60Hz止まりで、動きの速いFPSや格闘ゲームをプレイするには物足りなさを感じるでしょう。

そのため、このモニターは基本的にゲーム用途をメインとした利用には不向きです。

「PS5やPCゲームを本格的に楽しみたい」という方は、144Hz以上の高リフレッシュレートモデルを選ぶほうが適しています。

PIP/PBPやMPRTには非対応

画面を分割して表示するPIP/PBP機能や、残像感を軽減するMPRTなどのゲーミング・マルチタスク機能は搭載されていません。

そのため、複数ソースを同時に映したいユーザーや、残像の少ない滑らかな映像を重視するゲーマーには適していません。

あくまで「作業効率・色再現性・接続性」の3点に重きを置いた設計であると理解しておきましょう。

まとめ

JAPANNEXT「JN-IPS27WQHD-C65W-HSP」は、WQHD解像度・広色域・USB-C給電・KVM対応など、多機能かつ実用性の高い要素を詰め込んだ27インチモニターです。

価格帯は3万円前後と非常にリーズナブルでありながら、スタンド機能も充実しており、在宅ワークや趣味用途まで幅広く対応できるコストパフォーマンスの高い製品の一つ。

ゲーミング用途には向かないものの、作業効率や快適性を重視したい方にとっては、確かな満足感が得られるでしょう。

「USB-C給電対応で、色もキレイ、かつ画面も広いモニターが欲しい」そんな方に、強くおすすめできる1台となっています。

  • この記事を書いた人

ミルミル

PCゲーマー歴30年。PC・ゲーム・ブログを愛しています。 70000PV達成、Twitterフォロワー数1万人。 当ブログ「ゲームPCライフ」では、ゲームや仕事で極上の環境を手にしたい人に向けて、ゲーミングデバイスやPCに関する情報を発信しています。

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