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ASUS「VA34VCPSN」レビューまとめ|特徴&スペック解説

「VA34VCPSNはどんなモニター・ディスプレイ?機能やスペックについて知りたい。」

このような悩みに答えます。

本記事の内容

  • 「VA34VCPSN」の特徴とスペック情報
  • 「VA34VCPSN」の基本仕様まとめ

この記事では、ASUS(エイスース)製「VA34VCPSN」の特徴や基本仕様をまとめています。

また、搭載する機能・技術の解説もしているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を読めば、どんな製品かサクッと理解できます!

VA34VCPSNの基本スペック

パネルサイズ34インチ
パネルタイプ湾曲VA
解像度3440×1440
リフレッシュレート100Hz
視野角H178°/V178°(CR≧10)
輝度300cd/m2
コントラスト比3000:1
応答速度4ms(GTG)
最大表示色16.7M
色域-
HDRHDR10
スピーカー2W×2
サイズ(約)809.3×381.09~511.09×264.943mm
重量(約)6.6kg
接続HDMI、DP、USB-C、RJ45
USB、イヤホンジャック
消費電力使用時28.8W
主な付属品スタンド一式、HDMIケーブル
USB-Cケーブル、電源コード
クイックスタートガイド、保証書
※2025年9月時点

ASUS VA34VCPSNの概要と注目ポイント

34インチウルトラワイド&湾曲ディスプレイの魅力

ASUS「VA34VCPSN」は、没入感あふれる34インチのウルトラワイド湾曲モニターです。

21:9という横長アスペクト比は、従来のフルHD(16:9)と比べて約35%も横に広く、ウィンドウを並べた状態でも圧迫感がなく、作業効率を大幅に向上させてくれます。

さらに、曲率1500RのVAパネルを採用しており、視線と画面の距離を均等に保つことで、目の負担を軽減しながら映像に集中できます。

湾曲モニターは没入感が高く、動画視聴やゲームプレイ時に自然な視野を保てる点が大きな魅力です。

解像度は3440×1440(UWQHD)で、一般的なフルHDよりも高精細。オフィス用途だけでなく、エンタメや軽いクリエイティブ作業まで幅広く対応できます。

ケーブル1本で完結するドッキング対応モニター

本モデルの特筆すべき機能の一つが、USB-Cポートによるドッキング対応です。

DisplayPort Alt Modeと65WのUSB Power Deliveryに対応しており、ノートPCをUSB-Cケーブル一本で接続するだけで、映像出力・データ転送給電を同時にこなせます。

わずらわしいケーブル管理から解放され、デスク周りがすっきりするのは大きなメリットです。

また、RJ45ポート(LAN)も搭載しているため、有線接続による安定したネットワーク環境を構築できる点もビジネス用途において嬉しいポイントです。

加えて、USB-Aポートも3つ搭載しているので、USBハブとしても優秀です。

色域や色の再現性

VAパネルの色再現性と視野角

VA34VCPSNはVAパネルを採用しており、視野角は水平・垂直ともに178°と広く、横から見ても色の変化が少ないのが特徴です。

コントラスト比も3000:1と高く、黒の表現が深く、映画やゲームのダークシーンでも引き締まった映像を楽しめます。

ただし、VAパネルはIPSに比べると色の正確性や色域の広さでは若干劣ります。

色域の公表はされていないため、写真編集や印刷用途など、色再現性が重視される作業には向きません。

とはいえ、動画視聴やWebデザイン、資料作成など一般的な用途であれば十分に満足できる色表現が得られます。

HDR10対応による映像の鮮やかさとその限界

本機はHDR10に対応しており、明暗のコントラストを高めることで、より立体感のある映像を再現します。

HDRコンテンツを楽しむ際には、光と影の違いがくっきりし、臨場感が向上します。

ただし、最大輝度が300cd/㎡と控えめであり、本格的なHDR体験にはやや物足りなさを感じるかもしれません。

あくまで"HDR対応"という位置づけで、HDR10効果を体感できる"エントリーレベル"と捉えるのが妥当です。

そのため、映画や動画を明るい部屋で気軽に楽しみたい方には適していますが、シビアな映像制作などには不向きといえるでしょう。

多機能で実用的なディスプレイ機能

フリッカーフリー・ブルーライト軽減で目にやさしい

長時間モニターを使用するユーザーにとって、目の疲れは大きな課題です。VA34VCPSNは、ASUS Eye Care+ テクノロジーを搭載しており、

  • フリッカーフリー機能(ちらつき防止)
  • ブルーライト軽減機能

の両方に対応。第三者検査機関「TÜV Rheinland」の認証を取得しているため、視認性と安全性の両立が図られています。

ブルーライトカットモードは複数段階から調整でき、作業内容や時間帯に応じて柔軟に設定できます。

特に目が疲れやすい夜間作業や、長時間のデスクワークにおいて効果を実感しやすい仕様となっています。

100Hz駆動&Adaptive-Syncによる滑らかな映像体験

一般的なビジネスモニターのリフレッシュレートが60Hzであるのに対し、VA34VCPSNは最大100Hzに対応しており、より滑らかなスクロールや映像表現が可能です。

また、Adaptive-Sync(可変リフレッシュレート)にも対応しており、軽めのゲームや動画再生時にティアリング(画面のズレ)を防ぐ役割も果たします。

ゲーミング用途としてはやや控えめなスペックですが、ライトユーザーやカジュアルゲーマーには十分な性能と言えるでしょう。

豊富な接続性(I/Oポート)

USB-Cで映像・データ・65W給電を一本化

VA34VCPSNの最大の魅力ともいえるのが、USB-Cポートのマルチ対応です。

  • USB Power Delivery 65W対応(ノートPCへの給電)
  • DisplayPort Alt Modeによる映像出力
  • データ転送

これらすべてをUSB-Cケーブル1本で完結できます。特にノートPCユーザーにとっては、ドック不要での接続が可能になり、テレワーク環境の快適さが格段に向上します。

また、USB-Cポートを中心とした設計により、MacBookなどのUSB-Cデバイスとも相性が良好です。

HDMI・DP・LAN・USBハブで周辺機器との高い親和性

USB-C以外にも、

  • HDMI 2.0
  • DisplayPort 1.4
  • USB-A×3(USB 3.2 Gen 1)
  • イヤホンジャック
  • RJ45(有線LANポート)

と豊富な入出力端子を搭載。デバイスの拡張性が非常に高く、複数の周辺機器を一括で接続できるのも大きな魅力です。

特に、RJ45ポートはビジネスモニターとしては貴重で、有線LAN接続によるネットワークの安定性を求めるユーザーにとって非常に重宝します。

こんな人におすすめ!

ビジネス・テレワーク・マルチタスク重視のユーザーに

ウルトラワイドな作業領域とUSB-Cドッキングの利便性により、ビジネスパーソンや在宅ワーカーに最適なモニターです。

ウィンドウを2〜3枚並べても視認性が高く、資料作成やWeb会議の同時進行もストレスフリー。

特に、外部モニターとしてノートPCと組み合わせる場合、USB-Cで給電・映像出力・通信をすべてこなせる点は業務効率化に直結します。

ゲームも動画も快適に楽しみたいライトゲーマーに

100Hzリフレッシュレート、Adaptive-Sync、湾曲ディスプレイによる没入感の高さは、映像体験を重視するライトゲーマーや動画好きの方にもぴったりです。

2W×2のスピーカーも内蔵されているため、外付けスピーカーを用意しなくても基本的な音声出力はカバーできます。

注意点やデメリット

色域の不明瞭さとクリエイティブ用途の限界

公式スペック上、sRGBやAdobeRGBといった色域のカバー率が明記されていません。そのため、色の正確さが求められるプロのデザインや写真編集などには不向きです。

色の見え方に敏感な作業を行う方は、カラーマネジメント対応のIPSモニターを選んだほうが安心でしょう。

価格帯がやや高めな点とその納得度

現在価格は6万円台~7万円台と、同等サイズのVAパネルモニターと比較するとやや高めの印象を受けます。ただし、

  • USB-Cドッキング
  • LANポート内蔵
  • 豊富なI/Oポート
  • 高い調整性(チルト・スイーベル・高さ)

といった付加価値を考慮すれば、決してコスパが悪いわけではありません。

まとめ

ASUS「VA34VCPSN」は、ウルトラワイド・湾曲パネル・USB-Cドッキング対応という特徴を持った、ビジネスからエンタメまで幅広く使える万能型モニターです。

特に、ノートPCとの相性が抜群で、ケーブル1本で映像・給電・ネットワークをまとめられる利便性は一度使うと手放せなくなる快適さがあります。

一方で、色再現性に関してはプロ向けとは言えないため、用途に応じた選定が重要です。

総じて、テレワーク・マルチタスク・映像視聴を快適にこなしたいユーザーにとって、有力な選択肢となる一台といえるでしょう。

  • この記事を書いた人

ミルミル

PCゲーマー歴30年。PC・ゲーム・ブログを愛しています。 70000PV達成、Twitterフォロワー数1万人。 当ブログ「ゲームPCライフ」では、ゲームや仕事で極上の環境を手にしたい人に向けて、ゲーミングデバイスやPCに関する情報を発信しています。

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