「VA2708-2K-MHDはどんなモニター・ディスプレイ?機能やスペックについて知りたい。」
このような悩みに答えます。
本記事の内容
- 「VA2708-2K-MHD」の特徴とスペック情報
- 「VA2708-2K-MHD」の基本仕様まとめ
この記事では、ViewSonic(ビューソニック)製「VA2708-2K-MHD」の特徴や基本仕様をまとめています。
また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!
VA2708-2K-MHDの基本スペック
パネルサイズ | 27インチ |
パネルタイプ | IPS |
解像度 | 2560×1440 |
リフレッシュレート | 100Hz |
視野角 | 178°/V178° |
輝度 | 300cd/m2 |
コントラスト比 | 1000:1 |
応答速度 | 1ms(MPRT) ※オーバードライブ時 |
最大表示色 | 約1677万色 |
色域 | - |
HDR | HDR10 |
スピーカー | 2.5W×2 |
サイズ(約) | 613.2×449.9×190mm |
重量(約) | 3.3kg |
接続 | HDMI×2、DP 音声出力 |
消費電力 | 標準32W |
主な付属品 | スタンド一式、HDMIケーブル プラグ付き外部電源アダプター ネジセット(ドライバー1本, ネジ3本) クイックスタートガイド、保証書 |
モニターの概要と注目ポイント

27インチWQHD×IPSパネルで映像も作業も快適に
ViewSonic「VA2708-2K-MHD」は、27インチのWQHD解像度(2560×1440)に対応したモニターで、フルHDよりも約1.8倍の表示領域を確保できるのが大きな特徴です。
これにより、複数ウィンドウを並べた作業や、高精細な画像表示がより効率的に行えます。
搭載パネルには「SuperClear IPS方式」が採用されており、視野角は上下左右178°と広く、どの角度から見ても画面の明るさや色味が安定しています。
この広視野角により、色の変化が少なく、マルチユーザーでの利用やマルチディスプレイ環境でも違和感なく活用できます。
デザイン面では、3辺フレームレス構造を採用しており、見た目もスタイリッシュ。複数台並べても境界が目立ちにくく、デュアルモニター構成を考えている方にも相性抜群です。
リフレッシュレート100Hz+1msで滑らかな操作感
本製品のリフレッシュレートは最大100Hz。一般的な60Hzと比べて動きがなめらかで、ブラウジングやスクロール、動画再生の際のカクつきを大幅に軽減できます。
特に、普段のPC操作や映像視聴が多いユーザーにとって、このリフレッシュレートの違いは体感しやすいポイントです。
さらに、応答速度はMPRT 1ms(※オーバードライブ時)に対応しており、マウスの動きに対する画面の反応が非常にスムーズ。
動きの速いコンテンツでも残像が少なく、映像編集やカジュアルなゲームプレイにも十分対応できます。
色域や色の再現性

SuperClear IPSで角度による色ズレを最小限に
VA2708-2K-MHDの魅力は、単にIPSというだけではなく、ViewSonic独自の「SuperClear」技術を採用している点にもあります。
これにより、従来のIPSパネルよりもさらに自然で明るい色合いを維持でき、色のブレが起きにくいのが特徴です。
どの方向から見てもコントラストが保たれ、画面共有の際にも見やすさを損ないません。家庭用としてはもちろん、オフィス用途や制作現場にも対応できる色表現です。
ただし、sRGBやDCI-P3などの色域比は公開されていないため、色の正確性が重要な写真や映像を扱うクリエイティブな作業には注意が必要です。
趣味レベルでの画像加工やデザインであれば問題ありませんが、プロフェッショナルなカラーマネジメントが求められる場面では別モデルを検討するのが無難です。
HDR10対応でより深みのある映像体験
このモニターは、業界標準の「HDR10(High Dynamic Range)」に対応しています。
HDRは明るい部分と暗い部分の輝度差をよりリアルに表現できる技術で、コントラストに奥行きが生まれます。
HDR10に対応していることで、一般的なSDRモニターに比べて明暗差がしっかり表現され、映像コンテンツやゲームの没入感が一段と向上します。
YouTubeやNetflixなどHDRコンテンツを扱うサービスとの相性も良好です。
輝度は最大300cd/㎡とそこまで高くはありませんが、WQHD解像度との相乗効果で細部までクリアに表示され、2万円台という価格を考えれば高いクオリティを誇ります。
機能性

目に優しいEye ProTech機能で長時間使用も安心
VA2708-2K-MHDは、長時間作業する人への配慮として「Eye ProTech」技術を搭載。
これはブルーライトフィルターとフリッカーフリー技術を組み合わせた目に優しい仕様で、目の負担を軽減し、疲れにくい画面環境を作ります。
特に、画面のちらつきを抑えるフリッカーフリー技術は、見た目では気づきにくいながらも、長時間の使用で大きな差を生むことがあります。
デスクワーク・在宅勤務・リモート学習などで一日中モニターを眺める人にとって、この機能はありがたい存在です。
ブルーライトカット機能も、色温度を調整しながら目に有害な光を抑えてくれるため、夜間の作業や暗所での使用にも適しています。
ViewModeプリセットでシーンに合わせた映像調整が可能
本機には、独自の「ViewMode」が搭載されており、「ゲーム」「映画」「Web」「テキスト」「モノクロ」など、用途に応じて最適な映像モードを簡単に切り替えられます。
例えば、Web閲覧では文字がくっきり表示されるようにコントラストとガンマが調整され、映画モードでは彩度や明暗のバランスが映画向けに最適化されます。
これらのプリセットモードは、ディスプレイ設定に詳しくないユーザーでも直感的に扱えるのが利点で、シーンに応じてベストな表示環境を手軽に得られます。
接続性

HDMI×2&DisplayPort×1で幅広いデバイスに対応
映像入力端子はHDMI 2.0が2つ、DisplayPort 1.4が1つ搭載されており、PC・ノートパソコン・ゲーム機など複数のデバイスと同時に接続が可能です。
HDMIとDisplayPortの両対応により、最新のグラフィックボードやノートPCとの親和性も高く、リフレッシュレート100Hzの恩恵を最大限活かせます。
また、ステレオミニジャックの音声出力端子も搭載しているため、外部スピーカーやヘッドホンへの接続もスムーズ。用途やシーンに応じた柔軟な接続環境が整っています。
内蔵スピーカーでちょっとした音出しにも対応
モニター本体には、2.5W×2のステレオスピーカーが内蔵されています。音質はあくまで補助的なレベルではありますが、シンプルな動画視聴や通知音の再生には十分な性能です。
外付けスピーカーやヘッドホンのない場面でも、すぐに音を出せるのは便利なポイント。
特に、サブモニターとして使う際や、キッチンやサブ作業部屋などでのライトな利用にも役立ちます。
こんな人におすすめ!

- 2万円台で高解像度(WQHD)のモニターを探している人
- 作業領域の広い27型モニターで、マルチタスクを快適に行いたい人
- 動画視聴やカジュアルなゲームも楽しめるIPSモニターが欲しい人
- ブルーライトカットなどの目に優しい機能を重視している人
- コスパ重視で、スペック・品質ともに妥協したくない人
注意点やデメリット
ゲーミングやプロ用途にはやや物足りなさも
VA2708-2K-MHDは、最大100Hzのリフレッシュレートや1ms応答速度に対応していますが、144Hz~240Hzを求めるゲーマーにとってはやや物足りない性能です。
Apex LegendsやVALORANTなどのFPSを高フレームレートでプレイしたい方には、もう一段階上のスペックが必要でしょう。
また、色域が非公開であるため、正確な色表現が必要なプロユース(写真現像・印刷用デザインなど)では信頼性に欠ける面があります。あくまで一般向けまたはセミプロ向けです。
スタンド機能が限定的
スタンドは上下の角度調整(チルト)のみに対応しており、高さ調整・回転(ピボット)・横回転(スウィーベル)には非対応です。
設置場所や作業姿勢によっては、モニターの見やすい位置に合わせにくい場合があります。
ただし、VESAマウント(75×75mm)に対応しているため、モニターアームや別売のスタンドを使用すれば柔軟な設置が可能になります。
まとめ
ViewSonic「VA2708-2K-MHD」は、27インチ×WQHD×IPSパネルを備えながらも2万円台という、非常に高いコストパフォーマンスを誇るモニターです。
SuperClear IPSによる安定した色再現性、HDR10対応で映像美を高め、Eye ProTechやViewModeといった快適性・機能性も充実。
HDMI×2+DP×1の豊富な端子や内蔵スピーカーなど、接続性も申し分ありません。
もちろん、ゲーミングやプロ向けの色再現には限界がありますが、一般的な作業・動画視聴・カジュアルゲームなどにおいては、コスパ上位クラスの1台です。
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